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Drヘリで救急搬送されたという事から、
首の骨を折ったらしい、意識が無いらしい、瀕死の重傷らしい・・・等々、色んな噂が飛び交っているようで、
又聞きの又聞きとなると、人の話には尾びれ背びれと元の形をとどめない、この世に存在しない形の魚に変形してしまうものらしい。
最近偶然あったり、また訪ねて行ったり、来てくれたりしたお友達は皆、
私が立っていること、歩いていることが信じられないようで、一様に涙を流して喜んでくれる。
そんなに皆に心配を掛けたのかと思うと心苦しく、そして皆が心に掛けてくれていたことをとても嬉しく感じる。
前回は、今回の怪我について泣いたことを書き、気持ちはあがったり下がったり不安定ではあるが、元の姿に戻れるよう一歩ずつ頑張っていきたいと思う。
*****
さて、長男は今朝早く、関西地方へ修学旅行に出掛けた。
つい先日小学校の修学旅行行ったばかりと思うが、3年間は早いものである。
私の中学の時の修学旅行・・・京都・奈良だったとは思うが、露も思い出せないが、
観光バスにて一斉観光だったはず。
それが、画期的というか贅沢というか、息子達の修学旅行一日目は、観光タクシーにてグループ行動である。
修学旅行の話が出た当初、オススメスポットはどこかと問う息子に、
若かりし頃、年に2回京都・奈良一人旅をしていた私は、
記憶を辿り、今の時期に行くべき場所をアドバイス。
しかしながら、その後どうなったか、入院してしまったので分からない(^^;)
昨日、「明日のグループ行動はどこに行くの?」と聞くと、
「伏見稲荷」という息子。
「他は?」
「う~ん、覚えてない」
えっ(^^;)
「どこへ行くかより、昼飯をどこで食うかが問題だ」と言う。
「観光地ってどこ行っても高いじゃん。京都は特に高いじゃん」
「京都だって地元の人が居るわけだから、地元の人が行くような所をタクシーの運転手さんに聞けば良いんじゃない?」
「マック行けば~」と次男。
京都行って、マックねえ(^^;)
確かに地元の人が行くところかもしれないけれど。
20代後半に、友達5人で廻った京都旅も楽しかったし、美味しかったなあ。
お金もあったから、昼も夜もここ行こう!あそこ行こう!って高いお店ばかり廻っちゃったし。
良いなあ、京都!
今の時期は暑いけど、緑にむせる京の町並みを、南禅寺の山門から「絶景かな、絶景かな」と眺めてみたい。
でも、あの一段一段がやたらと高い階段を上るのは、今の私の身体では難しい。
そうだ!治ったらしたいこと、行きたいところのリストアップしておこう!
*****
今昔物語の中の一編、斬られた腕を取り返しに来る鬼の話である。
丹波半島の付け根に位置する大江山には、酒呑童子の伝説が残る。
これは、源頼光とその家来が、大江山の酒呑童子を退治する話に始まる。
その鬼の中に、隙を見て逃げだした一匹がいた。
その三ヶ月後、都の外れの羅生門に、女をさらう鬼がいるという噂が広まった。
そこで頼光の家来の渡辺綱が鬼退治に出掛けた。
羅生門についた渡辺綱は何も出ないので気を許し、
自分が怖いのかと、腹を揺すって笑った途端、
鬼が出てきて、綱はぐしゃりと潰されてしまう。
・・・痛そう(><)
しかし綱は力の限り刀を振り、鬼の腕を切り取った。
その腕を担いで都へ帰ったのだが、三ヶ月後訳の分からぬ病に取り憑かれてしまった綱。
占い師は、鬼のたたりだと言う。
そしてまた、都の外れのただすの森で鬼が悪さをしているという噂が流れる。
綱は今度は逃すものかと出掛けて行ったのだが、素直に鬼は現れない。
鬼の方も必死なのだ。
さて、どうやって腕を取り返してやろうかと。
*****
大江山、羅生門、糺の森と、京の地名・名所が登場する。
大江山と言えば、小倉百人一首の一つ
「大江山 いくのの道の遠ければ まだ踏みもみず 天橋立」by小式部内侍
しかし、この大江山は、どうやら丹波の大江山ではなく、京都西京区の大枝山のことらしく、酒呑童子の伝説も丹波の大江山に伝わるとされるが、どちらの「おおえ山」のことか定かではないもよう。
そして羅生門・・・怖い場所である。
しかし、これも今や「羅生門跡」という石碑が、住宅地の中に立つのみ。
糺の森と言えば、下鴨神社の境内にある原生林。
「風そよぐ 楢の小川の夕暮れは 御祓ぞ夏のしるしなりける」by藤原家隆 こちらも小倉百人一首から
夏越の祓えを詠んだ句なんて、今の時期にぴったり!
京はかなり高温らしいが、糺すの森には凜とした涼しさがあるだろう。
若かりし頃は、こんな歌なんて考えもせず訪れていたけれど、今度行くなら、色々文芸的なものも身に付けて訪れてみたい。
話の内容を大分明かしてしまったが、声に出して読まないと、面白さは分からない。
「そうれ それそれ そのむかし。」と始まるこのお話は、
その日本が的絵からも語り口調からも、動画のように迫ってくる迫力があるのだ。
6年生あたりに読み聞かせたいのだが、う~んいつになったら読み聞かせに復帰出来るやら(^^;)
それまでに、たくさんの本に触れて、センスを磨いておきたい。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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