よく泣く息子 「ないた」
中川ひろたか・作 長新太・絵

もうじき4歳になる息子は実によく泣きます。
朝起きたとき・幼稚園に行く前・幼稚園バスを降りて家に着いた直後等々、一日一回は泣いてます。それも近所中に響き渡るような大声で。
一通り泣いた後はけろっとして、朝ごはんを食べたり、元気よくバスに乗って行ったり、おやつを食べたり。
一つの儀式なんでしょうか。
泣くことで体内に溜まった熱を放出しているんだろうと思い、十分泣かせるようにしています。
表紙の「僕」は転んだりぶつけたり喧嘩したりでよく泣きます。
うれしいことでも泣きます。
そしてある時お母さんやお父さんが泣いたのを見たことが無いことに気づきます。
「僕」も大人になったら泣かなくなるのだろうか?と思うのですが・・・。
どうして ぼくは なくんだろう
いちにち いっかいは ないている
というくだりを息子が泣くたび言ってます。
言わないでよーって、余計にわんわん泣かれちゃうんですが。