押してくれると、うれしいな(^^V)
小学校と幼稚園の一番の違いは何か?
それは、自分の足で、通学班の子達と登校することではないだろうか。
自分の足で歩くこと。
これは自立のための第一歩である。
小学校に入る前、さらには幼稚園に入る前、あなたは子どもとどのくらい歩いただろうか?
息子達の通学班が出発した後、通学班で行かなかった近所の子が親に怒られ、玄関先に追い出され泣いていた。
入学当初から通学班で行く事が少なかった彼。
その親には、二年前、腸が煮えくり返るほどの怒りを覚えることがあったのだが、
まあ子どもは仕方ないかと、その子に声を掛けた。
「どうした?また今朝もみんなと行けなかったね。おばちゃんが一緒に行ってあげるから、学校に行こう!」
「ランドセルに何も入ってないもん」
「学校に行けば隣の子が見せてくれるし、給食セットもあるよ。とりあえず行こう。はい、靴履いて。まだ間に合うよ。一緒に行く?」
「・・・うん」
意外とあっさり一緒に行くと言う。
子ども達を見送り、前日の子供会集まりで食べた袋菓子のゴミを公園で拾い集めていた私は、この時まだすっぴんで、エプロン姿(^^;)
でも、行こう!って言っちゃったものだから、このままの姿で駅前通りを歩いて学校へ向かったのである。
途中でさすがにエプロンは外したけれど。
「朝ご飯は食べたの?」
「うん」
「宿題はやってあるの?」
「うん」
「学校きらい?」
「きらいじゃない」
「朝、集合時間に間に合うように起きてる?」
「うん」
「行けない理由はないじゃん。なんで毎日みんなと行かないの?」
「・・・」
「いつも1時間目に間に合ってる?」
「うん」
「お母さんだってお仕事に行くんでしょ?いつまでも迷惑掛けてちゃダメじゃん!歩いて行きなよ。一年生だってちゃんと時間に来て歩いて行ってるよ。」
私はうちの子達と歩くスピードよりゆっくり歩いていたつもりだが、一緒に歩いていても少しずつ離れていく。
「歩くの、いや?」
「・・・うん」
学校まで800m位の道のりを、歩くことの大切さとか、通学班で行く事の大切さとか、上級生としてしっかりしなくちゃ!とか、色々話しかけながら歩いたのだけれども、
やっぱり翌日も来なかった(><)
私のした事は無駄だったか。。。。。
taichiとhaneちゃんに、「君たちが同じ事しても、近所のお母さんが一緒に行ってくれることはないねぇ」と話したら、
「ママが変わってる。それに、そんなこと言われても一緒に行かないし!」と言われた。
朝、通学班で登校せず、車で登校する子が多いことに驚く。
地域によっては、車やバスで登校するのが当たり前の場所もあろう。
しかし、子ども達の通う小学校は、PTAが作った通学班で、子ども達だけで通うことになっている。
幸運にもそれが出来る地域なのだから、子どもの心と体の成長を考えたら、低学年から高学年まで一つのチームで通わせた方が良いと思うのだが・・・
毎日歩くのと、毎日車で送って貰うのでは、子どもの運動量は相当差が出るだろう。
それは運動量だけでなく、心の成長にも大きな差を作るはず。
あの子と一緒はイヤだとか、この子と同じ班にしないでとか、新通学班を作る頃、役員さんの元に様々な意見が寄せられる。
確かにイヤなものはイヤだけれど、子どもがその対処方法を見出す事も大切だし、時に我慢も必要である。
社会に出たとき、イヤだからと辞めていたのでは、何事も長続きしない。
GWを明けると一気に気温が上昇するし、休み明けで学校に行くのが億劫になる子も出てくるだろう。
朝、通学班に間に合わなかった時、行くのを渋ったとき、車で送るのではなく、是非一緒に歩いて行くことをお勧めする。
そんな時間は無いと言われるかもしれないが、一時子どもに時間を割くことで、その後長引く事は無くなると思う。
親にしか出来ない事も、親だから間違って甘えさせてしまう事もある。
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小学高学年以上向け
たかが800m歩く歩かないでぐずぐずしているキミ!
動物たちの移動距離を見てごらん。
オオカバマダラは、往復9000キロという信じられないほどの長い距離を移動するんだよ。
オオカバマダラって何?ですって?
旅をするために生まれてきたと言っても過言ではない蝶だよ。
メキシコと北アメリカを行き来するオオカバマダラ。
行きは約33日、帰りは6ヶ月も旅するんだよ。
この美しい図鑑絵本には、生き様が美しい生き物が14種紹介されている。
動物たちの生に対する貪欲さを知ると、人間ってちっぽけだなあって思っちゃうね。
この本は、今月6年生に読む予定の、
の後で紹介しようと考えている。
最近、haneちゃんが読んだ本
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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