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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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2017年 03月 04日 ( 1 )

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300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート

エミリー・ジェンキンス/あすなろ書房

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読んであげるなら 6歳くらい~

これは、ブルーベリーフールというデザートの作り方が、この300年の間にどう変化してきたか、そしてまたそれを作る人々が、人間関係がどう変化して来たかがわかる、美味しい絵本です(^^)

ブルーベリーフール・・・「フール」=つぶすで、ブラックベリーをつぶして、砂糖と生クリームを混ぜたものです。

4つの時代の4つの家族の物語が、1710年から現代まで、100年ずつを経て描かれています。


「300年前から伝わるとびきりおいしいデザート」の画像検索結果

↑は裏表紙です。

1710年はイギリスのライム

1810年はアメリカ、サウスカロライナ州、チャールストン。

1910年はアメリカ、マサチューセッツ州ボストン

2010年はアメリカ、カリフォルニア州サンディエゴ


300年くらい前、お母さんと女の子が野原で摘んだブラックベリーと牛の乳からしぼって作ったクリーム。

シャカシャカ、木の枝を束ねたもので泡立てて、ホイップクリームにするのに要した時間は15分。

井戸から汲んできた水で洗ったベリーを、布に包んでつぶし、種を取り除きます。

砂糖とクリームを、木のスプーンで混ぜ合わせ、出来上がったフールは、丘にある穴倉で冷やされます。

穴倉には藁が敷き詰められ、冬に出来た氷で冷やしてあります。

それを晩ご飯のあとのデザートとして、お父さん、お兄さん達に配ります。



200年くらい前、ベリーを作るのは、黒人の女の子とお母さん。

彼女達は奴隷です。

二人が農場の庭で積んだブラックベリー。

ミルクは近くの農場から荷車で運ばれてきたものです。

女の子が泡だて器で生クリームを作ります。所要時間は10分。

ベリーを洗うのは、同じく井戸から汲んできた水。

ブリキの濾し器にベリーを入れてスプーンの裏で押しつぶしながら種を取り除きます。

砂糖とホイップクリームを混ぜて出来上がり。

地下室にある木の箱が冷蔵庫です。

箱の内側には、鉛の板とコルクが貼られていて、氷で冷やしてあります。

そして農場主の晩ご飯のあとのデザートとして、女の子とお母さんはフールを配ります。


100年くらい前、市場で買った小さな木箱に入ったブラックベリー。

家の玄関前に配達された、ガラス瓶に入ったミルク。

お母さんは、作り方を料理本で調べます。

鉄の泡だて器はハンドルを回すと、ビュルーン。

所要時間は5分。

ベリーを洗うのは、台所の水道です。

濾し器にベリーを入れて指で押しつぶします。

砂糖とホイップクリームを混ぜ合わせるのはゴムベラです。

出来上がったものは、木で出来た冷蔵庫に入れます。

冷蔵庫は毎日届く氷で冷やしてあります。

晩ご飯のあと、家族揃ってブルーベリーフールを頂きます。


そして、最後は最近の話・・・

スーパーマーケットで買い物をするのは、男の子とお父さん。

二人は、紙の箱に入ったブラックベリーと低温殺菌された生クリームを買いました。

お父さんはインターネットで作り方を調べます。

男の子は電動泡だて器で生クリームを泡立てます。

ガーッ。

あっという間にホイップクリームの出来上がり。

水切りボウルに入れたベリーを水道で洗い、フープロで潰して、ざるに移し、シリコンのへらで押して種を取り除きます。

全てをヘラで混ぜ合わせて、冷蔵庫へ。

そこで玄関のチャイムが鳴って、友達家族がやって来て、大勢での食事会。

顔の色も家族構成もさまざまです。


同じものを作るのに、それもこんなに簡単なものを作るのに、大分変化しました。

とっても簡単になりました。

材料の仕入れに関しては、他人の手を介するようになりました。

人間関係はかなり変化しました。


これから先100年後、果たしてどんな作り方になっているのでしょう?

そして人間関係は・・・・

なんだかちょっと怖い気がします(^^;)


でも、一つだけ変化して無い事があるんです。

それは、子ども達が、お皿やボールに残ったブラックべりーフールをなめる事(^^)


あっ、もう一つありましたね。

それは300年経っても、この料理が愛されているという事。


それから4回の食事のメニューも書かれているのですが、それも美味しそうです。

これで日本料理版だったら、デザートは一体何になるのかしら?

300年前から食べられてきているデザートって、あるのかな?

私の実家では、食後のデザートは果物だったので、甘いものをいただく事はありませんでした。

でも、主人の実家では必ず甘いお菓子(和モノが多いかな)が・・・・



巻末で、作者は奴隷の親子についてきちんと説明出来なかったことを悔やんでいらっしゃいました。

ただ、この絵本の中では難しい気がします。

この絵本はその史実を踏まえながらも、それを教えるものではなく、楽しい絵本だと思うからです。

いつかそういう事を知った時、あああの絵本でそう言えば・・・なんて思い出す事があれば良いですね。


最近、奴隷に関して読んだ本がありました。

かなりショッキング(><)

真珠のドレスとちいさなココ―Slaaf Kindje Slaaf

ドルフ フェルルーン/主婦の友社

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マリーアが12歳の誕生日にもらった豪華プレゼント。

なかでもいちばん素敵なのは、ちいさな奴隷の少年だった―。

人を人と思わないこと、差別することの醜さと愚かさをうきぼりにする珠玉の本。

2006年ドイツ児童文学賞。2006年グスタフ・ハイネマン児童文学平和賞。


これが児童書なのかぁ。。。。。

白人が冷酷に、当たり前に、人を人として見ておらず、まるでただのモノのように扱う奴隷制度。

読んでいて、本当に気分が悪くなりました。

児童書であるこの本を、果たしていくつから手渡せるのか?

小学生にはちょっとねぇ。。。。。。

中学生以上かな。


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by yomuyomuehon | 2017-03-04 10:42 | たべものの絵本