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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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こどものとも1月号の「おおどしのきゃく」は五十嵐七重さんによる、奥会津の昔話。

今月のこの本だいすきの会で、紹介してくれたNさんは、茨城出身。

多少イントネーションが違うのだけれども・・・と言いながら読んでくれたこのお話がとってもおもしろかったので、借りて来ました。

「かさこじぞう」にも似た、大晦日のお話なので、時既に遅し!ではありますが、夕べ子ども達に読んだら、特にたいちは大うけでした。

こどものとも1月号 昔話☆おおどしのきゃく_e0160269_6272954.jpg




読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

むかーし むかし、あったそうだ。

ひょーひょーと かぜが ふいて、ゆき ふって、

きょうは おおみそか。

むかしは おおどし、って ゆった。そのひだったと。


あるところに、とても びんぼうだげんじょも、なかのいい

じいさまと ばあさまが きもちよう くらしてらったど。

「じいさま じいさま、きょうは としとりだねえ。もちも、さけ さかなも 

ねえげんじょも、そばだんごでも つくって くうべかねえ」

「そうだ、そうだ。なに くったって、としは とられんだがらなあ」

なーんつって、じいさまと ばあさま ゆうはん くってらったど。

そしたら、とんとん、とんとん、とをたたく おとがした。

「なんだ、いまじぶん だれだべえ」って、とを あけたら、

ひゃーっと ゆきど いっしょんなって、ちっちぇえ ぼうさま、

ゆきんなかに たってござったど。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


「一晩とめてくろ」

「泊めてやってもいいが、今日は年とりだから寺さ戻ったらいいんでねえのがい」

「この雪ではむりだあ」

「そうだな、んじゃ」

っつうと、泊めてやったそうだ。


団子汁ごっつぉうになって、あったまった坊様。

明日の朝、若水汲むのを手伝ってくれると言う。

「いいがら、坊様はねてらっしぇえ。さむいから」

「いいから、おこせ、おこせ」って、寝やったど。

夜明け前、じいさまととばあさまが行くべえとしたら、

「なあんだ、じいさま、ばあさま、起こせって ゆったべえ」

「坊様、起きてくっことねえ。寒いよう」

俺も手伝うって、とっととっとと出やんだと。

「危ねえよう。下駄、雪ぼっこくっ付いて、滑っからー」

聞かずにとっととっと走った坊様、ざざざざざざざー滑って、すっとーんと井戸ん中さ落ちて、ちゃぽーん。

「坊様―、大丈夫かよー」

「大丈夫だー、早く 上げてくろー」

「はいはい、今つるべ 落とすからなー。このつるべさ摑まって登ってきゃれー。」

「じいさま じいさま、ひっぱるときな、“なーにが まーた あーがるか”って ゆえよ」

「そだ とぼけたこと、ゆってらんにぇえの。早く 上がらっしぇえ」

「いいから ゆえよー」

ってんで、

「なーにが まーた あーがるか」ったら、

「ふーくの かーみが あーがるぞい」

なんて坊様登ってきゃる。

「坊様、そんなとぼけた事ゆわねえで、上がいやれ」

「いいから、ゆえ ゆえ」


「なーにが まーた あーがるか」

「ふーくの かーみが あーがるぞい」


って、やれやれやっとこ登ってきゃったど。

濡れた着物を脱いで、じいさまの着物を借りて暖かい火にあたった坊様。

もう一眠りと、布団さ潜った。

夜が明けて、坊様を起こすが返事もしねえ。

死んじまったんであんめえ、なんて二人で布団を捲ってみたら、山のような大判小判がざっくざく。

「あらー、ありがでえごどー。福の神でいらさったかあなんて、村の衆さ振舞ったと。

その騒ぎを聞いて、隣に住んでいる欲張りじい様とばあ様は、「今度はその坊様っこと、俺が泊めっからなあ。口出すなよ」なんつって、一年待った。

そして・・・

*****

「なーにが まーた あーがるか」

「ふーくの かーみが あーがるぞい」
のやり取りが、とっても面白い(^^)

Nさんに読んでもらった感じを思い出して読んでみるのですが、なかなか難しい(^^;)

この続きの、欲張りじい様と、次の大晦日に無理やり泊めさせられた坊様のやり取りは、もっと面白いんですよ。


五十嵐七重さんは、奥会津伝承民話語り部です。

この絵本を読んだだけでも、五十嵐さんの語りの楽しさ優しさが伝わって来るような気がします。

機会があったら、直に聞いてみたいですね☆



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-23 06:32 | 昔ばなし


読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

きょうは、おおみそかです。

一ねんで一ばんさいごのひです。

あきに、とおくにはたらきにったおとうさんが、

おしょうがつをするために、かえってくるひです。

そして、あしたは、おしょうがつです。

「おとうさん、もう、しんかんせんにのった?」

みのいは、おかあさんにききました。

あさごはんのまえまでに、三どもおなじことをききました。

おとうさんは、きのうのよるのでんわで、

あした一ばんはやいしんかんせんにのる、

おみやげもかってくよ、といったのでした。




 * * * * *


(以下、あらすじです)



電車を乗り継ぎ、バスに乗り、またバスを乗り換えて、やっと近くのバス停に着きます。

どんなに急いでも、家に着くのはお昼過ぎ。


午前中、みのりはお母さんと、お正月の買い物に出掛けました。

「どこまできたかなあ」


家ではおばあちゃんが、お父さんの大好物のぜんまいを煮ていました。

「おとうさん、どこまできた?」

「もう、そのへんまで、きてるよ」

「おさしみも、ぜんまいも、くろまめもあるよ。はやくこーい」


みのりは、外に向かって言いました。


二時のバスが来る時、みのりはバス停までお父さんを迎えに行きました。

でも、バスは誰も降ろさず、雪を舞い上げて、行ってしまいました。

「おとうさんをわすれてくるな、ばかあー」


次は、四時三十分の最終バス。

お母さんも一緒に迎えに来ました。

「おとうさん、ぜったい、のってくるよね」

バス停の側のお地蔵さんに、椿を一輪挿し、手を合わせたみのりとお母さん。

すると、薄暗くなった雪の中をバスがやってきました。


お父さんが、乗ってなかったらどうしよう。

ちらりとお地蔵さんの椿が目に入り、

もっとお花をいっぱい持って来れば良かったと、みのりは思いました。


バスは、どんどん近づいてきました。

どうか、どうか、のっていますように。

バス停でバスは停まり、ドアが開きました。

「アッ!おとうさんだ。おとうさんだ」

「おう、ただいま」


お父さんの顔を見たら、言いたい事がいっぱい有ったのに、何も話せません。

エヘヘ、エヘヘ、と笑えてくるだけです。


片方はお父さんと、もう片方はお母さんと、しっかり手を繋いで、

雪の塊をキックしながら歩きます。


お餅を搗きました。

みのりの家では、大晦日の晩にお餅を食べます。

お餅を家中の神様にあげ、順々にお参りしてから、何日か振りで家族全員揃っての食事。


「あのね、おとうさん。

きょうはね、一ねんで一ばんさいごの、おおみそかだからね。

はやくねなくていいんだよ。

おきていられるだけ、おきててもいいんだよ。

ね、おかあさん」


「いいわよ。きょうはとくべつ」


「わたしね、きょうとあしたのさかいが、どうなっているかみるんだあ。

きょうはおおみそかで、あしたはおしょうがつでしょ。

なんか、すごいんだとおもうよ」



* * * * *


大晦日・・・

大掃除をして、買出しに行って、おせち料理を作る。

家中の神様の掃除をして御餅を供え、御餅を食べる。

紅白歌合戦を見ながらの家族団らん。

そして年越しそばを食べながら、除夜の鐘を聞く。


子供の頃、7人家族だった実家の大晦日は、まさにこんな感じ。

ちょっと違うのは、年越しそばは大晦日の夕飯で、お餅はお正月のものだった事。



行事の由来えほんシリーズの、大晦日からお正月にかけてのハートウォーミングなお話。

こんな、うるっと来ちゃうお話が含まれているとは、知りませんでした。

あらっ、このシリーズって結構いけるのかもっ!

他の「行事の由来えほん」も要チェック!です(^^)



これから読むなら
↓ ↓ ↓









さて、みのりちゃんが見た、「きょうとあしたのさかいめ」って、

どんなものだったか、知りたいでしょ~っ!!


家族で迎えるお正月を、更にあったか~く、幸せな気分にしてくれる素敵なお話です☆☆☆


* * * * *


先週に引き続き、またまた昨日から3日間、実家の大掃除中。

昨夕、姪達も泊まりに来たので、今日から頑張ってもらいましょう!!!


布団敷きも、夕飯の片付けも、お風呂も子供達だけで出来るので、結構らく~♪


ご飯の支度を出来るようになりたいうららちゃん。

もう来年中学生なので、やれば何でも出来るもの。

昨日は、頂いた手づくりコンニャクを土佐煮に、そしてすいとん作り。

煮物の味付けをお手伝い。

今朝は、卵焼きを作るんだって(^^)


* * * * *


最上一平さんの絵本は、こちらもオススメ

  ↓ ↓ ↓

せなかをとんとん







最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-12-29 06:46 | 冬の本

かさこじぞう



読んであげるなら 4、5 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

むかしむかし、あるところに、

じいさまと ばあさまが ありましたと。

たいそう びんぼうで、その日 その日を やっと くらして おりました。

ある としの おおみそか、じいさまと ばあさまは ためいきを ついて いいました。

「ああ、そのへんまで おしょうがつさんが ござらっしゃると いうに、

もちこの よういも できんなあ。」

「ほんにのう。」




 * * * * *


(以下、あらすじです)


土間の隅っこに積んであったすげで笠を作り、町に売りに行ったじい様。

しかし笠は売れませんでした。

ばあ様はどんなにがっかりするかしれんと思いやりながら、家に帰るじい様。


じい様は町を出て、村外れまで来ると、風が出てきて、ひどい吹雪になりました。

ふと見ると、道端に地蔵さまが六人、雪に埋もれて立っています。

気の毒に思ったじい様は、おつむの雪を掻き落し、

濡れて冷たい地蔵さまの、肩やら背中やらをなでました。

そして、売り物の笠を地蔵さまに被せてやりました。

しかし笠は五つ。

地蔵さまは六人。

「おらの てぬぐいで わりいが、こらえてくだされ。」

と、自分の継ぎ接ぎだらけの手ぬぐいを、地蔵さまに被せました。


家に帰ったじい様が、地蔵さまの事をばあ様に話すと、

ばあ様は嫌な顔一つせず、

「おお、それは ええことを しなすった。

じぞうさまも、この ゆきじゃ さぞ つめたかろうもん。」



そして、二人は餅つきの真似をして、漬け菜噛み噛み、お湯を飲んで休みました。


すると、真夜中頃雪の中を

じょいやさ じょいやさ

と、ソリを引く掛け声がして・・・


* * * * *


大晦日と言えば、「かさじぞう(かさこじぞう)」

あまりにも有名なお話で、知らない人はいないでしょう。

今回紹介するのは、

岩崎京子・文  新井五郎・絵の「かさこじぞう」(ポプラ社)です。



以前に紹介したのは、こちら「かさじぞう
↓ ↓ ↓


民話独特の、素朴な語り口的で簡潔に書かれているのは、「かさじぞう」(福音館)の方。

「かさこじぞう」は、です・ます調で、優しい感じで、多少長め。



お地蔵さんが家を訪ねてくるシーン

「かさじそう」では、「よういさ、よういさ、よういさな

「かさこじぞう」では、「じょいやさ じょいやさ

どっちが好み?


餅つきの真似事をするシーンがあるのは、「かさこじぞう」のみ。

このシーンは面白く、貧しい中にも希望を失わず、明るく生きている姿勢が見て取れます。



「かさこじぞう」の巻末には、もう一つの民話「ものいうかめ」、

そして、小松崎進先生らの「こどもと民話(実践記録)」が載っていますよ。


* * * * *


はあ・・・

餅一つ用意出来ないというのに、売り物の笠どころか、自分の手ぬぐいまで被せてくるじい様。

それに文句一つ言わず、「いいことをしなすった」と喜ぶばあ様。


なんて清らかな・・・美しすぎる夫婦なのかしら


ああ、到底真似出来ませぬ(^^;)


でもね、

このお話を、年末に子どもに読んできかせる意味は、大きいですよ~!!!

なんたって、物欲にまみれた(って、大人の方か!?)クリスマスを過ぎ、

その汚れた(って言っちゃいけない?)心をリセットするに、

こ~んなにピッタリなお話は、他にないでしょ?


ああ、反省反省

あれも欲しい!これも欲しい!なんて言ってちゃいけないんだわ!

家族揃って、健やかに新年を迎える事が出来るだけでも幸せです。

そうそう、そう思っていれば、いつかサンタさんが!じゃ無くて、

お地蔵さんが!?、プレゼント運んで来てくれる~っ!?!?!?





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-12-26 10:44 | 昔ばなし