10月の昼読み
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昨日は、小学校の昼読みに行ってきました。
私が子どもの頃、昼休みって40分~45分くらいあったような気がするのですが・・・
息子たちの小学校の昼休みは、たった25分間。
そしてチャイムが鳴らないので、早く支度を始める子、全く気にしない子など、様々なのですが、昼の読み聞かせの終わり頃はそわそわ。
さて、職員室であいさつをし、放送を入れてもらうお願いをし、子ども達が給食を食べている中、読みきかせルーム(ただの空き教室ですが・・・)へ向かいます。
1時5分・・・昼休みの始まりです。
しかし、1時10分・・・1時15分・・・あれぇ、放送入らないぞ~(^^;)
今日は0人かしら。。。。
と、落胆している所へ、女の子が二人入って来ました。
「お天気がいいのに、外へ行かなくていいの?」と聞くと、
肌が日光に弱いので、外遊びが出来ないのだそうで、
読み聞かせを楽しみにしてくれているとの事。
ただ、今日は放送が無かったから、読み聞かせないのかなって思ってた、と。
そうかあ、落胆している場合じゃないね(^^;)
一人でもそうやって楽しみにしてくれている子がいたら、頑張らなくちゃね!
まずは、
一年生くらいには丁度よい加減の難しさ。
「ては たくさんなのに あしは いっぽんのもの な~に?」
なかなか答えが出てきません(^^;)
絵がヒントになっているのですが、このページだと、「絵がヒントだよ。よ~く見てね。秋の巻だからね。」と言ってもちょっと難しい。
で、やっと出てきた答えに、ページを捲ると、
おばあちゃんが箒で落ち葉掃きをする傍に、楽しそうに走り回る女の子の姿。
「秋」を、この絵で少し理解出来たかな?
では、
「かおにぶつかるけれど めにみえないもの な~に?」
これは絵で分かったようで、すぐに答えが出ました。
そうこうする内、
「今日は放送が無かったから、(読み聞かせが)無いのかと思った~」と言いながら、1年生の男の子が二人入って来ました。
そして、がやがやと女の子達10人以上が入ってきたと思ったら、
整列の練習!?なんだとか(^^;)
並び方が悪いから練習なんですって。。。。
で、先生がやって来て、「廊下でやりなさい!」と。
う~ん、今日は落ち着かない(><)
読み聞かせというものがどういうものか、どう大切か、全く先生に理解されていないらしい。。。
で、その男の子の内の一人は、なぞなぞを出すと、答えもしないで、すぐにページを捲ろうと手を出してきました。
「まだだよ~。考えて~、絵にヒントがあるよ」
う~ん、この子の普段の暮らしぶりが見える気がします(^^;)
全く答えが出なかったものが二つありました。
「ちいさいいえに おおぜいですんで つぎつぎに あたまを やかれていくもの な~に?」
と、
「ようく やけているのに たべれないもの な~に?」
特に二つ目は答えを言っても、???って感じで(^^;)
男の子の靴下が丁度灰色だったので、「灰」について説明しました。
オール家電生活で、直火を知らない子ども達。
マッチを摺る事も、燃えカスの灰を見ることも無い生活ですね。
この本も、古典となり、間もなくお蔵入りしてしまうのかな?と不安になりました。
最後のなぞなぞの答えは「焼き芋」となるのですが、焼き芋を食べた事はあるそうです。
でも・・・作ったことはないそうです。
うちの子達の通う幼稚園では園庭で落ち葉を焼き、子ども達が濡らした新聞紙で芋を巻き、更にアルミホイルを巻いて、その中で焼き芋を作ります。
マシュマロも焼きます。
絵本で見るだけは、火の温かさも熱さも、煙の匂いも、めらめら燃えて変化する火の色も分かりません。
今時の暮しをする子ども達は、果たしてどんな大人になってしまうのか、心配です。
先日小学校で開かれた、かかし座の影絵。
それを受けて、二冊目にはこの本をチョイス
本当はね、「焼き芋」を受けて、「いもさいばん」にしようと思っていたのですが、
子どもの出入りが激しくて、物語を読むには落ち着かなくて・・・(^^;)
表紙の富士山も、中に4人が入っているんですよ。
驚きでしょ?(^^)
影絵のページに「このかげ なんだ こりゃ なんだ」とあって、こちらもなぞなぞ形式となっています。
で、この富士山となすびと鷹の影絵を見せた所、
富士山となすと言う答えは出ましたが、
鳥らしいと分かっても、「鷹」ではなくて、インコ?とか雀?とか答える子ども達。
「一富士、二鷹、三茄子」なんて言葉、聞いたことない。
更に、最後は「渡し舟」
どれもこれも説明が必要でした。
さてこれらの本を、大人が手に取るか、子どもに読むか?
色んな所で日本の文化や習慣、そして言葉が廃れてきているんだろうなと感じます。
お月見よりもハロウィンがメジャーな今日この頃。
昨日ラジオを聞いていて驚いたのは、60歳以上でハロウィンを楽しむイベントの予定があると答えたのは、インタビューだったのかしら?40パーセント以上にもなるとか。
お友達から聞いた「お月見泥棒」の話。
中秋の名月に、お供えの団子などを、子ども達が盗んでよいという風習らしく、各地に残っているようですが、私は知りませんでした。
子どもは月の使者と考えられていたとの事。
まさにハロウィンのように、
「お月見くださーい」、「お月見どろぼうでーす」と言ってお菓子を貰い歩く地域もあるんだそうです。
柿の本でも、今となっては昔の習慣を知ることが出来ます。
詳細はこちらで↓
そして最後に読んだのが、
これはベンガル地方の昔話なのですが、似たようなお話は各地にありますね。
日本の昔話で言うならば、
にも通じる所があります。
インドでは、「たまごからうま」というのは、ありえな~い!という話に使う言葉なんだそうです。
楽がしたい!楽がしたい!と考えたダーは、馬を買えばいい!と考え、市場に馬を買いに行きました。
しかし馬は高い。小さい馬でも買えません。
そんなダーを見て近づいてきた男。
「馬のたまご」だと南瓜を売りつけたのです。
すっかり信じたダーは、大きな南瓜を抱え、家に帰ります。
下に置いてはいけない、卵が割れて馬が出てきちゃうからと言われていたのですが、途中で疲れて南瓜を置き、うとうと。
そこへキツネがやって来て、あやまって南瓜を蹴ってしまい、南瓜は割れてしまいました。
慌てて逃げたキツネを、目を覚ましたダーは、馬だと思って追いかけます。
本当に間抜けなダーが面白すぎます。
この後キツネは逃げきり、ダーは別の動物を馬だと思って追いかけるのですが、この楽しいお話の続きは是非絵本で!(^^)
読んであげるなら 6歳くらい~
でも、6歳以上でも、馬が卵から生まれる!って思っている子にはまだ早いですよ(^^)
で、いつもの事なのですが、まだ5分あるのに、もう行かなくちゃ!と、友達をせかす子。
え~、この先が気にならないの~!と思うのですが、何人かは出て行ってしまいました。
う~ん、私の読み方が悪い?
最後まで聞いていた子達は、「あ~、面白かった!まだある?」
「今日はもうおしまい。また明日もあるから来てね」
今日は雨・・・昼読みには大勢来るでしょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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