アイヌの教え☆「ひまなこなべ」

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読んであげるなら 6、7歳~
(以下、あらすじです)
アイヌの人たちは、山や川、星や太陽、動物や植物、そして人間が作った道具など、あらゆるものに魂が宿っていて、それらはみんな神様(カムイ)だと信じていました。
身の回りのもの全てに尊敬の気持ちを持ち、接していたのです。
中でも、美味しい肉や暖かな毛皮や大事な薬などを与えてくれるクマは特別な存在であり、カムイでもありました。
その命をいただくときには、クマにこれ以上ないと言うほどのお礼をしました。
そのおもてなしがすばらしいので、天の国に帰ったクマが、またアイヌの世界に戻ってきたくなることを願って。
そしてこの物語は、そんなクマ神とひまなこなべ(暇な小鍋)のお話で、クマ神が語る形でお話は進みます。
ある日、石狩川上流に住むアイヌの所にお客になろうと思い山を下りてきたクマ神。
バシッと弓の音がして、アイヌの放った矢が体に刺さり、暫くして気がつくと、クマ神の魂はクマの体とは別々なっていました。
夕暮れ近く、アイヌの家に着き祭壇に置かれたクマ神。
アイヌは家の中の火の神に、クマ神が来た事を伝えました。
暫くしてアイヌの村人たちが集まり、歓迎の宴(熊送り・・・イオマンテ)が開かれました。
その中に一人、特別踊りの上手な若者が居ました。
天の国に帰ったクマ神は、その若者の事が忘れられず、再びクマの姿になり、アイヌの矢に打たれ、お客として家に行きました。
前と同じように宴が開かれ、若者に会うことが出来ました。
しかし、不思議な存在の若者、彼の正体を探ろうとしても、何故か分からなくなるのです。
クマ神は若者の踊りを見たいばかりに、何度も何度もアイヌの所へ行きました。
そして・・・・
*****
アイヌは道具にも「イオマンテ」をすることがあったそうです。
すべてのものは、命あるものから作られている。
それは自分達で道具を作るのが当たり前だったことから、その道具の元の姿を知っていて、道具にも魂が宿っていると感じる事が普通だったからだそうです。
アイヌに限らず、一昔前はそうだったはず。
「こなべ」は普段アイヌに大切にきれいに扱われている事に感謝し、清々しい気持ちで暮らしているので、暇さえあれば踊りたくなり、踊りが上手になったと言いました。
日頃家の人に大切にされているので、出番の無い大勢の人が集まる日は、そのお礼も兼ねて大事なお客である神々に踊りをお見せしていたと。
「いままで誰一人私の本当に姿を見破った神は居ませんでした。偉い神だけにあって、私の正体がわかったのですね。」
「いやいや 一度や二度では絶対に分からない。私はそれを知りたさに何度も何度も来たのです。それだけにこの家は肉や毛皮がもたらされ、裕福になったわけで、日頃大切にされているあなたが、家の主にお礼をした事にもなるのです。」
こんな言葉でこの本は締めくくられています。
深い!
「だから今居るアイヌよ。どんな道具でも大切にして、洗うものは洗い、掃除するものは掃除する事によって、道具の神は必ず恩を返してくれるものだ」
どいかやさんのイラストが可愛すぎて(^^;)、う~んアイヌの雰囲気伝わってこないけど・・・お話の内容は素晴らしい。
お掃除しなきゃ!ああモノを大切にしなきゃ!と反省させれらます。
さて、年明け早々、危なげな運転をし始めていて洗濯機が壊れました(><)
洗濯物がとっても多いので、無いと困る、非常に困る。
昔の人は偉かった。
手で、冷たいお水で、洗っていたんだもんね(^^;)
近所にコインランドリーがあるからとりあえず!と思って一度洗濯機にいれたところ、うっなんじゃこの匂い(><)
もう二度と使いたくない。。。。
で、翌日には配送、設置が完了し、新年は新しい洗濯機が始動したのです。
ついでにここ数年無かった炊飯器も購入(^^)
内釜競争の炊飯器の中で選んだのは、
なんとこの炊飯器、銘柄指定も仕上がりの好みも選べる優れもの。
なんと言っても、朝指定した時間に炊き上がっている(当たり前か(^^;))のが嬉しい。
でもやっぱり土鍋も捨てがたい。
どれも、大事に大事にきれいに使わなきゃね(^^)

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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