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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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2012年 09月 07日 ( 1 )

第2次大戦の負傷兵のリハビリのために英国で始まったパラリンピック。

そして今大会には戦争で負傷し、障害を負った選手が増えているそうで、アメリカ選手227人のうち20人が現役、もしくは退役した軍人だそうです。

イギリスも然り。

09年に人気コメディアンが

「イラクやアフガニスタンで英国軍兵士がたくさん負傷している。しかし、彼らはパラリンピックでは素晴らしいチームを作ってくれるだろう」

と発言し、激しい非難にさらされましたが、今回のパラリンピック代表が決まると、英BBCは「彼の発言は正しかったのかもしれない」と報道したそうで・・・


9月4日の朝日新聞の記事には、何だか複雑な思いが・・・

私の中では消化できません。


ロンドン・パラリンピックの男子シッティングバレーの背番号「1」のリベロ、ネトラ・ラーナ選手(28)はネパール出身。

故郷のネパールでは仕事がなく、18歳だった2002年に英国軍の外人部隊に志願。

ネパール人傭兵部隊の「グルカ兵」になりましたが、08年、アフガニスタンの南部カンダハルで負傷。

絶望感を抱えながらリハビリをやり遂げ、軍隊で鍛え上げた体でシッティングバレー選手に。

そして・・・

英国代表に選ばれたことを誇りに思う。

英国籍も手にした。

だが、どんなに喝采を浴びても、兵士だった時ほどの満足感は得られないとも話す。

「今よりもいい給料がもらえ、家族に裕福な暮らしをさせられた。もし足が生えてくるなら、またアフガニスタンに戻りたい」

*****



小学4年生以上

いらっしゃいませ

いらっしゃいませ


ヒロシマの 銀行へ

やってくる おきゃくが

みんな わたしを ふんでから

店内に はいっていきました。


あさ 銀行が あく まえに

はやく きた おきゃくは わたしに

すわって まったりも しました。

そのおしりの ぬくさを わたしは

いまも おぼえています。


8月6日の あさも ひとりの おきゃくが

ここに ちょこんと すわっていると 8時15分

ピカアアアアアッと 光りました。

わたしに のこったのは このくろい かげです。


いらっしゃいませ

あなたも ここに すわってみませんか?

わたしは おしりの ぬくもりを さがしています。



あとがきで、アーサー・ビナードさんは仰っています。

・・・・・・

アメリカで生まれ育って、アメリカの教育では原爆投下について繰り返しその必要性と正当性を教えられた。

「原子爆弾(Atomic Bom)」、「核兵器(Nuclear Weapon)」

それは、核開発をすすめた人たちが作った呼び名。

それに対し、「ピカドン」は生活者が生み出した言葉だ。

「ピカドン」に相当する英語は存在しない事に気が付いて、課題を背負った思いがした。

それからというもの、広島の街を幾度となく歩き、人々と語り合い、資料館も幾度となく巡って、展示物と対面してきた。

その展示室の声なき「ものたち」の声が、聞こえてくる時もあって、持ち主の暮らしが見えたりもした。

・・・・・・・

広島平和記念資料館に収められた約2万1千点もの収蔵品。

その中から、14点の声なき「ものたち」が登場しています。

両方揃ったちょっと小さめの軍手、中のご飯は焦げてしまっている弁当箱、色鮮やかな紫色のワンピース、そして8時15分で止まったままの時計など・・・


彼らは語ります。


ヒロシマでのあの日、あの瞬間のことを。

そして今も探し続けている大切な人、持ち主たちのことを。

*****

そしてもう一冊。



一瞬で7万人の人々の命を奪った、ヒロシマでの、あの日の朝の出来事。

その年の終わりまでに10万を越える人々が亡くなりました。

半世紀をとうに過ぎた今でも後遺症に苦しんでいる人々、二度と帰ってこないものを待ちわびている人々が居ます。

20万の死があれば、20万の物語があり、残された人々には、それ以上の物語があります。

この本には、その内の三つの物語が収められています。

その一つが、住友銀行広島支店の階段に腰掛けていた人の、あの日の朝の物語「石の記憶」。

先に紹介した「いらっしゃいませ いらっしゃいませ・・・」と語る石に腰を下ろした女性の話。



私達に出来る事・・・それは“記憶”すること、語り継いでいく事だと、あとがきで朽木さんは仰っています。

どちらも、まだうちの子ども達には早いです。

でもいつか伝える日が来るまで、私が読んで語れるようになっていないと、と思うのです。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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by yomuyomuehon | 2012-09-07 23:49 | 戦争と平和を考える