押してくれると、うれしいな(^^V)
ひっそりとして人気がなく、カーテンもドアの鍵も常に閉まっていて、夜になっても明かりすら着かない。
近所の人たちは、すっかり空き家だと思っている。
コンビニでも、公園でも、商店街でも・・・・いつも一人の小さな女の子がいる。
たった一人1で!?
その子の名は「まつり」ちゃん
しっかりした話し方ではあるが、5歳だという。
まだ小学校にも行っていないその子の陰に、両親も祖父母も、大人の姿はない。
ネグレクト!?
一章毎に、まつりちゃんとひょんな事で知り合って、関わる人人たちがいる
読み進めるにつれ、深まっていくまつりちゃんの家庭への疑問。
それが、最後の章で明かされる。
切ない事情ではありながら、まつりちゃんの素直さとまつりちゃんと関わる近所の大人や小学生との交流がさわやかで、全体として重たい感じではなくなっている。
それは、この本がYAだからだろう。
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学校帰りの児童に声を掛けると、不審者に声を掛けられたと大騒ぎになる昨今。
誰でも彼でも不審者だと思うのは、色々起きている事件を考えると致し方ない事かもしれないが、そうならぬように、普段から親子共々近所の大人との関わり合う事が大事ではないだろうか。
面倒なことに頭を突っ込まないようにするのも、現代を生きる人の知恵かもしれない。
しかしまつりちゃんは、近所のお節介なおばあちゃんによって救われるのである。
是非、小学生の居る地域の大人は、子ども達に積極的に声を掛けるなり、関わっていって欲しいと思う。
さて、9/1号のasahi GLOBEに載っていた下の記事は興味深かった。
記事を読んでいると、まるで日本の事じゃないか!と思ってしまう。
ドイツでも同じなんだと思うと、これは経済的に成長した国の病なんだなあ。。。。
この本がドイツ語なのは残念(^^;)
日本語訳書籍の出版を心より願う。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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