一昨日の晩、水泳の選手コースをやめたい。。。。と言い出したhaneちゃん。
その時、非常に珍しい事に、sotaもtaichiも寝室で話を聞いていたのでした。
やめたいというその理由は、友達と遊びたいから。
確かにね~(^^;)
5時間授業となったGW開けから、帰ってきてすぐスイミングへ通う日々。
「MちゃんやHくんとなら、火曜日と水曜日には遊べるんじゃない?あっ、明後日も4時間授業だから遊ぶ時間あるよ。」
「ちがう!YとかNとかHとか・・・すみれさんとあそびたいのっ!」
土曜日、幼稚園に卒園式のDVDと写真を取りに行ったのです。
皆、金曜日に取りに来ていたので、その日に会えたのは、下の子の親子登園日に来ていた同級生とA。
金曜日は、私が中学校のPTAの関係で行くことが出来なかったので、土曜日になってしまったのですが、どうも里心がついたらしい(^^;)
「しょうがっこうはあそべないし、みんなあそんでくれないし・・・・」
「え~っ、休み時間何やってるの?」
「ひとりで え かいている」
「ほんとぉ?友達いっぱい出来たって言ってたじゃん。」
「だってさ、つまんないんだもん」
taichiと同じで天邪鬼のhaneちゃん(^^;)
授業参観での様子からしても・・・う~ん、分からなくはない。
「まあYは学校も一緒だし、家も近いから水泳やらなきゃ遊べるけどねぇ。ママはやめても良いと思うけど・・・じゃあ、やめちゃおうか?」
「・・・・・・」
「明後日はUDコーチだからさ、とりあえず月曜日は休んで遊びにいく?」
「UDコーチはすきだから、やすまないのっ!」
「あっ、そう(^^;)」
「UKコーチとIコーチのときは、くるしいからやすむ」
「はあ?」
「だって、ターンのときくるしいんだもん」
「Tコーチが好きなんでしょ?早くTクラスに上がれば良いんじゃない?そうすれば学校から帰ってきたら遊べるじゃん!」とsota。
「Tコーチだって、優しいのは育成の時だけだよ。でも遊びたかったら、早く速くなって夜練になれば良いじゃん!」とtaichi。
「やめたかったらやめちゃえば」とsota。
「ターンの時が苦しいんだってさ。スタートとターンは上手なtaichiさん、どうすればいい?」
「超スピードで回れば良いんだよ。練習するしかないっ!」
「それよりさあ、休み時間に友達と遊べばぁ。あのさあ、あなたはちょっと冷めてるところがあるし、人が声かけてくれるの待ってないで、自分から遊ぼう!って誘ってみれば。」
「遊び相手が居なかったら、図書室行って本読んでればぁ」とsota。
「え~っ、何言ってんの?友達と遊びなよ。授業中ずっと座ってるんだからさぁ」
「おれは遊ばなかったら死ぬ」とtaichi。
「あなただって、一二年生の時は、色々あって悶々としてたでしょうが」
「でも、おれが育成の幼稚園の時は、すっごく練習きつかったけど、やめるって言わなかったし!」
「確かにtaichiたち程ハードな練習してる育成は見たことないけど、それをやってない○○とかに負けてるじゃん!」
「その内勝つ!とにかくhaneは速くなればいいんだよ!」とJO決まってから強きのtaichi。
「う~、もうみんなうるさいっ!!!ママっ、はやくほんよんでよぉ」
結局長々と話をしたのですっかり遅くなり、読まずに寝た夜でした。
そして翌日は、swinグループ校数校の合同練習で、同じ時間帯に全く別々の場所での練習。
sotaはパパと車で。
taichiは自校だったので、haneちゃんと私と自転車で。
taichiが参加した10歳以下のクラスは、JOのリレーで優勝だったり上位独占だったり、また総合でも優勝するスクールもあるなど、かなりハイレベルなswinグループ。
だから練習はかなりハードで、コーチも気合いが入ってるし、コーチの人数が多い。
選抜だけあって速い子ばかり。
それを見ていたhaneちゃん。
前夜はやめたいと言っていたのに・・・
「haneはバッタのせんしゅになる!」
「えっ(^^;)やめるのやめたの?」
「だって、haneの名前は○○なhaneだもん!」
「そうですか。。。。。(^^;)」
そして練習後に出掛けた車の中で、「やっぱりお笑い芸人になろうかな?」と言い出したhaneちゃんに、皆びっくり!
「えーっ、水泳選手って言ってたよね?その前は帽子屋さんで、その前は考古学者で、その前はなんだっけ?」とtaichi。
「えーとねぇ、ドーナツやさんで、そのまえはケーキやさん」
それにしても、お笑い芸人って(^^;)柄じゃないよね?
ただ先日、先生と友達を前に、三角に切った色紙を眉につけて踊っていたらしく、先生大爆笑で、「haneちゃんはいつも面白いんですよ~。」
本当に、一人で絵を描いているのだろうか?
信じられんが、どうかな?
そんな揺れる子どもの心の内を実によく描いているのが、この本。
読んであげるなら 小1くらい~
ラモーナは次女で、物怖じしない勇敢な女の子。
そのラモーナが小学校に入学して、色々と騒ぎを起こし、友達ともぶつかりながら成長していく姿を描いています。
一年生の女の子の気持ちを描いているのですが、一年生が自分では読めるはずもないボリュームと内容です。
読み始めたら、面白くて・・・と言うか、先が知りたくて、毎晩haneちゃんに読んでいます。
が、一章が結構長いので、土曜日の晩はhaneちゃんの水泳やめたい話を優先してお休み。
一章完結型ではなく、すっきりしない終わり方もあったりして、色々考えながら寝ることになってしまうことも。。。。
昨晩haneちゃんに読んだのは、
いわゆる授業参観日に飾るために作った紙袋のフクロウ事件。
ラモーナのフクロウをすっかりそのまま真似て作ったスーザン。
その後のスーザンの態度や先生の言葉にぶち切れたラモーナは、自分のフクロウだけでなく、スーザンのフクロウももみくしゃにして、家に走りに走って帰ったのでした。
さらっと書いてしまいましたが、この辺りのラモーナの気持ちがすごく細かくリアルに描かれています。
痛いほどよく分かる。
ああ誰しもこういう経験してきてるよねぇ。
今、haneちゃんもこの辺りを生きているのよねぇ。
sotaもtaichiも、色々あったもんねぇ。
うまく軌道に乗るまで、時間が掛かるよねぇ。
なんだか、丁度haneちゃんの心の揺れとリンクしているようで、丁寧に読んであげたいなあと思うのです。
巻末で、訳者の松岡享子さんが仰っています。
「大学で幼児教育を教えているわたしの友人は『児童心理の本を何冊読むよりも、ラモーナの本を読んだほうがよっぽど子どもの気持ちがわかる』といっていますが、わたしも全く同感です。
小学校に入ったラモーナは、幼稚園の時とはちがう人間関係という新しい問題に向き合うことになります。
学校へ向かうラモーナが、幼稚園の先生にたまたま出会うシーンがあります。
幼稚園の子達がとても幼く小さく見えるラモーナ。
自分がすっかりお姉さんになったことを実感するのです。
でも、このあったかい幼稚園の時の先生のラモーナへの接し方と、小学校の先生のそれとがちがう事が、ラモーナの心に少なからず寂しさを感じさせるのです。
自分の気持ちを周りの人、とりわけ大人達に分かってもらえないことで、ラモーナがぶつける苛立ち、悔しさ、怒り、やりきれなさを、お父さんとお母さんが愛情と忍耐をもって上手に受け止め、うまくおさめてくれるのですが、そこにはちょっぴり涙の味も。
私自身も、三人目のhaneちゃんになってようやく丸々受け止めてあげれるような気が・・・・
それまではtaichiだったりhaneちゃんだったりがまだ下に居て、それはそれは物理的に手の掛かるような問題もあり・・・
気持ちだけを受け止めてあげるという事が出来なかった気がします。
当事者の子どもは、ラモーナの気持ちや行動に共感するでしょう。
一方の大人は、目の前の子どもが言葉で表現しきれない奥の奥にあるものを、ラモーナを通じて知ることが出来るような気がします。
読み終えた頃、haneちゃんに変化があるかな?
この本は
のシリーズで、ヘンリー君の友達であるビーザス・・・ラモーナのお姉さんです―――を困らせる”わからんちん”の”みそっかす”として描かれていた脇役だったラモーナが主人公になったものです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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