「ランドセルは海を越えて」

にほんブログ村
小学5年生以上向け
読んであげるなら7、8歳~
間もなく卒業する6年生に読みたかったけれど、今回この本を入れることは出来ず、残念(^^;)
学ぶ事、学校へ通える事がどれ程幸せな事なのか?
当たり前のように、そして時にはいやいや登校する事もある、普通の暮らしが出来る子どもにとって、この本に登場するアフガニスタンの子ども達の目の輝きはどう映るのだろう?
表紙の女の子の、本当にうれしそうな表情。
思い出すことが出来る?
初めてランドセルを手に入れた時、そして背負った時、
そう、君達もこんな顔していたんだよ(^^)
でも、明らかに君達と違う所がある!
彼女が背負っているランドセルを見てごらん。
かなり擦り切れているでしょう?
(こんなに擦り切れちゃうまでなるかな?ましてや女の子のだけどなあ・・・)
どういう風に集められて、そして現地まで運ばれていくのだろう?
ぎゅうぎゅうに袋詰めされて、そして地面に山積みにされたランドセルをみると、もうちょっと、丁寧に・・・と言うか、大事に梱包して運べないのかな?って気がしなくもないのだけれど・・・
それでも、一人一人渡されたランドセルを、とっても大事に、これ以上の宝物はないよ!って言っているように胸に抱えて、そして背負う子ども達。
新たなステージへと進む君たちに、このアフガニスタンの子ども達の事を、世界の子ども達の事を知っておいて欲しい。
ヨーロッパと中東の国々に囲まれたアジアの一国、アフガニスタン。
2001年9月11日、アメリカNYでの同時多発テロを受けて、アメリカを中心とする国々は、テロ組織アル・カイダをタリバン政権が擁護しているとして、アフガニスタンへの空爆を始めた。
アフガニスタンは、その前から、1980年頃から、既に内戦状態にあった。
乾いた土や岩や砂ばかりの国と思われるこの国は、かつては万年雪をかぶった山々や、森や、見渡す限りの大草原もあって、春になれば草花が咲き乱れ、夏になれば果物がたわわに実る豊かな地だったそうだ。
それが、長く続く戦いの末、荒れ果ててしまったのである。
2001年以前を描いた絵本↓
整備された学校があるとは限らない。
教科書もノートも・・・そして、校舎すらない。
小さな黒板だけが学校のしるし。
それでも皆学校がだいすき。
字が読めるようになる。
書けるようになる。
新しいことをたくさん知る。
先生の言葉を聞きたいと、じっと前を見て、真剣に答える子ども達。
ランドセルは机の代わりにもなっている。
荒れ果てた地に黒板一つという所もある。
青空教室といえばそうだが、日本でいう所の青空教室とはわけが違う。
アフガニスタンの子ども達は貴重な働き手でもあり、兄弟全員が学校に行けるとは限らない。
そういう中で、ランドセルの持つ意味は大きいのだという。
同じ村にランドセルを背負った子どもがいることで、親は自分の子どもも学校に行かせたいと思うようになるのだと。
大人でも字が読めない人がたくさんいるアフガニスタン。
それによって、仕事は限られる。
社会で起きていることの意味を知ることも出来ない。
貧しさから抜け出す方法を知ることも出来ない。
学校は、未来へつながる希望だ。

この本で紹介されているランドセルの寄贈はこちら↓から
さて、
そうは言っても・・・・sohtaは、6年間連れ添ったランドセルをどうするか?
ミニランドセルに作り変えて、手元に置いておきたいのだそうだ。
そうだよね(^^)6年間も一緒に通った愛着のあるものだものね。
ネットでミニランドセルの事を調べていて驚いたのは、ランドセルを2~3年しか使わなかったというのが結構あったこと。
それって、本当?
こんな便利なものないと思うけど・・・
代わりに何を使うのかしら?(^^;)
お高い買い物だったと思うけど・・・もったいない(><)
みんな、お金持ちなんだね。。。。。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
* * * * *
ランキングに参加していま~す
お帰りの際に、ポチッとよろしく~!!
↓ ↓ ↓

にほんブログ村