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中2の長男の美術の話。
長男は絵を描くことが好き。
特に最近は「ワンパンマン」なる漫画を模写することに熱心で、平日はなかなか起きてこないのに、
日曜日の朝は早くに起きて、鉛筆を走らせる。
学年末テスト直前だって言うのに・・・・
そこそこ上手な絵を描くのだが、音楽を聞いて音を絵に表すとか、気持ちを絵にするとかは苦手なのだと言う。
どれどれ・・・と見せてもらったところで、う~ん・・・悩む。
試験にも出ていた「やさしさ」とか「たのしさ」の表現に対する彼の解答にも、う~ん・・・
本人は、人によって表現はそれぞれだし、どう描こうが自由だと言う。
そうかもしれないけど、これは試験なので、模範的解答があるわけで、自分はこう思うからこれでいいでは点数取れないと思いますけど・・・
そう思うなら、先生に聞いてきたらどうでしょう?
大体、テストに出すくらいなんだから、模範解答ないの?
ない。
○や□や線を使って、さらにグラデーションやリピテーションなどの構成美の要素を用いて、表現する。
それって・・・・
と思って、子ども達がもう読まなくなった、赤ちゃん絵本を取り出してみる。
「読んだ!じゃなくて、読んでもらった!でしょう」
箱に入れてしまってから何年?
経年を感じる。
何度も読んだなあ。3人に読んだのに、ぼろぼろではないのは、この本の堅さと厚みのお陰。
構成美の要素の一つであるバランスも学べる。
「ここを隠すとどう?」
「あと どこに○があったらバランスが取れると思う?」
「ここ!」
「うそ・・・」
「それじゃバランス取れないでしょ」
「いいじゃん、芸術は自分の感性だよ」
「あなたがそれで将来成功したら、それが認められるかもね(^^;)」
芸術家は概して子どもの頃、模範的解答が出来なかったらしい。
しかし!
息子の感性は疑問である。
「兎に角、試験は試験。君の感性は二の次です!試験が終わったら自由にやって!」
そして夕飯時、子ども達にこれらの本を読み聞かせたのである。
子ども達が小さい頃、これら中で頻繁に読んできたのは、「もこもこもこ」と「ごぶごぶごぼごぼ」である。
何度も何度もせがまれたし、読んであげればとっても喜んだので、小さな子どもが好きなのは実証済み。
「がちゃがちゃ どんどん」の音の表現に、自分だったら・・・と子ども達は独自の理論を展開する。
子どもの言い分に納得することもあったりして、
私の結論は、こんなの試験に出す問題じゃないじゃん!って事になるのだが、それは息子に言わないことにする。
今回は、音として絵本を読んだのではなく、構成美としての表現に注目。
分かりやすい表現方法だと思って、一緒に借りてきたがこれ↓
それ以上でもそれ以下でもない内容。
やっぱり、元永定正さんはすごい。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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