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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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六年生への読み聞かせ

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昨日月曜日の朝、六年生への読み聞かせに行きました。

急遽sohtaのクラスで一人読みする事になってしまって・・・・(^^;)

ああ、また嫌な顔されちゃうわ。。。。。

廊下で待っていると、先生の声

「じゃあ、呼んでくるから~」(明るい先生)

そして、ドアを開けた先生が

「おお!」と驚きの声。

sohtaのクラスに入るのはかなり久し振りの事で・・・何しろ息子はイヤ~な顔するもので(^^;)

そしてまず読んだのが、

木 (こどものとも傑作集)

木島 始/福音館書店

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読んであげるなら 6歳くらい~

普通の絵本は「〇〇・文」→「〇〇・絵」ですが、この絵本は「佐藤忠良・画」が先にきています。

そして「絵」ではなく「画」です。

その事からも、この絵本が佐藤さんの絵がどれ程重要か分かるでしょう。

「絵」と「画」の違いですが、辞書で引いても違いはよく分かりません。

児童文学評論家の赤木かん子さんはHPで以下の様に仰っています。


絵と画の違いは

絵は、色つき
画は、白黒
なんだ、というのをどこかで読んだ。
いまではもっとはば広く使われちゃってるけど、そういわれてみれば確かにはじめはそうだったのかもしれないと思う。
画、というのは形をはっきりさせるというようなことらしいから、そしたら基本は白黒でしょう。
だから、マンガは漫画、であって、漫絵、じゃないのだそうだ。
でも出典を探したけど見つからないので、もしかしたらこれは、夢で見たのかもしれないな、と思います。



私が思い出す限り、表紙に「画」と書かれているのは、赤羽末吉さんと佐藤忠良さん。

あれ?瀬川康男さんはどうだったっけ?と思って確認してみたら、「絵」でした。

赤木かん子さんの仰っている色つきか白黒か・・・確かに佐藤忠良さんにはあてはまります。

私は格調かと思ってました(^^;)


白黒・・・鉛筆のデッサン画の佐藤さんの木の「画」。

彫刻家である佐藤さんが15年に渡ってデッサンしたものに新しいものを加えて構成した作品が、この「木」です。

木をじっくり見た事、観察した事はありますか?

木だけを、特に木の幹を見る事ってなかなかありませんね。

でも、この本を読むと、見ると、「木」って表情豊か。

そして、なんだか人生そのものって気がします。


ひかりと かぜが やさしくなると 木という木が きもちを はずませ うきうきしだす

こえだのさきが むずむずして 木のめが のびる のびる

あちらでも こちらでも 木のめと 木のめが みつめあっている

うまれたての わかばたちが ちいさな からだを ふるわせて おしゃべりしている

おひさまたちにあう よろこびと わかばたちは にこにこと ささやきあっている



この辺りから、白黒の鉛筆画だけでなく、そこに淡い黄緑の水彩が加わり、春を感じる構成になっています。

根元から始まった「木」のお話は、徐々に上へと向かっていき、若葉の芽吹きへ、更に見上げると黄緑色の若葉が空を覆っています。

この春、新たなステージへ進む子ども達へのプレゼントです。


次に手に取ったのは、

はなのみち (えほん・ハートランド)

岡 信子/岩崎書店

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「覚えていますか?」

ん?って顔の子ども達。

「さかさまでーす!」

えっ?

「ああ、ごめんごめん(^^;)」

「えーっと、これは皆さんが一年生のこくごで最初に読んだお話でしたね。覚えていますか?」

表情がぱっと明るくなった子ども達。

音読を一生懸命やっていた一年生のsohtaも、一日に何度読んだか・・・皆暗記していたと思いますが・・・・


中身をちゃんと理解していたかな?

この絵本で、絵を見て、ああそうだったのか!って思った子もいたかもしれません。


くまさんが ふくろをみつけました。

「おや、なにかな。いっぱい はいっている。」

くまさんが、ともだちの りすさんに、ききに いきました。

くまさんが、ふくろを あけました。

なにも ありません。

「しまった。あなが あいていた。」


あたたかい かぜが ふはじめました。

ながい ながい、はなの いっぽんみちが できました。



「あたたかい かぜが ふきはじめました」の前に見開きで2ページ、雪に覆われた森の景色が広がっています。

袋を見つけた時季が秋だったのが、冬になり、そして花の道が出来たのは春。

そこまで教科書に絵がなかったと思います。

この季節の移り変わりを、きっと5年前の一年生の時は理解出来ていなかったでは・・・・

音読を聞いていて私も、その季節の移り変わりまで考えていませんでした(^^;)


今朝、
朝ごはんを食べている息子達にその話をしていると、起きてきたhaneちゃんがこの本を読み始め・・・

上のテキストの下線の「くまさん  」を

「えっ?くまさん  」じゃないの?」とsohtaもtaichiも口を同時に突っ込んだのです。

なるほどねえ。。。。

確かに、なんで「は」じゃなくて「が」なんだ?


「が」と「は」の違いって、何となく使っているのですが、いやはや難しい問題です。

「くまさんが、ともだちの りすさんに、ききに いきました」と、「が」を使うのは、その後に来るのが動詞だからという理由によるものだと思います。

文には名詞文・形容詞文・動詞文というものがあって、このくまさんの場合は、後ろに動詞(行きました/開けました)が来るので、「が」を使う事になるようです。

うちの子達は、昔話で育った、新旧情報を「が」と「は」で分けるという感覚が、違和感を覚えた理由ではないかと思います。

例えば、

むかしむかし、ある所におじいさんとおばあさんいました。 ・・・2人の存在は聞き手にとっての新情報のために 「 が 」となっています。

おじいさん山へ柴刈りに、おばあさん川へ洗濯に行きました。 ・・・聞き手は2人の事をすでに知った上ですから、ここでは 「 は 」を使っています。

ですから、その前に、「くまさんが、ふくろをみつけました。」という情報を得た上で、また「が」が来ていることに違和感を覚えたのではないかと思うのです。

家にある本を色々引っ張り出してみましたが、はやり第一情報には「が」を、その後の文「

う~ん、日本語って難しい。

これが一年生の最初のテキストだから、あえて「が」を使ったのかな?

どなたか教えていただけるとありがたいです。

今朝、岩崎書店にも連絡したので、答えが着たら載せたいと思います。


そして三冊目は

風切る翼

木村 裕一,黒田 征太郎/講談社

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読んであげるなら 5年生位から

この本は、選書の段階で、読み聞かせでご一緒させていただいている先輩お母さんが薦めてくださった本でした。

このお話は、東京書籍の6年上に載っているそうですが、息子の学校は光村なので、初めて聞いた子達も多かったのではないかと思います。

この絵本は、2002年9月11日に出版することを目標に、創作の現場を公開して作られました。

モチーフは「鳥」

黒田氏が木村氏に送ってくる絵葉書の、鳥の絵に感銘を受けて木村氏が起案。

NYの黒田氏のアトリエで、お互いに刺激しあいながらリアルタイムで創ってみよういうものでした。

そんな中、9.11は起きました。

そこからこの絵本の運命が変わったと言います。


あなたを失いたくないと、思うだれかがきっといる。

『あらしのよるに』木村裕一+『忘れてはイケナイ物語』黒田征太郎
「いのち」のことをかきつづける2人が、読者と挑んだ3DAYS LIVE BOOK

この絵本は、2002年9月11日の刊行をめざし、作家と画家が、8月5日から7日までの3日間でストーリーと絵を創りあげていくところを、観客に公開しながら作られました。



このお話のテーマは、いじめや仲間というところ。

この本は今回私が読む事になっていなくて、何となく朝胸騒ぎがして、バッグにいれて行った物でした。

準備不足(><)殆ど初見で読んでしまったのですが、読み進むにつれて涙が出てきそうで・・・・

そんな私の感覚が伝わったかのような空気。

子ども達は真剣にこの話を聞いてくれていました。


アネハズルの群れがキツネに襲われ、一羽の幼い鳥が命を奪われてしまいました。

怒りの持って行き場の無い群れは、それをクルルのせいにしたのです。

親友カルルのためにしたことが、自分が仲間はずれにされる事になり、ショックで動けなくなってしまったクルル。


「そのときから、クルルは、まるで仲間殺しの犯人のようにあつかわれるようになった。だれ1人、かれの味方はいない。カララでさえ、だまってみんなの中に交じっている」

辛い、キツイ一文です。

この後のクルルの心の葛藤は、いじめ問題に繋がります。


やがて冬が近づき、越冬の為に飛び立たなければならない日がやって来ました。

飛べないツルは死ぬしかありません。

仲間達が南に向かって飛んでいくのが見えます。

もうどうでもいい。。。。

そんな思いでいる中、一羽の鳥が舞い降りてくるのが見えました。


最後は心温まる結末。

中身も文体も絵も、「はなのみち」とは全く違います。

君達は、こんなにも成長したんだね(泣)

あまり多くを言うと泣いてしまいそうでした。

この6年間って大きいです。



今回は、sohtaも成長したのか?ちゃんとこちらを見て聞いていた様子(^^)

が、日直だったsohtaの「ありがとうございました」はイヤイヤな言い方で・・・・

そりゃそうだよね、母だもんね~(^^;)

先生が改めて言いなおしてくれました。

6年生への読み聞かせ、残す所あと1回です。


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最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 

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by yomuyomuehon | 2017-02-14 09:41 | 愛のある絵本