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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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2011年 03月 29日 ( 1 )

たんぽぽ



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

つめたい かぜに、

ほんの すこし はるの においがする。

かれくさの なかで、じっと はるを まっている くさ。

なにかな?

はっぱの まんなかに まんまるい きいろい つぼみ。

たんぽぽだ。たんぽぽの つぼみだ!




 * * * * *


(以下、あらすじです)

今年初めてのたんぽぽが、そおっと開いた。

地面にくっ付く様にして、恐る恐る、小さく小さく開いた。


段々暖かくなる。

春がいっぱいになる。

たんぽぽは安心して、せいを伸ばす。

周りに草がいっぱいあると、高く高く。

周りに草が無いと、地面いっぱいに葉っぱを広げて。

体中でお日さまに当たる。


朝はお日さまの光で目を覚まし、

夕方になると、一つ一つ、ゆっくりつぼんで、みんな寝てしまう。


皆、目を覚ましたのに、一つだけ目を覚まさないたんぽぽがある。

どうしたのかな?


何日か経った。

おや、あのたんぽぽが起き上がっている。

いつの間にか一番背高のっぽになっている。

あっ!


* * * * *


たんぽぽが夕方ゆっくりと蕾んで行く様、

いったん茎を横に倒した後、再び起き上がり、綿毛となって用心深く開いていく様・・・

見たことがありますか?

相当長い時間を、辛抱強くじっと眺めていなくてならないですよね。


こういう時だからこそ、そんなゆったりとした時間を、子ども達と共有したいなあとも思います。

まあ、子ども達は飽きてしまって、他の遊びに興じてしまいそうですが・・・


「あとがき」に、その様を見つめた甲斐さんの言葉が載っています。


「ぶじ開き終わったわたげの一本一本の旅立ちを見送り、静かにたおれてくたんぽぽの姿には、

母親の悲しみがあふれていました」
とも・・・


この春、卒園したそうたはたんぽぽ組でした。

植物のたんぽぽと違って、見送った母親は「悲しみ」ではなく「喜び」に溢れていましたが・・・

でも、「喜び」とも違う、表現が難しい複雑な気持ちだったかもしれません。


この絵本の、一面のたんぽぽが、綿毛となって風にのって飛んでいく様は見事です。

見開きで、かなり迫力があります。


同じ題名の「たんぽぽ」はかがくのとも絵本と言うだけあって、科学的。



甲斐さんのは、感動絵本という感じです。


この時期、子どもを次のステージに送り出したお母さんには、グッと来る絵本です。


「たんぽぽの 綿毛を吹いて 見せてやる いつかおまえも 飛んでゆくから」

「一生を 見とどけられぬ寂しさに 振り向きながらゆく 虹の橋」



またまた、俵万智さんの歌を思い出しました。




でも、センチな気持ちでいるのは3月末まで。

あと3日で4月。

そしたら気持ちを切り替えて、前向きに明るく進んでいこう!

子どもは前しか見てないもの。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-03-29 08:23 | 春の本