雪わたり

宮沢賢治
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昨日の朝は寒かったですね。
息子の園のバスを待つ間、公園の草に霜が下りているのを二人で観察していました。
その後、洗濯物を干そうとベランダを掃除したら、薄氷がはっていました。
今日の新聞には最低気温が氷点下2度、この冬一番の寒さだったとか。
今月7日は、二十四節気の大雪でした。
その時に紹介しようと思っていたのですが、息子の誕生日と重なってしまい、7日にはその日食べたピザ絡みで「ピッツアぼうや」を紹介させていただきました。
そうそう、魚焼器で焼いたピザの写真、撮れてないと思っていたのが残ってましたので、再編集させていただいております。
是非みてくださいね。
http://ehonkasan.exblog.jp/i7
宮沢賢治の「雪わたり」は、とよたかずひこさん・いもとようこさん・たかしたかこさんらも、手掛けていらっしゃいますが、私は堀内誠一さんの作品が好きです。
雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなった冬の日に、四郎とかん子の兄妹が野原に遊びに出かけました。
いつもは歩けないすすきでいっぱいだった野原の上でも、どこへでも行けると言うのですから、どんなに積もって固まっているのでしょう?
雪国育ちの方なら想像するのも簡単なのかもしれませんね。
私がその雪深さを想像するのは難しいですが、楽しそうって事はわかります。
キック、キック、トントン。キック、トントン。
随所に織り込まれる雪の上の踊り。
楽しそうでしょ?
2人が「かた雪かんこ、しみ雪かんこ」と歌いながら森のそばにやって来ると、キツネの紺三郎が現れました。
キツネは人を化かすと思っていた四郎とかん子は後ずさりします。
しかし歌遊びをするうちにその先入観は消え、2人はキツネの幻燈会に招待されました。
青白い十五夜のお月さまが山にのぼったころ、2人は土産の鏡餅を持って森に向かいました。
会場では、すでにキツネの学校の生徒が大勢集まっています。
紺三郎のあいさつに続いて、幻燈会が始まりました。
休憩の間に二人に出されたきびだんご。
きつねの学校生徒がみんな、「食うだろうか。ね、食うだろうか」なんてひそひそ。
そして二人は・・・。
見開き文字だけのページだったり、堀内さんの絵だけだったり。
まだ絵本の絵を追ってるうちの息子には難しいようです。
いつか読んであげたいなあと思う、素敵なお話と堀内さんのあったかい絵です。
そういえばキツネっていつも悪役ですよね。
でもこの挿絵を描かれた堀内誠一さんは、この作品でのキツネたちを、
「子狐たちは、天使なんでしょうね」と言われたそうです。
この本に適した年齢・・・小学校初級以上
しかし私的には、お母さんに読んでおいていただきたい本です。
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