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子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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タグ:瀬田貞二 ( 4 ) タグの人気記事


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読んであげるなら 4,5歳~



(以下、あらすじです)

年をとって、人間からお払い箱となったロバは、ブレーメンを目指して出掛けました。

町の音楽隊に雇ってもらおうというのです。

途中で出会った犬・猫・鶏も皆、ロバと同じく、年を取った故の人間からの仕打ちに耐えきれず、逃げて来た者達でした。

意気揚々とブレーメンを目指すのですが、ブレーメンまでは遠く、一日で着くことは出来ません。

そこで四人は森で一晩泊まることにしました。

木の上で休むことにした雄鳥は、灯りの灯る家を見つけました。

4人はここより寝心地が良いだろうと、その家に向かいます。

中を覗いてみると・・・なんとそこは泥棒の家でした。

お腹の空いている4人は、テーブルの上のたくさんのご馳走を、どうにか自分達のものに出来ないかと、あることを企てたのでした。


*****


この絵本を、昨日5年生に読みました。


もう一冊は、


ゆき (ほるぷ創作絵本)

きくちちき/ほるぷ出版

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意外とね、知っているようで知らない昔話がたくさんあります。

子ども達はとてもしっかり聞いていました。

お話の最後、大爆笑となったのです。

まさか、そんなに受けるとは思ってもいなかったので(^^;)なんだか嬉しい♪

瀬田貞二さんの言い回しは、今時の絵本にないものが多く、一文一文が長いのですが、こんなにも日本語って豊かなのね、と改めて感じる事が出来ます。

子ども達に読む前に何度も練習したのですが、噛むのなんの(><)

句読点でしっかり切って、漢数字の読み方を間違えないようにと、結構練習していきました。


特に最後の泥棒のセリフは、少し早口で焦った感が出るように!


子ども達が爆笑してくれたから、しっかり読めたと思います(^^)


そうそう、漢数字!

このお話は漢数字を習った一年生が音読するのにぴったりなのですよ。

一ぴき、四にん、一にち、四ほう、二三本、一つ、一つき、二ど、一ばん・・・と、

数字だけが漢字で書かれていて、その読み方も様々です。

表現が古いって言えばそうかもしれませんが、直接的表現の多い最近のお話にはない比喩や形容詞も多く、語呂のよい表現が随所に見られます。

こういう文章から小さい子は日本語を学ぶんだわと、つくづく思うのです。

「・・・あめが みっかもふりつづいたような、なさけない かおを・・・」

「・・・きみのなきごえは、ほねのずいまで ひびくなあ」

「どこにだって、しぬより ましなとこなら ころがってるさ。」 

「あんなに あわをくうのでは なかったわい」とか。

パウルクレーに支持したというフィッシャーの絵も、とっても素敵です。



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by yomuyomuehon | 2019-01-29 16:50 | 昔ばなし
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さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・ 日本と世界のむかしばなし (福音館の単行本)

瀬田 貞二/福音館書店

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読んであげるなら 4、5歳~

2016年に生誕100年を迎えた瀬田貞二さん。

子どもの本のよあけ―瀬田貞二伝 (福音館の単行本)

荒木田 隆子/福音館書店

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1月に出版された↑のメッチャ厚い本がまだ読めずに手元においてあります。

同時期に新刊や復刊がたくさんありました。

おなかのかわ (こどものとも絵本)

瀬田 貞二/福音館書店

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は、昼読みで子ども達に読んだところ、子ども達の反応も、そして読み手である私の気持ちも、とっても良かったと報告しましたね。


「さてさて、きょうは何を読もうかな?」と、夜布団に入った子ども達に、電気を消して、携帯の明かりを手に一話か二話読んでいるのが、この本↓の中のお話。

さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・ 日本と世界のむかしばなし (福音館の単行本)

瀬田 貞二/福音館書店

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お兄ちゃん達も、かつて絵本で接して来た日本、そして世界の昔話など、全28話が収められています。

日本の昔話で言えば、

今、絵本として読めるものだけでも、

こしおれすずめ (こどものともコレクション2009)

瀬田 貞二,瀬川 康男/福音館書店

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うしかた と やまうば 日本の昔話 (こどものとも 日本の昔話 10のとびら)

関野 凖一郎(イラスト),瀬田 貞二(その他)/福音館書店

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まのいいりょうし 日本の昔話 (こどものとも 日本の昔話 10のとびら)

赤羽 末吉(イラスト),瀬田 貞二(その他)/福音館書店

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ねずみじょうど(こどものとも絵本)

瀬田 貞二/福音館書店

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ふるやのもり(こどものとも傑作集)

瀬田 貞二(編集),田島 征三(イラスト)/福音館書店

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かさじぞう

瀬田 貞二/福音館書店

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こんなにあります。

どれも目にした事、読んだことがある事でしょう。


そして海外の昔話で言えば、

三びきのこぶた

山田 三郎/福音館書店

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三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

マーシャ・ブラウン(イラスト),せた ていじ(翻訳)/福音館書店

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おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)

わきた かず(イラスト),せた ていじ(翻訳)/福音館書店

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ちっちゃなえほん ちっちゃな ちっちゃな ものがたり ジェイコブズのイギリス昔話集より (日本傑作絵本シリーズ)

瀬川 康男(イラスト),瀬田 貞二(翻訳)/福音館書店

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こちらも有名ですね。

瀬田貞二さんという名前を知らなくても、子ども達はどこかで読んでもらっているのではないでしょうか?

さて、この「さてさて、きょうの・・・」は、1979年に刊行された小冊子に、いくつかを追加して復刊されたもです。

この本が復刊された理由は二つ。

①本来、昔話は語られてきたもので、その語りから、子ども達は自ら心の中に絵を描き、昔話を楽しんできた。その場に子ども達を案内したかったという事。

③瀬田さんの再話、翻訳の妙、日本語の美しさを、まとめて子ども達に味わってもらいながら、昔話の面白さをたっぷり経験して欲しかったという事。


①については、例えば「おんちょろちょろ」で言うと、

仏壇のない暮し、ネズミなんぞ出て来るはずも無い清潔な暮しから、今の子ども達にこの情景を想像できるか?

例えば「まのいいりょうし」で言うと、

なげし、石臼、もんぺ、はばき、藪、炉、土間と言うものを知っているか?

そういう事を考えると、まずは絵本で接する事が必要な時代となってしまっていますね。

ただ、絵本で昔話に接した事のある子ども達には、耳で聞く昔話はとても素敵だと思います。

「おんちょろちょろ」にも「まのいいりょうし」にも大爆笑だった息子達。

昔話って、本当に面白い。


先日TVの妖怪〇〇だったかな?聞えてきて、あまりの言葉の汚さに、日本語の稚拙さにびっくりしました。

TVに子守をさせていては、子どもの言葉も感情も育たない気がします。

国語力は、学校だけで、教科書だけで育てるものではありません。

まずは耳から。

こうした良本に接する事が、子どもの肥やしになっていくのでは無いか。

う~ん、なかなか成果が出るには時間が必要ではありますが(^^;)

少しずつでも子どもを耕しているはず!と思って、今後も肥やしを播いていきたいですね。

先日、小学校で読み聞かせボランティアの皆さんと、図書室の昔話の本を集めた棚を見ていました。

なかなか子どもは手に取る事はありません。

隣のディズニーは大人気なのですが・・・・・(^^;)

だからこそ、大人が読んであげる機会を作らなくては!、来年度も昔話をどんどん読んでいかなくちゃね!と気持ちを合わせたところです。


さて、瀬田貞二さんを特集した「こどもとしょかん2016年秋号」の巻頭で、東京子ども図書館の監事に就任した松浦弥太郎さんが、素敵な言葉を寄せていらっしゃいました。


「しあわせという言葉を思い浮かべると、母に本の読み聞かせをしてもらっている在りし日の情景が、心にふわりと映し出される。

「おおかみと七ひきのこやぎ」「はたらきものじょせつしゃけいてぃー」「泣いたあかおに」といった本を読み聞かせてくれている母のやさしい声、からだの甘い、いいにおい、ぴったりくっついて感じる母のあったかい体温は、けがえのないしあわせの記憶として、本の物語以上に、僕の心の中にずっと生き続けている。

幼い頃の僕はいろいろなことにおびえて生きていた。わからないこと、知らないこと、不思議なことに、とにかく人一倍敏感で恐がりだった。

けれども、母がそうして本を読み聞かせてくれることから感じる、自分がたっぷりと愛され、精いっぱい守られている確かさに嬉しくなって、不安さや怖さなんてへっちゃらになって、つよい自分になる事ができた。

今、自分がさまざまなメディアに関わる仕事をするようになり、何かあるたびに立ち返り、大切なことと確かめているのは、母が僕に読みきかせをしてくれていた、そうしたしあわせなひとときだったりする。

このたび、東京子ども図書館の監事就任にあたり、日々の暮らしとは、しあわせを求める営みであること、そのための子ども達への精一杯とは何かをしっかり考えていきたいと僕は思っている。

 

松浦弥太郎さんは、暮しの手帖の前編集長です。


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by yomuyomuehon | 2017-03-01 11:33 | 昔ばなし

あふりかのたいこ

あふりかのたいこ_e0160269_14544179.jpg




読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


あふりかの ある むらに、タンボという おとこのこが いた。

タンボは、ちいさい ときから、たいこを うつのが だいすきで、

おまつりの にぎやかな たいこでも、おとむらいの さびしい たいこでも、

じょうずに うつことができた。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


大きい太鼓のトムトムも、小さい太鼓のボンゴボンゴも、太鼓名人のトンガ爺さんに教えてもらい、

遠くの村と電話のように話すことが出来るようになった。
あふりかのたいこ_e0160269_15161534.jpg

でも、トンガ爺さんにはとても敵わない。


ある時村にサハリが来て、隊長ののフランス人ボンポンは、道案内にタンボを雇った。

サハリとは、沢山の土人を連れて行く旅行隊の事。


ターン!

ボンポンは一発で、カモシカでもライオンでもダチョウでも仕留める腕の持ち主。

ボンポンは角・毛皮・羽と、獲物の印だけを欲しがった。

ボンポンの目的が、フランスへ帰ってから射撃の腕を自慢する事だと、タンボには分かって来た。
あふりかのたいこ_e0160269_15162988.jpg

タンボはお供をするのが嫌になった。

獲物の形見はごろごろ増えたが、帰ると言わないボンポン。


とうとうある晩、タンボは太鼓を打ち始めた。

「けものを みなごろしにする はくじんが いる。けものを どこかへ にがしてくれ。

ぼんご、ぼんご、ぼんご。」



暫くして、

「とむ、とむ、とむ。わかった。けものを けす。どじんを にがせ。いんぱらを まて。」

と返事が来た。


土人の居なくなったあくる日、ボンポンはタンボだけを連れ、ジープで狩に出掛けた。

ところが、どこまで行っても動物は見つからず、あくる日も同じだった。


そして三日目の朝、ジープの側に見事なインパラ現れた。

あの晩の、「いんぱらを まて」と言う太鼓の意味とは・・・


 * * * * *


~絶版理由~

1960年代の初期としては日本の絵本には登場しないアフリカを舞台に、

自然への畏敬と人間性のめざめをモチーフに、植民地支配を否定する意図をももった創作でしたが、

変貌しつつあったアフリカの現実に対する認識の足りなさから、

子どもたちにアフリカに対する間違ったイメージを与えてしまう危惧があるとの指摘があり、

熟慮の結果、著者の同意をえて絶版としました。

編集者側の配慮のいたらなさを痛感します。

にもかかわらず、このたびの復刻版にあえてこの作品を収録しましたのは、

復刻版としてのひとつの記録的な事実と資料的意味とを考慮しての判断です。



あらすじの中にも有りました様に、『どじん』との表記が問題になったのでしょうか?

でも、絶版理由の中に有る、汚点としての「ひとつの記録的な事実」(これが出版自体を指すのか、このアフリカにおける、西洋人のサファリ=動物狩りや人種差別を指すのか不明ですが)を、次世代に残すと言う意味では、とても意義のある本だと思います。



まあそんな事、年中の息子は思いもしないでしょう!

単に、好きな動物が沢山出てくるお話として、楽しんでいるのかもしれません。

大きくなって、ああこんなお話読んでもらったなあって、思い出してくれたら良いかな~

その時に初めて、植民地問題や動物狩りについて、色々考えてくれたらねっ(^^)


動物が美しいのは、剥製になったり、その毛皮が床に敷かれた状態ではないですよね!

大自然の中で動いている、その姿が美しいのですものね。


色にしても形にしても、自然のものに敵う美しさって、どこをどう探してもありませんもの。


 * * * * *


さて昨日から始まった、「幼稚園図書の貸し出し」

記念すべき一冊目にそうたが借りてきた、この「あふりかのたいこ」

この本は、数ヶ月前図書館で迷った挙句、まだ早いかなあ・・・就学してからかな?って思っていたもの。

以前幼稚園でも読んでもらったようで・・・(随分難しい本を読んでもらっているのね!)



月に30冊以上借りていた絵本。

これからは少し減らそうと思います。

息子が図書室で選んできた絵本をじっくり読む事に集中しようかと。

図書館の絵本と違って、これは~?って頭を傾げるような本を置いてない所が安心です(^^)


 * * * * *


問題は・・・その前にあった、年中さんの「独楽大会」

まさか親もやるなんて・・・・

すっかりパパに任せっきりだった私。

実は一度も廻した事がないどころか、触った事もなくて・・・

勿論、出来ませんでした。

その後の「図書の貸し出し」は、私待ち(泣)

皆様、ごめんなさいっ!!


深~く反省し、夕べから特訓!と、子供が寝てから、主人に紐の巻き方と持ち方を教わりやった所、

なんだ・・・出来るじゃない!

って事で、男投げ・女投げ共8割程度の成功率。


でもって調子付いて、主人が見せてくれた「投げたのを手で受け止めて廻す」のと、「足投げ」を真似しようと・・・


まあ、「足投げ」はお腹が張りそうなので止めたのですが・・・と言うより止められて(へへっ)

「手で受け止めて廻す」のを練習。

すっかり睡眠不足で、頭がぼ~っとしています。


全くこの負けず嫌いな性格が、そうたやたいちに遺伝してくれれば良いのですが・・・

きっと、これから生まれてくる娘に受け継がれるのであろうと思うと・・・う~ん、考えものです。


そして、そうた曰く

「ママもがんばれば、きっとできるよ。きのこまわしだってできるんだからねっ」

ああ、なんて優しい子!

あなたはきっと、パパに似たのね~



暫く寝不足が続きそうです。

大型絵本が入るように、大きなリュックをを作らなくちゃ!たいちのも作らなくちゃ!なのに・・・

またやる事が増えたっ!





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by yomuyomuehon | 2010-02-25 15:21 | どうぶつ絵本

ふるやのもり

瀬田 貞二,田島 征三
福音館書店
発売日:1969-04-10



読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


むかし、あるむらのはずれに、じいさんと ばあさんが すんでいました。

ふたりは りっぱな こうまを そだてていました。

さて、あめのふる あるばんのこと、うまどろぼうが、その こうまを ぬすもうと、

うまやに しのびこみました。

そして、うまやの はりに のぼって、こっそり かくれていました。

ところが、また やまの おおかみも、この うまのこを とって たべようと おもって、

うまやの どまの わらやまのなかに、ひっそりと かくれていました。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


そうとは知らない、じいさんとばあさん。

こんな話を始めたのです。

「こんな ばんに、どろぼうでも きたら、こわいなあ」

それを聞いて、にかにか笑う泥棒。

「じいさん、じいさん、どろぼうよりも、なによりも、いちばん こわいもんは、なんじゃ」

「そりゃ、やまの おいぬの、おおかみじゃ」


泥棒はオオカミに来られたら敵わんと思い、一方のオオカミは牙をがちゃがちゃさせて、喜んでいました。

ところがじさんが、ばあさんに同じ事を聞くと、こう答えたのです。

「どろぼうよりも、おおかみよりも、おりゃ、ふるやのもりが いちばん こわい」

それには、じいさんも納得。

さあ、それを聞いた泥棒とオオカミは、震えるほど怖くなって・・・


その内、雨がざんざと降ってきて、古い家のあちこちで、雨漏りがしてきました。

「そら、ふるやのもりが でた!」と叫ぶばあさん。

そのとたん、泥棒の首っ玉に雨漏りが一滴、ぽたん!

「ひゃー、ふるやのもりじゃ」

そして飛び降りたところは、オオカミが隠れる藁山の上。

ふるやのもり_e0160269_70458.jpg
それにはオオカミも驚いて、

「きゃー、ふるやのもりじゃ」

慌てて飛び出したオオカミ。

それを、こうまが逃げるのかと思い、慌ててその背中に飛び乗った泥棒。

オオカミは、いよいよふるやのもりに取り付かれたと肝を潰し、死に物狂いで走ります。

泥棒は振り落とされては大変!と、無我夢中でしがみつきます。


こうしてよっぴて駆けるうち、辺りが明るくなって、自分が乗っているのがオオカミだと気付いた泥棒。

さて、どうやって逃げましょうか?(^^)


 * * * * *


田島(たしま)征三さんが、24歳の時に、始めて手がけた絵本。

当時、「子どもの本の美しい花園を、芸術家のエゴという泥靴で踏みにじる絵本」などと、新聞の書評に書かれたそうです。

必要以上に、色が渋すぎるという事らしいのですが・・・

しかし田島さんは、

「これは静かな夜の物語でありながら、泥棒とおおかみの鮮烈な戦いがあるんだから、そういう後半の強い動きを内包した静かさでなければならない。その雰囲気を出すためにあえて渋い色を使った」

と言います。

確かに小さい子にとって、あまり興味の沸く色使いではないかもしれません。

二色の泥絵の具を使っただけの絵本です。

そうたも、最近まで、この絵本を開いても、読んでとは言いませんでした。

しかし、今年になって幾度と無くせがまれる、この「ふるやのもり」

闇雲に走るおおかみと、その上にしがみ付く大慌ての泥棒の、迫力とスピード感にすっかり魅了された様子。


表紙と裏表紙を見開くと、泥棒とおおかみの間にもう一匹!?

これは・・・?と思うあなた、是非読んでみてくださいね。

お話はまだまだ続くのよ~!


ちなみに、この「ふるやのもり」は鳥取県の民話だそうですよ。


 * * * * *


それにしても、瀬田貞二さんの言葉使いって、美しいです。

最近歌を作ったり・・・字は読めないのに、たいちに絵本を読み聞かせる事もあるそうた。

一言一句間違えずに「ピンポンバス」を読んでいたのには、正直ビックリ!

絵本を読んであげることで、た~くさんの日本語を学んでいるんですね。

それにはやはり正しい日本語の、そして表現の美しいものを選んであげたいと思う今日この頃です。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-02-10 07:06 | 昔ばなし