はなのすきなうし
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マンロー・リーフ・作 ロバート・ローソン・絵 光吉夏弥・訳
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むかし
すぺいんに
ふぇるじなんど という
かわいい こうしが いました。
他の子牛たちと違うのは、一人座って、静かに花の匂いを嗅いでいるのが好きなところ。
お母さんはそんなふぇるじなんどを心配しましたが、寂しがっていないことがわかると、好きなようにさせてやりました。
やがてふぇるじなんどは、大きくて強い牛に成長しました。
他の牛たちは、闘牛場で華々しく闘ってみたいというのが夢でしたが、ふぇるじなんどは違います。
相変わらず、大好きなこるくの木の下で、静かに花の匂いを嗅いでいました。
ある日、闘牛場に出す、一番大きな足の速い乱暴な牛を探しに、5人の男たちがやってきました。
他の牛たちは猛烈にアピールします。
しかしふぇるじなんどは、いつもの通り、こるくの木の下へ。
ただいつもと違っていたのは、腰を下ろした下にくまんばちが居た事です。
「いたい!」
ふぇるじなんどは、うなり声をあげて飛び上がりました。
気でも違ったように頭を振りたてて、地面を蹴散らかして、暴れまわったのです。
それを見ていた5人の男たち。
とびきり大きくて、ものすごい牛を見つけたと大喜び。
ふぇるじなんどは、まどりーどへ連れて行かれました。
いよいよ闘牛の日。
ですが、ふぇるじんなんどは見物人の女の人たちの挿している花にうっとり。
闘牛士たちがどんなにけしかけても、ただ座って花の匂いを嗅いでいるのでした。
元の牧場へ戻されたのは言うまでもないでしょう。
* * * *
他の牛とは違うふぇるじなんど。
それを認めて、そっと見守るお母さん牛。
息子にも他に流されず、わが道を貫いて欲しいなあ。
そして私も、お母さん牛のようにいきたいなあと思うのですが・・・
1954年刊行の絵本なんですが、そんな古さを感じさせないお話と素敵な絵です。
我が家のふぇるじなんど君、今朝も泣きながら登園です。
早くやってしまえば良い、朝のお仕事。
ギリギリまでやらないのは何故?
「では行きますよー」
と、玄関に向かう私の後ろで、歯磨き・洗面・幼稚園の準備を終えず泣き叫ぶ息子。
ご飯を食べ終えてから、大分経っていると言うのに・・・
どうして毎朝毎朝こうなんでしょ?
顔を洗いながら水遊び、お弁当箱を入れるのかと思いきやお箸で遊び出し・・・
来年度は一時間も早くバスが来るらしいけど、間に合うのかしら?
今朝はバスの到着が遅く、「寒いねえ、遅いねえ」って言いながら待っていました。
「バスおそいねえ」
と言う息子に、
「そうたみたいにぐずってる子が居るんじゃな~い?バスが遅くなると、みんなに迷惑かかるでしょ?明日はパッパッと準備してよね~」と私。
「そうだね」と息子。
でもこの会話、一昨日もしたよね~!
読んであげるなら 4,5歳~
最後まで読んでくださってありがとうございます
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