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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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カテゴリ:昔ばなし( 88 )


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読んであげるなら 4,5歳~



(以下、あらすじです)

年をとって、人間からお払い箱となったロバは、ブレーメンを目指して出掛けました。

町の音楽隊に雇ってもらおうというのです。

途中で出会った犬・猫・鶏も皆、ロバと同じく、年を取った故の人間からの仕打ちに耐えきれず、逃げて来た者達でした。

意気揚々とブレーメンを目指すのですが、ブレーメンまでは遠く、一日で着くことは出来ません。

そこで四人は森で一晩泊まることにしました。

木の上で休むことにした雄鳥は、灯りの灯る家を見つけました。

4人はここより寝心地が良いだろうと、その家に向かいます。

中を覗いてみると・・・なんとそこは泥棒の家でした。

お腹の空いている4人は、テーブルの上のたくさんのご馳走を、どうにか自分達のものに出来ないかと、あることを企てたのでした。


*****


この絵本を、昨日5年生に読みました。


もう一冊は、


ゆき (ほるぷ創作絵本)

きくちちき/ほるぷ出版

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意外とね、知っているようで知らない昔話がたくさんあります。

子ども達はとてもしっかり聞いていました。

お話の最後、大爆笑となったのです。

まさか、そんなに受けるとは思ってもいなかったので(^^;)なんだか嬉しい♪

瀬田貞二さんの言い回しは、今時の絵本にないものが多く、一文一文が長いのですが、こんなにも日本語って豊かなのね、と改めて感じる事が出来ます。

子ども達に読む前に何度も練習したのですが、噛むのなんの(><)

句読点でしっかり切って、漢数字の読み方を間違えないようにと、結構練習していきました。


特に最後の泥棒のセリフは、少し早口で焦った感が出るように!


子ども達が爆笑してくれたから、しっかり読めたと思います(^^)


そうそう、漢数字!

このお話は漢数字を習った一年生が音読するのにぴったりなのですよ。

一ぴき、四にん、一にち、四ほう、二三本、一つ、一つき、二ど、一ばん・・・と、

数字だけが漢字で書かれていて、その読み方も様々です。

表現が古いって言えばそうかもしれませんが、直接的表現の多い最近のお話にはない比喩や形容詞も多く、語呂のよい表現が随所に見られます。

こういう文章から小さい子は日本語を学ぶんだわと、つくづく思うのです。

「・・・あめが みっかもふりつづいたような、なさけない かおを・・・」

「・・・きみのなきごえは、ほねのずいまで ひびくなあ」

「どこにだって、しぬより ましなとこなら ころがってるさ。」 

「あんなに あわをくうのでは なかったわい」とか。

パウルクレーに支持したというフィッシャーの絵も、とっても素敵です。



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by yomuyomuehon | 2019-01-29 16:50 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)
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黄金りゅうと天女

代田 昇/ビーエル出版

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読んであげるなら 7、8歳~

えっ、慶良間?

この地図絵には見覚えがある!



学生時代に合宿をした地。

社会人となってからも何度も足を運んだダイビングの聖地。



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そして平成26年3月5日(さんごの日)に国立公園として認定された、ケラマブルーと称される美しい海に囲まれた天国のような場所なのです。




彼の地に、こんなものがたりがあったとは・・・・

舞台は慶良間諸島のなかの一つ、慶留間島。

そこに可愛(かなー)と呼ばれるかわいらしい女の子がいました。

かわいいだけでなく、なんでも覚える賢く不思議な子として評判でした。

ところが、七つになる誕生日の朝、可愛はとつぜん「わたしは、天にいかねばなりませぬ」と、オキタ山に向かって走り出したのです。

するとオキタ山のあたりから、黄金の竜がたかだかと舞い上がり、可愛に近付いたかと思うと可愛は竜の背に飛び乗り、消えてしまいました。


何年か過ぎた春のある日、とつぜん大和の海賊が島を襲います。

海賊は悪事を働き、島の衆はただただ恐れおののくばかり。

とつぜん黄金竜がうなりをあげて躍り上がり、島を救いに現れて・・・

*****

はたして沖縄は日本か?

大和の海賊に襲われるとは、複雑です。

竜が登場するあたりも、中国の物語に近いのかな。

国の重要文化財に指定されている、慶留間島の高良家は、その昔中国(唐)と琉球王朝と行き来する公用船の船頭と勤めた人物の家。

本土(大和)とは違う、中国の影響を大いに受けた文化であることがわかります。


かつて若かりし頃は、ただただ美しい海を堪能すべく通ったこの地も、今は色々な思いで見ることが出来そうです。


ああ行きたい、行きたいケラマ。

本当に行きたいぞー!!!

子ども達に古座間味ビーチでシュノーケルをさせてあげたい。

ただ、日程的に旅行に行くならここ!と決まっている中で、台風遭遇の可能性が高い8月終盤はキケン(><)

今年も無理かな。。。。


今週あった久喜の提灯祭り。


毎晩水泳練習があって、友だちに誘われても、練習を休むわけにはいかず、泣く泣く我慢の子ども達。

sotaは「あ~あ、高校生になるまでお預けかな。。。」と切ない一言。

「クラスの男子殆どが集合して一緒に行くんだって。俺たちは練習だなあって、○○と話した。祭りに行きたいよー」とtaichi。

「お祭は毎年あるし、だれでも行けるけど、JOは選ばれし者しか行けないんだよ。行きたいのに我慢して練習するんだから、踏ん張るしかないね」

明後日はいよいよ最終予選。

あと突破標準記録まで0.2秒もないtaichi。

果たしてこの大勝負をものに出来るか否か。

わくわくもしますが、ドキドキです。

パッと決めて、旅行の日程を組みたいぞ!

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by yomuyomuehon | 2018-07-14 11:36 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)
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小学高学年向け



那須の名勝、殺生石。

付近一帯には硫化水素などの有毒火山ガスが噴出しており、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」と言われています。

科学で証明される前、昔の人びとはこのような恐ろしい現象を、伝説にして納得させていたのかもしれません。


九尾の妖狐は美女に化け、古代中国・インドで国を滅ぼし、遣唐船に乗って日本にやって来ました。

狐はまたもや、たまものまえ(玉藻前)という美女に化け、帝の寵愛を一身に受けます。

帝の命を奪い、日本を我が物にしようとした玉藻前。

しかし、陰陽師・安部泰成が玉藻前の正体を見破り、狐は都を追われます。

跳んで逃げてたどり着いたところが、那須野が原でした。

朝廷から遣わされた東国の武将の二人率いる軍勢に追い詰められた狐は、ついに最後を迎えます。

狐は巨石と化し、その怨念は毒気となって、近付く人びと・動物の命を奪い続けたと言うお話。

*****

日本の昔ばなし(これは伝説に値するものでしょうか)の中では、群を抜いてスケールが大きいお話です。

那須の伝説にもかかわらず、舞台はインド・中国、京の都。

登場するのは、天皇に陰陽師、そして武将です。

それほどの大仰さをもってして表現しないとならない殺生石。

是非訪れてみたいものです。

・・・って、おそらく子どもの頃には行った事があるのだと思うのですが、覚えていない(^^;)


このお話を読んで行くのと、読まずに行くのでは、全くもって心構えが違う気がいたします。


ポプラ社のむかむかし絵本シリーズは10冊ずつテーマがあります。

この「きんいろのきつね」が入る第三期は、スケールの大きい地方神話や、うずもれていた伝説物語を掘り起こし、今まで絵本化されなかった話ばかりを選りすぐって、再創造したものだそうです。

週末というのに、子ども達は誰も居ない我が家です。

長男は、朝自主トレ後、友だちとスカイツリーに出掛けて行きました。

次男は朝から水泳練習で、お帰りは7時半の予定。

長女は、アンネリとオンネリのように仲の良いお友達と、今日も遊んでいます。

そろそろ迎えに行かないと(^^)



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by yomuyomuehon | 2018-07-08 17:56 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)
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昔話は、民話の一つです。

民話は、神話(神様のお話)・昔話(うそ話)・伝説(信じられないような本当にあった話)・世間話(口裂け女とか)を総称です。

日本の各地には、それぞれの土地の自然条件や地形等を下に、様々な、でも似ていたり、そんな楽しい民話が、または悲しい伝説が残されています。

どこかへお出かけする事も多い夏休み。

こういった民話を読んでみると、その土地が昔はどんなところだったか、今もその名残があるか、考えるきっかけにもなって、旅を更に楽しめそうです。


さて、絵本で旅するVol.1は、5年生の息子が来月林間学校で訪れる福島の伝説を取り上げました。


この本には4つの伝説が載っています。

福島を訪れる5年生に読んであげたいな・・・と思いつつも、字が小さくて、読み手泣かせ(><)

先日の保護者向けの説明会では、夜のオリエンテーリングで、ちょっと肝試し的な事もやるとのこと。

そんな時に、こんな話を読んであげて欲しい(^^;)

ああ、でも怖くて粗相しちゃう子も出てくるかも(^^;)

地方のお話って、そこで読んだり聞いたりすると、益々引き付けられちゃいますものね。

丁度会津地方を訪れる子ども達にはぴったりなのですが、猫の妖怪と鉄砲打ちの若者のちょっと悲しく怖いお話で、どことなくごんぎつねに似ています。

ごんぎつね (日本の童話名作選)

新美 南吉/偕成社

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その昔、猫又が住んでいたとの伝説が残る猫魔ヶ岳を舞台にしたお話です。

春にはわらびやぜんまい、秋には栗やきのこがどっさり採れる恵み豊かで、生きる糧となる山。

その一方で、山は畏れを抱くものでもありました。


今の時期に良いなあと思った「天にのぼった若者」は、山舟生村(やまふにゅう)が舞台です。

村人は桑の木を植え、蚕を飼って暮らしています。

そこにふっと現れた孤児。

若者に成長したある日、

「雷になって天に上ります。長いことお世話になりました。お礼にみんな村を守ります」と若者は天に昇っていったのです。

それから村には雷が落ちなくなりました。

しばらくして、友だちだった隣村の権太が、雷神さまとなった若者に会いに、天に昇っていきました。

雷神を手伝って、雨を降らしている内に、足を滑らせ桑畑に落ちてしまった権太。

桑に引っ掛かって命は助かりました。

それを見た雷神さまは、桑畑に雷を落とさぬよう、青鬼に命じたのです。


桑の木には雷が落ちないと言われているようです。

雷が鳴ると、どの家も桑の枝を折って、家の戸口に差しておくのだとか。

似たお話は各地にあるようです。

後の二つのお話をとっても、杉の木や稲の実りなど、自然界からの贈り物に感謝し、大切にしていた昔の人びとの生き方が描かれています

私たちは、地球の贈り物である豊かな自然を壊し、経済活動を活発化する事で、豊かになった気がしています。

しかし、本当の豊かさとは、長い時間を掛けて作り上げられてきた自然にこそあるのではないでしょうか。

日本を訪れる外国人に人気なのは、自然豊かな日本の原風景だということです。

外国人よりも実は私たちはそこにある自然を知らなかったりして・・・

箱物を作って観光誘致するより、日本独自の水と緑豊かな自然こそが、見てもらうべきもの。

さて、この夏はどこに行きましょうか?


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by yomuyomuehon | 2018-06-29 13:24 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)

「カメのえんそく」

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読んであげるなら 7歳くらい~

牛の歩みと亀の歩み・・・どちらが速いでしょうか?

物事がなかなか進まない様子を、牛歩の如しとか、国会で見られる、議員の投票を遅らせるあのやり方を牛歩戦術とか言いますが、牛は立ち止まっては草を食み、こっちにあるぞと思えばこっちへ、あっちにあるぞと思えばあっちへと逸れてしまい、その歩みは、遅いだけではなく決してまっすぐとも言えません。

それに比べ、亀は目的か目標か、止まらずそにに向かってまっすぐに進んでいるような気がします。

そして以外と速いのです。

3月9日に創立100周年を迎えたパナソニックの創設者、経営の神様、松下幸之助さんは、

私の経験から申しますと、うっかり早く成功しては危ないぞ、大器晩成という言葉がありますが、そうすみやかに成功しないほうがいい。しかしあとずさりしてはいけない。一歩一歩、牛歩であっても進んでいかねばならない。そういう道を皆さんがおもちになる、お考えになる。考えにくいことかもしれないけれども、それを考えられる人は立派な人だというような感じがいたします。」

と仰っています。

目的に向かってまっすぐな亀の歩みよりも、横道逸れても、その都度立ち止まって考えて、わずかながらも前に進む牛の歩み的生き方の方が面白い?

早く成功してはいけない・・・う~ん

大器晩成・・・う~ん

親は、うちの子ってそうなのかも!そうあって欲しいと、牛の如し子ども達に、年々減っていくような、わずかばかりの期待を掛けるものです。

さて、中1のsotaは学年末試験が終わり、毎度の事ながら、一番最初に出したテスト結果が一番良い、に終わりました。

全く勉強しなかった夏休みまでに比べ、大分勉強しているような、気がする・・・のですが、う~ん、結果はまさに牛歩の如し(^^;)


ある通信教育の総合講座の問題(例題)をみたのですが、これが面白くて・・・

カップラーメンの容器を上から見ると、丸形をしているものがほとんどだが、カップ焼きそばの容器は四角形のものが多い。
カップ焼きそばの容器において、丸形より四角型が有利と考えられる点を二点、箇条書きにしなさい。

これをsotaに聞いたところ、

「カップの焼きそばって、どんなの?」

そうねぇ、食べさせたことないわね(^^;)

年始に車のディーラーでもらったラ王も、まだ袋の中。

体調を崩すわけにはいかないと、ラ王なるものを食べてみたいと言う息子達には、大会が終わってからにしよう!と言っていたのですが・・・

頭で考えて、さらに体験が必要であるとの学習的観点から、今週末カップ焼きそばデビューします。

こういう勉強の方が面白い!

まず、これもイギリスの昔話なんだあって不思議に思いました。

こんなのんびりしたお話がねえ・・・・・日本人がせかせかし過ぎるのか。。。。


お父さんの名はユックリッチ、

お母さんの名はノンビリーナ、

子どもの名はアセラーズ。

ある時ユックリッチが言いました。

「なんだか、えんそくにいきたくなってきたわい~」

「えんそくって、なあに?」とアセラーズ。


どんなものかと聞くアセラーズに、ユックリッチは

「つづきは あした。もう ひがくれるわい」

「おしえてくれないの?」

「あせらない、あせらない。おたのしみは、あとに とっておくもんだ」


翌日、どこに行くかで決まらず、

「あせらいない、あせらない。おたのしみは、あとに とっておくもんだ」とユックリッチ。

その翌日、何を持って行くかで決まらず、

「あせらいない、あせらない。おたのしみは、あとに とっておくもんだ」とユックリッチ。

また翌日、持って行くものは缶詰に決まったのですが、もう日が暮れるから、出発は明日となって、

そのまた翌日、準備体操していて日が暮れて・・・ああ、いつになったら出掛けることが出来るやら。


そして・・・

ようやく出掛けることが出来たカメさん家族。

歩みももちろんゆっくりです。

ようやく目的地に着いて、このあとのオチがとってユニーク♪

イラストも、日本の絵本とは思えない感じで、おしゃれです。

ただ残念なのは、最後の一文。

これは余計だと思わずにいられないのです(^^;)ああ残念。


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by yomuyomuehon | 2018-03-09 19:34 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)

愛情を伝える昔話の力

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taichi失速、まさかの個人でのjo出場ならず(><)

がっちがちに緊張の、スタート前。

スタート前のルーティンはすっかり飛んでしまった様子。

かったい泳ぎで、まさかの失速。。。。。

「もうおれ様は、緊張しないのだ!ワッハッハ」な~んて豪語していた前日が夢のよう(^^;)

ああ、夢の個人出場が潰えてしまいました。

レース後、全く口を聞かなかったtaichi。

あんなに落ち込んだのは、生まれて初めてのこと。


sotaはこの日、個人種目2本にリレー2本。

フリーリレーでの標準タイム突破と、個人での目標タイムを切る事が必須でしたが・・・・・

どちらも、がっくり↓の結果に。。。。


と言うわけで、二人ともメドレーリレーでの出場に止まりました。

しかし、兄弟揃って出る事が出来るだけでも良として、これを機会に次回ステップアップ出来ることを願います。

何しろ、初めての全国大会ですからね(^^)


ただ、全国大会出場経験も、リレーで!だけだと、ダメなのです。

個人での出場経験無ければ、上には上がれず。

中学も、関東大会・全国大会出場が必須。

のんきなsotaは分かっているのかいないのか、親としては非常にイライラします。

この夏、どこまで自分を追い込んで練習に取り組み、速くなれるか否か・・・厳しい道のりです(><)

私に出来るのは、食事でのサポートのみ。


さて、夏休みに入りました。

いつも、始めに立てる計画は、計画倒れに終わります(^^;)

JO後旅行の予定なので、実質4週間の夏休み。

計画を立てる事は大事です。

・・・が、いつも行き当たりばったりのsotaくん。

いつになったら成長するのかな。。。。。


さて、先日、幼稚園のお母さん達に「昔ばなしはおもしろい」というテーマでお話をしました。

企画をしてくださったお母さん達のアピールが良かったんですね(^^)たくさんの方に集まっていただきました。


教訓的とか勧善懲悪とか思われがちな昔話。

でも、それだけではありません。

おならの話。和尚と小僧の知恵比べ。



海外で言えば、「エパミナンダス」のようなお馬鹿すぎて笑ってしまうお話。」


そして、ダメな若者が成長する話など、多種多様です。

それらを昔話の手法(語り口)から紐解き、何を言わんとしているか、そして残酷って言われるけど本当?等など、お話してきました。


若者が成長する話・・・白雪姫やシンデレラも、どうして?どうして?読み手の大人には理解出来ない、またやっちゃう?過ちが、幸せへのステップであり、三回の繰り返しがあるからこそ、最期の幸せが生きてくる。それがあるからこそ、三回の繰り返しが必要である事をお伝えしました。


子どもの成長・若者の成長には時間が掛かる事・失敗を重ねるからこそ、次のステージに上がれると説きながら、

ああ、待てない私。。。。。

幼稚園・小学校では出来たけど、全くもって三年寝太郎のsota君にはうるさくならざるを得ない母です(><)





読んであげるなら 6歳くらい~


もっといっぱい読んで紹介しようと思いながら、この本一冊しか読めませんでした。

こんな都合のいい話があるかしら?と思いながら、つい引き込まれるのは、こうやって物事がうまく転がって行ったらどんなに良いか(^^;)そんな思いがあるからでしょうか?

子どもの七つのお祝いに、山のものでも獲ってこようとしたおとっつあん。

長押にかけた鉄砲が落ちて、先が曲がってしまい、げんが悪いから行かねえでけろという息子。

しかしこれも良い方に取って、出掛けて行ったおとっつあん。

七羽の鴨を見つけて、どすんと一発撃ったところが、な~んと、あれもこれも、えっそれも?みたいに芋づる式に大も大の大大猟。

間が良いってのはこういう事かぁ。

七つの誕生日にこんなお話読んであげると、なんだかその年はいい年になりそう・・・そんな気がいたします。


昔はなしは、そもそもが口伝え。

絵本になったのは、そんな口伝え文化が廃れてきたからです。

絵本になると、頭の中では映画のように動く映像も、絵本ではその断片を切り取ったものでしかなく、それも画家のイメージを押しつけられると、絵本の問題点を挙げる松岡享子さん・・・「昔話絵本を考える」日本エディタースクール出版社


しかしながら、絵本によって異国の情緒や、今は触れる事が難しい昔の生活を知るのに、力を貸してくれるという事もあります。

渡辺茂男さんは「三びきやぎのがらがらどん」を、2歳半のお子さんに絵本の絵を見せずに読み聞かせたところ、「パパ、ぼく、わかんないよう!」と言われたそうです。

どんなに素晴らしい訳文でも、子どもの心になんの絵も描いてはくれなかった。

絵本の絵が、言葉だけでは彼の想像力のとどかない未知の世界を、あるいはみせてくれたかもしれません。「心の緑に種をまく」の中で仰っています。

心に緑の種をまく――絵本のたのしみ (岩波現代文庫)

渡辺 茂男/岩波書店

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さらに、昔話が広がったのは、絵本のお陰でもあると。

だから、昔話絵本はそれなりに存在意義のあるものだと。

ただ、そこにはちゃんとした画家の絵が存在しなければならず、

松岡さんは、優れた昔話絵本の作家として以下の方の名をあげています。

せかいいち おいしいスープ (大型絵本)

マーシャ・ブラウン/岩波書店

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空とぶじゅうたん―アラビアン・ナイトの物語より

マーシャ ブラウン/アリス館

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などで有名なマーシャ・ブラウン。

てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)

エウゲーニー・M・ラチョフ(イラスト),うちだ りさこ(翻訳)/福音館書店

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マーシャとくま (世界傑作絵本シリーズ)

M・ブラトフ/福音館書店

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などで有名なエウゲニー・M・ラチョフ

ねむりひめ (世界傑作絵本シリーズ)

グリム/福音館書店

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おおかみと七ひきのこやぎ (世界傑作絵本シリーズ)

グリム/福音館書店

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などで有名なフェリクス・ホフマン。

つるにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ)

矢川 澄子/福音館書店

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かさじぞう

瀬田 貞二/福音館書店

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スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)

大塚 勇三/福音館書店

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などで有名な赤羽末吉。

やまんばのにしき (むかしむかし絵本 2)

松谷 みよ子/ポプラ社

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日本のむかしばなし

瀬田 貞二,瀬川 康男/のら書店

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などで有名な瀬川康男さん。


先に紹介した「まのいいりょうし」は、瀬田貞二さんらしい文章に赤羽さんの画です。

今時に住宅様式では使われにくい『長押』や、『千鳥がけ』なる言葉の意味なども、絵から推測する事が可能です。

これが漫画っぽいイラストや可愛らしいイラストだったらどうでしょう?

まるで鬼瓦権蔵(古い?)のような表紙のおとっつぁんだからこそ、この話は面白い。

世の中には、えっ?これ?と思わざるを得ない昔話絵本も大変多く、正統派は、今時の書店ではなかなか目にすることが難しいです。

迷ったら、是非図書館員さんに聞いてみましょう。

頼りになるのは、子どもの本の担当の図書館司書さんです。

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by yomuyomuehon | 2017-07-22 19:12 | 昔ばなし | Trackback | Comments(2)

「グリムの昔話」

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いかんな、と思いながらも最近寝るのがすっかり遅くなってしまっているhaneちゃん。

毎晩10時です(><)

毎日水泳があるのに、その体力に驚きつつ、感心しつつ、呆れつつ。。。。。

どんなに遅くても「よんで!」と持ってくる本1冊。

をやっと読み終え、

を読み始めたのですが、1ページも読み終えないうちに、haneちゃんの寝息が聞こえてきます。

どうやら読み聞かせは睡眠導入剤のようです。

そして、haneちゃんが寝た頃寝室にやってくるのがtaichiで、こちらも「よんで!」と一冊持ってきます。

それが


読んであげるなら 6、7歳~
自分で読むなら中学年以上~

先日hanetちゃんが寝た後に読んだ「こわがることをおぼえたくて 旅にでかけた男の話」が面白かったらしいのです。

(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

むかし、おとうさんとふたりの息子がいました。上の息子はりこうもので、気がきいて、あんでも調子よくやりましたが、下の息子はばかで、なんにもわからず、なんにおぼえられません。だから、みんんあは、この息子を見ると、いうのでした。

「いや、こんなのがいたんでは、おやじさんも苦労するだろうよ!」って。

まあ、こんなわけで、なにか用事があるときに、やらされるのは、いつでも上の息子でした。

 * * * * *

こんな始まりに、憤慨していた次男taichiでしたが、その後のお話は面白かったらしく、11時近いにもかかわらず、近所に響き渡るような大声で、sotaと大爆笑していました。

ひとつひとつが長いので、読み聞かせというより自分で読むグリムの童話です。

読み聞かせにそれぞれが短くまとまっている、こちら↓

子どもに語るグリムの昔話〈1〉

ヤーコプ グリム,ヴィルヘルム グリム/こぐま社

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がお勧めです。こちら ↑ は全6巻。


こちら ↓は

グリムの昔話1 (福音館の愛蔵版シリーズ)

グリム/福音館書店

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は、全三巻。

グリムの昔話2 (福音館の愛蔵版シリーズ)

グリム/福音館書店

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スイスの版画家・絵本画家のフェリクス・ホフマンが自ら101の話を選び、見事な挿絵を付けたものです。

一巻には、「ラプンツェル」「灰かぶり」「七羽のカラス」など35話が載っています。


「灰かぶり」とは「シンデレラ」のことです。

ディスニーに育った子ども達にとって・・・大人にとってもかしら?・・・グリム版のこれは、驚くべき内容もしれません。

妖精?魔法使いのおばあさん?は登場しませんし、カボチャの馬車にガラスの靴も出てきません。


ディズニーアニメは、フランスのペロー童話をもとにしているようです。



絵本だと、これ ↓ がグリムの原作に忠実です。

さて、灰かぶりに似たお話は、世界中にあります。

そして日本にも「米福粟福」(こめぶくあわぶく)という似たおはなしがありますよ。


「灰かぶり」には、特にディズニーアニメに慣れ親しんだ人にとっては、不愉快なところがあるかもしれません。

しかし、長く人々の間で伝承されてきたお話には意味があります。

上の本の中で、「灰かぶり」は昔話の語り口の作り方という観点からみると、グリムグリム兄弟の腕前が分かる傑作だと、小澤俊夫さんは仰っています。

この語り口というのは、三回の繰り返しです。

シンデレラでは、老婆の妖精が魔法を使ってシンデレラを美しい姿に変えました。

灰かぶりでは、妖精役は鳥です。

鳥は亡くなった母親の魂の化身。

なぜ母親なのかは、その前の部分のお話を読むと納得出来ます。

この物語が語ろうとしているのは、灰かぶりはふだん汚い姿をしているけれど、本当は美しいのだということだと、小澤さんは述べています。

魔法による美しさではないのです。

そして三回の繰り返しにより、お城へ行って王子様に見そめられながらも、また汚い姿に戻る・・・これが思春期の若者の行動をよく示している。

継母や姉たちからさげすまされることで、自分に自信が持てず、王子の前からにげだしてしまったのだと。

三回の繰り返しをきちんと語っているからこそ、それらは感じ取れるものであると。


ですから、妖精が用意してくれた馬車や馬、ドレスであってはならず、ガラスの靴が脱げてしまった一回の舞踏会ではそれらは語れないのです。

ディズニーは子どもの成長を支える昔から語られてきた昔話とは違い、夢物語です。


果たして子どもにどちらを与えるか?

それは大人がきちんと意味を知って、考えるよりないでしょう。

それから、昔話の特徴である、主人公の命を奪ったり狙ったりした悪者は最後に罰せられる事は、「灰かぶり」においても同じです。

二人のお姉さんたちは、靴に足が入らないために、それぞれ踵とつま先を切り落とし、馬車に乗ってお城へ向かうのですが、途中灰かぶりを助けてくれた二羽の鳩が、

「クックックー、見てごらん 靴の中に血が出てる 靴が小さすぎるんだ ほんとうの花嫁は、まだうちの中にいるんだよ」

と嘘を暴く場面があります。

この鳩たちは、灰かぶりと王子の結婚式の時、灰かぶりの左右の肩に止まっていました。

そこに幸せを分けてもらいたいとやって来た姉二人。

教会へ行くときに左右に着いていたこの二人の目をつついて取ってしまうのです。

昔話には差別的なことや言葉がたくさん登場します。

差別ということが問題になったのは、世界的に見ても最近の事です。

これからの人生を生きていく子ども達に、人類の負の遺産をわざわざ語り聞かせる意味はないと、小澤さん。

子ども達が目の不自由な人たちを見たとき、「なにかわるいことをしたんだろうな」と思ってしまう危険性があると。

しかし、悪い姉たちが厳しく罰せられる事は言わなくてはならない。

ですから、

「それからというもの、姉たちは目が見えないままくらさなければなりませんでした」はカットした方が良いと仰っています。

で、一番の悪者と思える継母が全然罰を受けずに終わっているのは、グリムの落ち度だとも。

子どもの心と大人の心の間を揺れ動く「灰かぶり」は、どうやら小学上級以上のお話のような気がします。



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by yomuyomuehon | 2017-06-08 11:35 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)
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さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・ 日本と世界のむかしばなし (福音館の単行本)

瀬田 貞二/福音館書店

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読んであげるなら 4、5歳~

2016年に生誕100年を迎えた瀬田貞二さん。

子どもの本のよあけ―瀬田貞二伝 (福音館の単行本)

荒木田 隆子/福音館書店

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1月に出版された↑のメッチャ厚い本がまだ読めずに手元においてあります。

同時期に新刊や復刊がたくさんありました。

おなかのかわ (こどものとも絵本)

瀬田 貞二/福音館書店

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は、昼読みで子ども達に読んだところ、子ども達の反応も、そして読み手である私の気持ちも、とっても良かったと報告しましたね。


「さてさて、きょうは何を読もうかな?」と、夜布団に入った子ども達に、電気を消して、携帯の明かりを手に一話か二話読んでいるのが、この本↓の中のお話。

さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・ 日本と世界のむかしばなし (福音館の単行本)

瀬田 貞二/福音館書店

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お兄ちゃん達も、かつて絵本で接して来た日本、そして世界の昔話など、全28話が収められています。

日本の昔話で言えば、

今、絵本として読めるものだけでも、

こしおれすずめ (こどものともコレクション2009)

瀬田 貞二,瀬川 康男/福音館書店

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うしかた と やまうば 日本の昔話 (こどものとも 日本の昔話 10のとびら)

関野 凖一郎(イラスト),瀬田 貞二(その他)/福音館書店

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まのいいりょうし 日本の昔話 (こどものとも 日本の昔話 10のとびら)

赤羽 末吉(イラスト),瀬田 貞二(その他)/福音館書店

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ねずみじょうど(こどものとも絵本)

瀬田 貞二/福音館書店

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ふるやのもり(こどものとも傑作集)

瀬田 貞二(編集),田島 征三(イラスト)/福音館書店

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かさじぞう

瀬田 貞二/福音館書店

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こんなにあります。

どれも目にした事、読んだことがある事でしょう。


そして海外の昔話で言えば、

三びきのこぶた

山田 三郎/福音館書店

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三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

マーシャ・ブラウン(イラスト),せた ていじ(翻訳)/福音館書店

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おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)

わきた かず(イラスト),せた ていじ(翻訳)/福音館書店

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ちっちゃなえほん ちっちゃな ちっちゃな ものがたり ジェイコブズのイギリス昔話集より (日本傑作絵本シリーズ)

瀬川 康男(イラスト),瀬田 貞二(翻訳)/福音館書店

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こちらも有名ですね。

瀬田貞二さんという名前を知らなくても、子ども達はどこかで読んでもらっているのではないでしょうか?

さて、この「さてさて、きょうの・・・」は、1979年に刊行された小冊子に、いくつかを追加して復刊されたもです。

この本が復刊された理由は二つ。

①本来、昔話は語られてきたもので、その語りから、子ども達は自ら心の中に絵を描き、昔話を楽しんできた。その場に子ども達を案内したかったという事。

③瀬田さんの再話、翻訳の妙、日本語の美しさを、まとめて子ども達に味わってもらいながら、昔話の面白さをたっぷり経験して欲しかったという事。


①については、例えば「おんちょろちょろ」で言うと、

仏壇のない暮し、ネズミなんぞ出て来るはずも無い清潔な暮しから、今の子ども達にこの情景を想像できるか?

例えば「まのいいりょうし」で言うと、

なげし、石臼、もんぺ、はばき、藪、炉、土間と言うものを知っているか?

そういう事を考えると、まずは絵本で接する事が必要な時代となってしまっていますね。

ただ、絵本で昔話に接した事のある子ども達には、耳で聞く昔話はとても素敵だと思います。

「おんちょろちょろ」にも「まのいいりょうし」にも大爆笑だった息子達。

昔話って、本当に面白い。


先日TVの妖怪〇〇だったかな?聞えてきて、あまりの言葉の汚さに、日本語の稚拙さにびっくりしました。

TVに子守をさせていては、子どもの言葉も感情も育たない気がします。

国語力は、学校だけで、教科書だけで育てるものではありません。

まずは耳から。

こうした良本に接する事が、子どもの肥やしになっていくのでは無いか。

う~ん、なかなか成果が出るには時間が必要ではありますが(^^;)

少しずつでも子どもを耕しているはず!と思って、今後も肥やしを播いていきたいですね。

先日、小学校で読み聞かせボランティアの皆さんと、図書室の昔話の本を集めた棚を見ていました。

なかなか子どもは手に取る事はありません。

隣のディズニーは大人気なのですが・・・・・(^^;)

だからこそ、大人が読んであげる機会を作らなくては!、来年度も昔話をどんどん読んでいかなくちゃね!と気持ちを合わせたところです。


さて、瀬田貞二さんを特集した「こどもとしょかん2016年秋号」の巻頭で、東京子ども図書館の監事に就任した松浦弥太郎さんが、素敵な言葉を寄せていらっしゃいました。


「しあわせという言葉を思い浮かべると、母に本の読み聞かせをしてもらっている在りし日の情景が、心にふわりと映し出される。

「おおかみと七ひきのこやぎ」「はたらきものじょせつしゃけいてぃー」「泣いたあかおに」といった本を読み聞かせてくれている母のやさしい声、からだの甘い、いいにおい、ぴったりくっついて感じる母のあったかい体温は、けがえのないしあわせの記憶として、本の物語以上に、僕の心の中にずっと生き続けている。

幼い頃の僕はいろいろなことにおびえて生きていた。わからないこと、知らないこと、不思議なことに、とにかく人一倍敏感で恐がりだった。

けれども、母がそうして本を読み聞かせてくれることから感じる、自分がたっぷりと愛され、精いっぱい守られている確かさに嬉しくなって、不安さや怖さなんてへっちゃらになって、つよい自分になる事ができた。

今、自分がさまざまなメディアに関わる仕事をするようになり、何かあるたびに立ち返り、大切なことと確かめているのは、母が僕に読みきかせをしてくれていた、そうしたしあわせなひとときだったりする。

このたび、東京子ども図書館の監事就任にあたり、日々の暮らしとは、しあわせを求める営みであること、そのための子ども達への精一杯とは何かをしっかり考えていきたいと僕は思っている。

 

松浦弥太郎さんは、暮しの手帖の前編集長です。


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by yomuyomuehon | 2017-03-01 11:33 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)
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小学校の読み聞かせは、6年生と3年生のチームに属しています。

年度初め、息子達に、読みに入っても良いか確認した所、「いいよ!」という返事だったのでこのチームに入れていただいたのですが・・・

sohtaのクラスで読んだ時、チラッと息子の方を見ると、そっぽを向いていて、全く絵本を見ようとせず(^^;)

先生も、「ほらお母さんにバイバイしなくて良いの?」なんて事を言うものですから、ムッとしてしまって・・・・

恥ずかしいお年頃、なるべく息子のクラスに入るのは避けようと思っています。

そんな多感な時期に足を踏み入れたsohtaですが・・・・

水泳から帰って来て夕飯食べて、お風呂に入って、ストレッチして、となると10時半。

そんな訳でなかなか時間が無いのですが、時間がある時は「読んで!」と、sohtaもyaichiも寝室に本を持ってきます。

皆で和室に布団を敷いて寝ているので(^^;)

自分の分のお話を聞いた後、すぐさま寝息を立て始めたhaneちゃんの隣で、ゲラゲラ笑いながら聞いているのはたいてい昔話です。

イギリスとアイルランドの昔話 (世界傑作童話シリーズ)

石井 桃子(編集),石井 桃子(翻訳),J.D.バトン(イラスト)/福音館書店

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一昨日のsohtaに続き、昨夜はtaichiに読みました。


先日伺った東京子ども図書館理事長の張替さんが語ってくださった「三びきのこぶた」は、この中に収められている石井桃子さんの訳のもの。

三びきのこぶた―イギリス昔話(こどものとも絵本)

山田 三郎/福音館書店

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三びきのこぶた

ポール ガルドン/童話館出版

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内容としては、↑福音館や童話館のものと同じです。

昔話はそもそも口承文学。

ですから、文章としていいかというよりも、語ってどうかが大切だと思います。

張替さんのお話には引き込まれました。

張替さんがお上手なのは勿論ですが、なんと言ってもこのお話集が石井桃子さんの訳に依るものだからだと思うのです。

素晴らしいリズムです。

語っていて気持ちよく、私って上手!って思ってしまう(^^)

途中でつかえる所が無いのです。

言葉がころころ転がる感じ。

お話しながらお話の内容に、おかしくて笑ってしまう自分がいます。

何度もくり返し読んで、いくつか語れるようになりたいです。


ところで、ちゃんとした「三びきのこぶた」を子どもに語ったり、読んだりしたことはありますか?

このお話のポイントは三つ

①貧しくて子ども達に食べさせていけなくなったので、自分たちで働いて食べていきなさい、と母ブタが子ども達を世間に出す事。

②1番目、2番目のブタがおおかみに食べられてしまうこと。

③3番目のブタがおおかみをやっつけ、食べてしまう事。(殺してしまう事)

貧しくて子ども達を自立させるので、ブタたちが楽しそうだったり、可愛らしく着飾ってしたりしていては、絵でそれを確認できません。

最後は皆で仲良く遊びました、では、自分を脅かす存在が居なくならず、子どもは安心する事が出来ません。

「三びきのこぶた」は自立の物語です。昔話はそれが大切!と考えた先人達が作った人生訓です。

この昔話集にはイラストがほとんどありません。

イラストでその辺りを大変よく描いているのは、

金のがちょうのほん―四つのむかしばなし (福音館世界傑作童話シリーズ)

レズリー・ブルック/福音館書店

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の中の「三びきのこぶた」

世の中に出て行く三びき。作り笑いで子ども達を送り出す母ぶた。

二匹の子ブタは小躍りで、いそいそと出掛けていきます。

それはきっと上の二匹でしょう。

振り返りながら母ブタに手を振る一匹は、三番目のブタでしょう。

この先のドラマを物語っているようです。

色あいも素敵です。

是非、手にとってみてください。

注意したいのは、見開きの絵だけのページがあって、その前に物語りは進んでしまっているので、そこのページをどうみせるかですが、そのページをさっと捲らず、ゆっくり絵を見せて、言葉と絵の刷り合わせをさせてあげたいものです。

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by yomuyomuehon | 2016-10-18 10:02 | 昔ばなし | Trackback | Comments(2)
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いそっぷ童話集

いわき たかし/童話屋

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読んであげるなら 6歳くらい~


イソップ物語は、教訓じみていて、物語の中で遊ぶ事を好む私としては、あまり好きな部類ではありません。

子どもの時のお話の記憶で思い出すのは、忙しかった両親の代わりに読んでくれたおばあちゃんの、仏教的な教訓話。

こういうことをすると地獄へ落ちるとかいうもので、イソップのように教訓じみているのですが、もっと恐ろしい話だったので、内容は覚えてないのですが、恐かったということだけは思い出します。

教訓話を好まないのは、それもあってのことでしょうか。。。。

しかし、最近の骨のない甘ったるい絵本が書店に多く並ぶのを見て、または最近の子ども達の様子を見て聞いて、そして節度のない大人(私とてその一人かもしれぬが・・・)に接するにつれ、

こういう教訓話も必要なんだろうなと思うのです。


この本の編者、童話屋の田中さんは巻末でこう述べています。

「デジタル文明の渦中で、たくさんの子どもたちが迷い子になって、人間本来の美しい心の発露が閉ざされつつある。早く大自然の摂理の花園に子どもたちを連れ戻さなくてはいけない。この『いそっぷ童話集』がきっとその道案内人になるだろう」

あなたがイソップ物語と言って思い出すのは、どんなお話ですか?

この童話集には、17の物語が収められています。

ご存知の通り、どれも短いお話です。

余計な描写がないところが、昔話です。

小さな子にも言葉だけで情景が浮かびます。

寝る前に子ども達に、別の本を読んだ後これを手に取り、「では、一つ二つ」と語り始めたところ、「もっと、もっと」とリクエストが。

傍らで聞いていた主人も入り、一つの物語を読み終えるたび「ああだ、こうだ」と子ども達に訓示をたれます。

それがまた教訓話を読んでしまうと、子ども達が面白くなくなる理由の一つだと思うのですが、まあそれも受け入れられるようになった息子達は、主人に対し反撃するので、眠りに就く前の儀式のはずが、目も頭も冴えてしまって・・・・いつの間にか寝ていたhaneちゃんを横に意見を言い合う親子(^^;)

読んだ後、ああだこうだと訓示をたれることなく、子どもが静かに考える時間を持てるようにすることをオススメします。

大人も改めて読んでみると、なるほどねえ!と思うことも少なくはなく、「のはらうた」の

版画 のはらうた

工藤 直子,保手浜 孝/童話屋

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ほてはまたかしがさし絵を担当しているこの本は、大人が手にとっても良いように思えます。


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by yomuyomuehon | 2016-08-28 10:01 | 昔ばなし | Trackback | Comments(0)