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さみだれを あつめて早し 最上川 by松尾芭蕉
先日、次男が小学校の書道の時間に、小筆で書いてきたのはこの一句。
今まさに最上川はこんな感じだろうか?
今年の梅雨はなんて梅雨らしいのだろう。
この所、陽光を浴びる事が無い。
この句は最初、「・・・あつめて涼し」だったそうだが、舟に乗って下ってみると、恐ろしいくらいの流れが速い。
そこで「・・・あつめて早し」と変えたそうなのだが、なるほど涼しと早しでは、見える景色も聞こえてくる音も違う。
さて、社会人になった年の夏、友達と二人、芭蕉の足跡を辿るような山形旅行をした。
閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声
の舞台、立石寺にも行った。
蝉の声・・・何の蝉が鳴いていたか・・・とんと思い出せない。
娘と、この蝉はアブラゼミかミンミンゼミかニイニイゼミか、はたまたヒグラシかと考えてみた。
どの蝉に想定するかで、だいぶん印象が異なる。
芭蕉が彼の地を訪れた時期やらこの歌の雰囲気から、ニイニイゼミに軍配が上がっているそうだが、
私はヒグラシで想像してしまう。
前日あたりに急に思いついて二人で出掛け、現地で宿を取り、レンタカーで蔵王に入ったり、銀山温泉に行ったり・・・
たまたま山形花火大会の日で、河川敷に座ってお腹にどーん!と響く音と、首を真上に上げて見る、頭に降ってくる程の近さの大輪の花に、感動して二人で涙しながら宿まで歩いて帰った。
最上川の河川敷だとばかり思っていた記憶は間違えで、
文翔館(山形県旧県庁)近くの宿に泊ったことから、須川という川の河川敷だったようである。
そんなことを思い出しながら、「さみだれや・・・」の句に、奥の細道を辿ってみようじゃないかと、子ども向けの奥の細道を探したところ、
に出会った。
末娘は、一句一句声に出しては読み、解説を読んで、家族に説明をしてくれているところである。
夏草や 兵どもが ゆめの跡
には、兵って言うのは義経とか弁慶とかのことだと言うと、6年生になって歴史を習い始めた次男が飛びつく。
詩はリズムである。
声に出してみるのがいい。
特に俳句には五七五という独特のリズム感がある。
さらに季語をいれることから、目の前に日本固有の季節感たっぷりの情景が、音と臭いを伴って広がっていく気がする。
こちらも声に出して読むと面白い。
というか、黙読ではだめ。
子ども相手に一気に読んだ。
オチを知っている噺ながら、ゲラゲラ笑う娘である。
今の私にはこの本一冊音読するのは、かなりの体力を要する。
それでも、読んでいるこちらも面白くて、途中で止めることが出来なかったのである。
*****
さて、先週末から1日おきの通院が続いている。
ERの先生は忙しくて、入院中も一定の時間に受診することはなかったが、通院も待ち時間が長く、往復二時間かかるので1日がかりだ。
先日、初めての自分のレントゲン写真を見てびっくり。
背骨30cmに渡り、6本もの大きなボルトが入っている。
傷口の化膿は佳くなっているのだが、まだ来週も病院通いが続く。
さすがにこのまま主人に時間を割いてもらうのも・・・
来週からは電車とバスを乗り継いで行こうと思うのだが、
夕べから、どんな姿勢でいても、腰のあたりに激痛が走る。
退院してから感じたことのない痛みで、果たして来週自分で行くことが出来るかどうか心配。
ただ、車に乗っていても、その姿勢が辛く、腕で体を支えていることもあり、乗っているだけなのに、帰って来ると相当疲れてしまってぐったり。
それが続いた為に起きた痛みなのか?
筋肉痛ではなく、手術したあたりが痛いので心配である。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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