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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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酉年の本Vol3「チャンティクリアときつね」

押してくれると、うれしいな(^^V)


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チャンティクリアときつね

バーバラ・クーニー/ほるぷ出版

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読んであげるなら 5,6歳~


(以下、あらすじです)

むかしむかしのお話。

ある谷間の森の奥近くの小さな一軒家に住むお母さんと二人の女の子。

お父さんが亡くなってから、貧しくつつましい日々を送っている。

この家には大きなブタが三匹、牝牛が三頭、モリーという羊が一頭、それからチャンティクリアという名の素晴らしいおんどりと七羽のめんどりがいた。

そして森にはおそろしく悪賢いきつねが三年ほど前から住んでいた。


ある日、きつねはにわとりたちの遊び場になっている庭に忍び込んだ。

楽しそうに歌うチャンティクリア、その歌声を聴きながら気持ち良さそうに日向ぼっこするめんどりたちのいる庭に。

きつねに気付いたチャンティクリアは叫び声をあげ、そしてすぐに逃げ出せば良かった!

しかし、

それよりも早く、きつねがチャンティクリアに声を掛けた。


「おやおや、どこへ行くつもりなの?ぼくがこわいんですか?あなたのおとうさんとは、友だちだったのに。ぼくはね、あなたの歌を聞きたいばっかりに、やってきたんですよ。なにしろ、天使の歌声より ずっとすばらしいんだから。いまは天国にいらっしゃる おとうさんと、やさしかったおかあさんに、あそろいで、ぼくの家に きていただいたことが あるんですよ。・・・・(途中略)・・・・ねえ、おねがいですよ。ひとつ 歌ってみてくれませんか?」


すっかりいい気になったチャンティクリアは思いきり大きな声で歌い始め、きつねはすかさず、チャンティクリアののどをがっぷりくわえると、森へむかって逃げ出した。

*****

これはイギリス中世の農家を舞台にした動物寓話。

14世紀のイギリス詩人ジェフリー・チョーサーの代表作

完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)

チョーサー/岩波書店

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完訳 カンタベリー物語〈中〉 (岩波文庫)

チョーサー/岩波書店

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完訳 カンタベリー物語〈下〉 (岩波文庫)

チョーサー/岩波書店

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の中の、「修道女につくそう司祭の話」が原作。

寓話と言うものを私は好まない。

しかし、そうであっても、このお話は単純に面白く、何と言ってもバーバラ・クーニーの絵が相当美しいのである。


きつねに上手くだまされちゃうところは、あひるとにわとりの違いがあるにせよ、こちら↓にも似ている(^^)

あひるのジマイマのおはなし (ピーターラビットの絵本 11)

ビアトリクス・ポター/福音館書店

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ポターも昔話に学んでいる所が大きいようなので然り。


酉年という事でこの絵本を読んでみたが、どうして今まで手に取らなかったののかしら?

こんなに面白いのに・・・・

おそらく図書館に置いてあるこの本はとっても古く、紹介されるきっかけがなければなかなか読まれることがない。

と言うことは、本が古くなっても新しいものを購入することにならないのかな?

実に残念。

最近新設された公共の図書館で借りたこの本は、とってもきれいで、読んでいて気持ちよい。

昨日紹介した、

もりのともだち

マーシャ・ブラウン作/冨山房

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は、初版に近いものだったので、本を開くと古本屋さんの中にいるような、素敵な匂いがした。

それはそれで良いのだけれど、やっぱりきれいな本は気持ちがいい(^^;)


このコールデコット賞を取った「チャンティクリアときつね」は、バーバラ・クーニーがある秋の夕方、森からの帰り道に偶然目のした納屋の風景から生まれたものだった。

沈みかけた太陽が干し草を、にわとりを、全てを金色に映し出した。

中国や日本の画家の風景や鳥の絵に感心していた彼女は、この美しいにわとりを描かずには居られなくなった。

確かにこの絵本では、金色(黄色)が効果的に使われている。

テャンティクリアの雄姿には、どこか東洋的なものを感じさせる。

”よく知っているものしか描けない、出来るだけ写生によって描くようにしている”というのが彼女のポリシー。

この本を描く為に、まずは鶏小屋を近所から借りてきたそうで、花や草もチョーサー時代にイギリスに生えていたものを描いている。

また、枝を刈り込んだヤナギにとまるカササギは不吉な前兆として、これから起こる事件を予期するものとして描きこまれている。


クーニーの親友は、彼女の多産で多様な仕事ぶりに、誰もが驚異と畏敬の念を抱くと言う。

完璧な園芸家であり、料理名人。

道理をわきまえた人で、自制心も旺盛。

勉強家で、新しい事に次々挑戦する気持ちを持ち、バランス感覚に優れ、更にやさしく思いやりのある人・・・・と。


か、か、完璧過ぎるっ(^^;)

でも、確かに彼女の作品からは、人としての素晴らしさを感じずにはいられない。

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話

バーバラ クーニー/ほるぷ出版

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にぐるまひいて

ドナルド・ホール/ほるぷ出版

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おおきな なみ―ブルックリン物語

バーバラ クーニー/ほるぷ出版

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ぼくの島

バーバラ クーニー/ほるぷ出版

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*****

さて、今日で三回目の飼育(幼稚園の動物達の休み中のお世話)が終了。

ヤギ小屋の掃除、鶏の世話をてきぱきこなすhaneちゃんを見て、この飼育が子ども達の心の成長に少なからず影響するものであると思わざるを得ない。

残念ながら、近頃あひるとうさぎがお亡くなりになり、6年前のsohtaの時に規模の大きくなった飼育小屋は今、ヤギ二頭と鶏10羽だけになってしまった。

今日も、にわとりさんの産みたてホカホカの卵を3個頂いてきた。

にわとりさんが温めるお尻の下に手を入れて、「ごめんね~、わあ、あったか~い♪」と、卵を手に取り喜ぶhaneちゃん。

それにしても、大事な卵を取られても、突っついたり追いかけてきたりしないのは、どうしてなんだろう?不思議(^^;)

ただhaneちゃんは、「あの子はおとなしいの。ほかの子たちはいっつもけんかしてるし、つっついてくるよ」と。

お休み前には10羽居た鶏だが、気性が激しく子ども達に危害を加えるので、3羽が殺処分となった。

ただ子ども達には、「お婿さんに行った」とか、「お嫁さんに行った」とか伝えていたらしい。

haneちゃんは、「おばあちゃんなんだけど、およめにいくの」と言っていた。

「そうかぁ、鶏はおばあちゃんでもお嫁にいけるんだぁ・・・うらやましいわねぇ」

それをそのまんま信じる所が、まだ可愛い幼稚園児である。


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by yomuyomuehon | 2017-01-05 15:02 | どうぶつ絵本