人気ブログランキング |

絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
プロフィールを見る
更新通知を受け取る
カレンダー

2012年 01月 08日 ( 1 )

干支の本☆龍

学生時代、某大学海洋研究部なんて、一見お堅いダイビングクラブ(サークル)に所属していた私。

やはり今年の年賀状には、タツノオトシゴの写真が数枚ありました。

「潜ってるか?」「今年はカンクンへ行ったよ!」「たまには石垣に遊びに来い!」「今年は初めて一本も潜れなかった(泣)」など・・・

ダイビングに絡んだ文句が並びます。

今の時代の学生には申し訳ない限り、そして親にも申し訳ない限りですが、勉学もそこそこに、週に2、3回、西伊豆・東伊豆へと車を走らせ、潜ってばかりだった学生時代。

社会人になっても、週末は伊豆。夏休み・冬休みには、沖縄・伊豆七島、そして海外へと、ダイビング一辺倒でした。

その内、えら呼吸になって、水掻きでも出来てしまうのではないかと思える程(^^;)

その私が、潜らなくなるなんて!考えてもみない事でした。


タツノオトシゴを初めて見たのは、西伊豆の大瀬崎の外海でした。

海藻に体の一部を絡めて、流れに身を任せ、ゆらゆらゆらゆら。

見つけにくいと言われる、こんな一見見落としがちな魚も、どの辺りにいるか、どんな感じか分かると、発見しやすいものです。

サークルの同期は、私の他に男子3人。

傍から見たら、皆、ダイビングきちがい!?はたまたオタク!?とも思える(私も!)仲間と、かなり稀有な魚も見つけていました。

当時、毎晩眺めていたのが、『日本産魚類生態大図鑑』や『see fish』などの魚図鑑。

あれを見たい!これを見たい!などリクエストすると、パラオや慶良間や伊江島の、かなり稀有な魚に詳しいガイドさんは、珍しい奴が来た!と大喜びで、特別な場所に連れて行ってくれたりもしました。


しかし、たまたま一緒に潜る事になった人は不幸です。

慶良間では、潮の流れが滅茶苦茶速い時しか潜らないポイント『お花畑』に、翌日帰る事になっていた私と友達のIちゃんを連れて行ってくれた、コーラルダイバーズの阿武さん。

私たちの他に、4人組みの女の子がいました。

潜ったら、兎に角下に行け!と言われ、着いた所は、ピンクのソフトコーラルが潮の上流に向かってポリプを広げる一面の見事なお花畑。

その光景にうっとりしていようものなら、あっという間にパーッと流されてしまいます。

ついうっかり横を向こうものなら、マスクもレギュも吹っ飛ばされそうな勢いです。

周りを見ると、私とIちゃんと阿武さん、そして4人いたはずの女の子の内の一人しか姿は無く・・・

他の3人は、船から下りるや否や、500mも流されてしまったようです。

その三人にはそれぞれガイドさんが付いていたので、行方不明になる事無く、穏やかな場所に連れて行ってもらい、慶良間の美しい海を堪能したようでした。

・・・など等、魚の写真付き年賀状を見ると、楽しかった昔の思い出が蘇ってきます。

そして、きっともう潜らないだろうと思いながらも、水族館に行くと、ああ潜りた~い!という気持ちになるのです。

4日、サンシャイン水族館に行って来ました。

新しくなって、暫く混雑が続いていたサンシャイン水族館。

4日も大混雑、エレベーター待ちの長~い列が出来ていました。

勿論、タツノオトシゴのいる干支水槽の前は、黒山の人だかり。

なので、リーフィーシードラゴンをパチリ
干支の本☆龍_e0160269_7191550.jpg


私は実物を見たことはありません。

オーストラリア南西部辺りに生息するものです。

そうたとたいちが大喜びしていたのが、これ↓ガーデンイールです。
干支の本☆龍_e0160269_7192721.jpg

ムーミンに出てくる、ニョロニョロみたいでしょ?

小笠原で見たのものは、太くて大きくて、桁違い!!!

受験生応援企画、サンシャイン水族館で「合格祈願」とか!

ハタタテハゼが旗を立てて応援!?
干支の本☆龍_e0160269_721123.jpg


名物のマンボウには、「満望(マンボウ)」の書を掲げ、受験生が受験にかける“想い”を各自で合格祈願札に記入して置けるようになっているのだとか。
干支の本☆龍_e0160269_7211437.jpg

色々考えますね(^^;)

しかし、あんなに覚えていた魚の名前が全く出てこない!

子ども達に「あれ、なあに?」「これ、なあに?」と聞かれても、う~ん、何でしょう?

次回は、魚に詳しいIちゃんもさ~そおうっと(^^)

サンシャインラグーンという名の巨大水槽には、サカタザメ、ヒョウモンオトメイ、ナルトビエイの姿。
干支の本☆龍_e0160269_721353.jpg
干支の本☆龍_e0160269_7214584.jpg

ああ、潜りたい!!!

見た目は美しいが猛毒な、その名も『〇〇ドクガエル』、蛙も豊富です。

結局、水族館で一番喜んでいるのは私。

サンシャイン水族館、リニューアルして大分良くなりました(^^)

でも、水族館ってお高いですね(^^;)


* * * * *

今江 祥智
BL出版
発売日:2004-02



読んであげるなら 6、7 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

からだの長さは山をふた巻きするくらいもあり、雲を呼び風をおこし 天を駆けることもできるというのに、龍の子三太郎はほんとに気がよわくて、いつもいつも、湖の底でじいっと とぐろを巻いて、いきをころしておるのだった。

そして真夜中、そっと鼻先だけをつきだし、ひげをふるわせて深呼吸し 胸の中の空気を いれかえるのだった。

あとはまたしずしずと底にもぐり、じいっと、とぐろを巻いて、いきをころしているのである。



 * * * * *

(以下、あらすじです)

そんなふうだったから、長い事三太郎の姿を見たものはいない。

太郎の父、龍大王でさえ、50年に一度の見回りに来た時、息子の姿を見つけるのは至難の業。

しまいに龍大王はかんしゃくを起こし、ぐおおおおおん!

三太郎も仕方無しに、ぽっちり鼻先を突き出すのである。

そんな息子を見て、龍大王はうんざり、情けなくて情けなくて・・・

文句も言う事無しに、ぷいと飛んで行ってしまった。

安心したようにいそいそと沼の底へ潜り、その姿はまるでどじょうのよう。

でも、どじょうと思われることなんか、三太郎にはどうでも良かった。

気の弱い三太郎は、人に見つからずにそっと暮らしていたいだけ。

それなのに、ある夜の事、三太郎はとうとう村人に見つかってしまったから、さあ大変!

* * * * *

子どもの名前に『龍』と付けた人は、少なくとも龍のように強い子をお望みでしょう。

十二支ものがたりでも、蛇に席を譲られる程の大物?です。

ですが、このお話に出てくるのは、何とも気の弱い大人しい龍。

『三太』とは、愚鈍な者をいう擬人名だそうで、龍の子太郎と龍の子三太郎の違いは、この名前の設定から明らか。

龍は中国から伝わった伝説上の生き物で、各地で水の神として奉られています。

龍の子三太郎も、結果的には!、日照り続きに頭を抱えていた村人を救いました。

自己犠牲による積極的貢献の龍の子太郎と違い、三太郎の方はあくまでも結果的、本人も知らぬ間に貢献しちゃってた!?という具合。

しかし、けがの功名とは言え、龍神様と奉られることに!

人知れず、そっと暮らす事に固執していた三太郎ではありますが、奉られるのはまんざら悪い気持ちでも無く、龍大王とっつあんにも申し訳もたつと思ったりもしました。

『三太郎はそう思う、ほおを赤らめ、気のよわそうな 苦笑いをうかべて、ああんと一つ、小さなあくびをして考えた。

(神様ちゅうもんは、たいくつなもんじゃ・・・・・)』


この辺りの表現は、実に巧いですね~!(^^)

やはり三太郎とて、人に頼りにされるというのは嫌な気分ではないようです。

正義感バリバリのヒーローものが最近は無いようで、ちょっと気が弱いけど、スイッチが入ると変身しちゃう系のヒーローが持てはやされている昨今。

それを予言してたのでしょうか!?

1965年に発表されたこの『龍』は、何だか新しい感じというか、今の時代にピッタリな感じがします。

今江祥智さんの訳された作品の中で、『ぼちぼちいこか』『ごきげんなライオン』『すてきな三にんぐみ』などは、主人公のまぬけぶりに、肩の力が抜ける作品です。

今江さんは、そういう人物像がお好きなのでしょうか?

今まで今江祥智さんに注目した事がなかったのですが、この『龍』で興味が沸きました。

今年は、今江さんを掘り下げてみようかと思います。

さて、この『龍』は、龍の子太郎へのアンチテーゼとみるべきか?

次回、『龍の子太郎』と読み比べてみます。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


ランキングに参加していま~す

お帰りの際に、ポチッとよろしく~!!

あなたの一票が明日への励みに繋がりま~す(^^)

 ↓  ↓  ↓ 
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

 ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ
by yomuyomuehon | 2012-01-08 07:32 | おもしろ絵本