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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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嫁入り道具となる育児書☆「モモちゃんとアカネちゃんの本」

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モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子/講談社

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この懐かしく(1964年発行!)可愛らしいモモちゃん人形が赤い傘を差して佇む表紙の「ちいさいモモちゃん」を、haneちゃんに読み始めたのは今年の夏。

一日に一つ二つを読み進め、ようやく6巻目を読み終えようとしています。

嫁入り道具となる育児書☆「モモちゃんとアカネちゃんの本」_e0160269_10412362.jpg
上は、雑誌MOEに寄せられた松谷さんの直筆
 

MOE (モエ) 2011年 11月号 [雑誌]

白泉社

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『ちいさいモモちゃん』シリーズのモデルは、松谷さんの長女と次女です。

当時は少数派だったワーキングマザーや、環境の悪かった保育園に預ける事、また離婚やママの体調が悪い事やパパの死なども描かれ、松谷さんとその家族の成長記録と言えます。

1964年発行のこのシリーズ、全6巻を出すまでに30年近く掛かっています。

そしてなんと、615万部を越えるロングセラーです。

モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子/講談社

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↑では、モモちゃんの誕生から描かれています。

モモちゃんが生まれた時、祝福に駆けつけたのは、じゃが芋やにんじん、たまねぎなどライスカレーの仲間たち。

まだカレーは食べられないの、とママに断られ、次に来たのはチューンガム、ソフトクリーム。

でも、それらも皆断られ、モモちゃんはおっぱいとゴクン、ゴクンと飲むのです。


また、モモちゃんやアカネちゃんの兄的存在である、プーという黒猫の存在は大きいのですが、ただの猫ではなく、れっきとした人格(?)なるものを持ち合わせていて、またジャムという奥さんを得た後、子宝にも恵まれ、父親としても素敵な更に頼もしい存在に成長します。

赤ちゃんの家(保育園)から掛かってきた電話にも出ちゃうし、保育園のモモちゃんが呼んでいると分かると、すぐさま赤ちゃんの家に向かうのです。

子どもを授かった母親の歓びを、ファンタジーと共に描いています。

それが、

モモちゃんとアカネちゃんの本(3)モモちゃんとアカネちゃん (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子/講談社

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この↑本では、モモちゃんに妹アカネちゃんが誕生!

でも、一方でパパは帰らず、パパの靴だけが家に帰ってくる場面があります。

人形劇団「太郎座」を主宰されていた、夫の瀬川拓男さんとの離婚がこの辺りから描かれていて、松谷さんの胸の内や、また肺結核の術後の体調の悪さなども時折見られ、一般の子どもへ向けて書かれたものではない感じになってきます。

haneちゃんに読みながら、この後の展開にドキドキしました。

そして死神までも登場するのです。

後に、この死神とは飲み仲間となってしまったママ(松谷さん?)ですが・・・

モモちゃんとアカネちゃんの本(4)ちいさいアカネちゃん (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子/講談社

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↑では、離婚したモモちゃん一家はパパの下を離れ、引越しをします。

引越した先では、おいしいもの好きのクマさんが、何かと家族を助けてくれる頼もしい存在として登場。

この辺りから、それまでの子どもに優しく語り掛けるだけではなく、松谷さんが自分自身に向かって語りかける、自分を見直すような記述も増えてきます。

聞いているhaneちゃんには難しくないのだろうか?楽しいだろうか?と疑問に思うこともありました。

でも、一つ二つお話を聞くと、満足したように眠りに就き、そして翌晩はまた「モモちゃんよんで!」と持ってくるのです。

どういう気分で聞いているのかな?


モモちゃんとアカネちゃんの本(5)アカネちゃんとお客さんのパパ (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子,伊勢 英子/講談社

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離婚したパパは、おおかみに扮して時々登場します。

パパおおかみは、アカネちゃんのモデルである次女のあけみさんの言葉によって誕生したキャラクター。

「パパはおおかみなの。さびしいおおかみなの。おくちをすこしあけてあるいているよ」


この巻からはパパの登場頻度が増えます。

アカネちゃんと楽しいひと時を過ごす場面が度々。

また若くして亡くなった菊池貞雄さんに変わり、この巻からは伊勢英子さんが絵を担当しています。

モモちゃんとアカネちゃんの本(6)アカネちゃんのなみだの海 (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子/講談社

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さあ、いよいよラストです。

モモちゃんとアカネちゃんのパパ、そして松谷さんの元夫である瀬川拓男さんの死が描かれます。

果たしてhaneちゃんは聞いていられるでしょうか?

ただ悲しいお話だけではなく、

タッタちゃんとタアタちゃんという、かつてアカネちゃんが赤ちゃんの時お友達だったママが編んでくれたアカネちゃんの靴下との再会や、

お友達のマコトくんがお泊りにきて、マコト君にとっては一大事の顛末など、楽しいお話もあります。

そして、パパとのお別れのシーンでは、今までお姉ちゃんとして頑張ってきたモモちゃんのなみだの海に(タイトルのアカネちゃんのなみだの海とは別)に、読んでいるこちらも涙が止まらない。

果たして私がhaneちゃんにちゃんと読めるかなあ。。。。


あと数日で読み終わります。

「子どもの本棚」1974年10月号に松谷みよ子・その人と作品の特集がありました。

その中で、「ちいさいモモちゃん」を評論した中学校教諭の言葉。

中学生の女の子など、「お嫁に行くと気に持って入って、育児書にするのよ」と言う子がいるが、これは新しくママになる人への必読書と言っても良くはないか。

育児に自信をなくし、我が子を殺してしまうという事例の多い今日、楽天的で、ユーモアがあり、子どもをしかkり見つめて立ち向かっている母親の目は、大人もまた、学ぶ所大だと思う。


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by yomuyomuehon | 2016-11-04 12:15 | 童話 低学年向け