瀬田貞二さんの訳が素敵☆「ブレーメンのおんがくたい」
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(以下、あらすじです)
年をとって、人間からお払い箱となったロバは、ブレーメンを目指して出掛けました。
町の音楽隊に雇ってもらおうというのです。
途中で出会った犬・猫・鶏も皆、ロバと同じく、年を取った故の人間からの仕打ちに耐えきれず、逃げて来た者達でした。
意気揚々とブレーメンを目指すのですが、ブレーメンまでは遠く、一日で着くことは出来ません。
そこで四人は森で一晩泊まることにしました。
木の上で休むことにした雄鳥は、灯りの灯る家を見つけました。
4人はここより寝心地が良いだろうと、その家に向かいます。
中を覗いてみると・・・なんとそこは泥棒の家でした。
お腹の空いている4人は、テーブルの上のたくさんのご馳走を、どうにか自分達のものに出来ないかと、あることを企てたのでした。
*****
この絵本を、昨日5年生に読みました。
もう一冊は、
意外とね、知っているようで知らない昔話がたくさんあります。
子ども達はとてもしっかり聞いていました。
お話の最後、大爆笑となったのです。
まさか、そんなに受けるとは思ってもいなかったので(^^;)なんだか嬉しい♪
瀬田貞二さんの言い回しは、今時の絵本にないものが多く、一文一文が長いのですが、こんなにも日本語って豊かなのね、と改めて感じる事が出来ます。
子ども達に読む前に何度も練習したのですが、噛むのなんの(><)
句読点でしっかり切って、漢数字の読み方を間違えないようにと、結構練習していきました。
特に最後の泥棒のセリフは、少し早口で焦った感が出るように!
子ども達が爆笑してくれたから、しっかり読めたと思います(^^)
そうそう、漢数字!
このお話は漢数字を習った一年生が音読するのにぴったりなのですよ。
一ぴき、四にん、一にち、四ほう、二三本、一つ、一つき、二ど、一ばん・・・と、
数字だけが漢字で書かれていて、その読み方も様々です。
表現が古いって言えばそうかもしれませんが、直接的表現の多い最近のお話にはない比喩や形容詞も多く、語呂のよい表現が随所に見られます。
こういう文章から小さい子は日本語を学ぶんだわと、つくづく思うのです。
「・・・あめが みっかもふりつづいたような、なさけない かおを・・・」
「・・・きみのなきごえは、ほねのずいまで ひびくなあ」
「どこにだって、しぬより ましなとこなら ころがってるさ。」
「あんなに あわをくうのでは なかったわい」とか。
パウルクレーに支持したというフィッシャーの絵も、とっても素敵です。
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