ウェン王子とトラ

チェン・ジャン・ホン
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読んであげるなら 5歳~
昔、深い森のお国、トラのおかあさんが住んでいました。
トラは、悲しそうな鳴き声をあげていました。
子どもたちが、人間の猟師に殺されてしまったからです。
トラはその日から人間を憎み、村へ行っては家を壊し、人や家畜を食い殺しました。
困り果てた王さまは兵を集めます。
しかし占い師は予言します。
「兵をだしてはなりません。そんなことをしたら、トラはますます暴れます。
トラの怒りをしずめる手立てはただひとつ。ウェン王子をトラにさしだすしかありません。
でも、ご心配はいりません。王子さまが危ないめにあうことは、けっしてないでしょう」
こうして王さまは、幼い王子を森の奥へ置き去りにしました。
ウェンの匂いを嗅ぎつけ、トラはウェンに近づき・・・
* * * * *
人間を憎みながらも、ウェンに出会ったことで、母性を取り戻した母さんトラ。
そしてトラのもとで、強く心優しい少年に成長したウェン。
水墨画の手法を使った迫力ある画。
ページをめくって現れた、迫力あるトラの表情に、息子が後ずさりしたほどです。
まあ、家の息子はかなりの怖がりやさんなんですけどね。
ウェンは城に戻り、立派な王になるのですが、再び森の奥のトラの元を訪ね、息子を託すのです。
良き指導者・ゆるぎない親の姿勢・深い愛情・子供の成長する場所、私が子供に必要とするものが、この本には全てあります。
* * * * *
先日幼稚園で、延長保育説明会がありました。
息子の通う幼稚園では、年中児から通常の保育の後に延長保育があります。
働いているお母さんの為、というよりも子供が十分遊ぶ場所の提供が目的です。
その時のお話で、延長保育をするかしないか、子供に聞いてはいけません。
幼稚園選びもそうだったでしょう?
親がこの子をどう育てたいかに拠るのですとの事。
先日の幕内先生の講演会でも、
「生き抜くは、すべて幼稚園時代に教わった。」
と言う子がいたとおっしゃってました。
そうです。うちも息子にも生き抜く力をつけて欲しいと、この園を選んだのです。
息子も良き指導者(トラ?といっては怒られちゃうかしら)の元、生き抜く力を身に着けて卒園して欲しいもの。
その息子も泣き虫小僧ですが、一年前と比べたら、大分成長しました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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