「せかい1おいしいスープ」

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読んであげるなら 5、6歳~
(以下、あらすじです)
フランス、ブルターニュ地方の民話がもとになった楽しい、「うそ」のお話。
戦争から帰還途中の三人の兵士。
お腹が空いて、ある村で食糧を求めたのですが、断られてしまいました。
そこで一計を案じ、
石でスープが作れると、村人を騙し、村人が隠した食材を取り出させるのです。
口車に乗せられて、村人は次々に食材を出してきて・・・・
石のスープには、にんじん・キャベツ・牛肉・じゃが芋・大麦・牛乳が次々に入り、まさに王さまのスープが誕生。
村人たちは、こんなうまいスープは飲んだ事がない!と、大喜び。
それもなんと石から作ったスープとは!ってね(^^;)
村人は食べて飲んで踊って、夜更けまで楽しんだのでした。
そして兵士は、村で一番のベッドに招かれたのでした。
みんなを幸せにするこんな素敵な「うそ」なら、許される?(^^)
肩の力が抜ける、楽しいお話だと思いませんか?
小さな子どもに読む本は、こうでなくてはいけない、そんなお手本のような本。
マーシャ・ブラウンにとってこれが二作目の作品でしたが、この絵本でコールデコット賞のオナー(銀賞)を獲得。
その後は、6作目の「シンデレラ」が同賞金賞に輝くまで、5つの作品で全て同賞のオナーを獲得したのです。
その中で翻訳されているのは上の3作と合わせて4作品です。
一方、似てる!と思ったこちらは・・・・
「せかい1おいしいスープ」に比べてかなり陰気(^^;)
「せかい1・・・」に似ているのは、メンドリを心配して訪ねて来た動物達が持ち寄った野菜や肉により、う~んとっても美味しいスープは出来上がる事。
しかし、ラストは一緒に楽しく食べましたとはいかず、メンドリを食べる事が出来ず、皆にご馳走して退散(^^;)
「せかい1・・・」の兵士と村人のようなwinwinの関係にはいかなかったのですね(^^;)
悪者になりきれない気弱なオオカミに対して、のんきな村の動物たちのやりとりが面白いです。
こちらもフランスで人気のお話のようですが、きっと昔話を知ると更に楽しめるかも。
あわせてどうぞ(^^)

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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