子どもはお話が好き☆「イギリスとアイルランドの昔話」

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小学校の読み聞かせは、6年生と3年生のチームに属しています。
年度初め、息子達に、読みに入っても良いか確認した所、「いいよ!」という返事だったのでこのチームに入れていただいたのですが・・・
sohtaのクラスで読んだ時、チラッと息子の方を見ると、そっぽを向いていて、全く絵本を見ようとせず(^^;)
先生も、「ほらお母さんにバイバイしなくて良いの?」なんて事を言うものですから、ムッとしてしまって・・・・
恥ずかしいお年頃、なるべく息子のクラスに入るのは避けようと思っています。
そんな多感な時期に足を踏み入れたsohtaですが・・・・
水泳から帰って来て夕飯食べて、お風呂に入って、ストレッチして、となると10時半。
そんな訳でなかなか時間が無いのですが、時間がある時は「読んで!」と、sohtaもyaichiも寝室に本を持ってきます。
皆で和室に布団を敷いて寝ているので(^^;)
自分の分のお話を聞いた後、すぐさま寝息を立て始めたhaneちゃんの隣で、ゲラゲラ笑いながら聞いているのはたいてい昔話です。
一昨日のsohtaに続き、昨夜はtaichiに読みました。
先日伺った東京子ども図書館理事長の張替さんが語ってくださった「三びきのこぶた」は、この中に収められている石井桃子さんの訳のもの。
内容としては、↑福音館や童話館のものと同じです。
昔話はそもそも口承文学。
ですから、文章としていいかというよりも、語ってどうかが大切だと思います。
張替さんのお話には引き込まれました。
張替さんがお上手なのは勿論ですが、なんと言ってもこのお話集が石井桃子さんの訳に依るものだからだと思うのです。
素晴らしいリズムです。
語っていて気持ちよく、私って上手!って思ってしまう(^^)
途中でつかえる所が無いのです。
言葉がころころ転がる感じ。
お話しながらお話の内容に、おかしくて笑ってしまう自分がいます。
何度もくり返し読んで、いくつか語れるようになりたいです。
ところで、ちゃんとした「三びきのこぶた」を子どもに語ったり、読んだりしたことはありますか?
このお話のポイントは三つ
①貧しくて子ども達に食べさせていけなくなったので、自分たちで働いて食べていきなさい、と母ブタが子ども達を世間に出す事。
②1番目、2番目のブタがおおかみに食べられてしまうこと。
③3番目のブタがおおかみをやっつけ、食べてしまう事。(殺してしまう事)
貧しくて子ども達を自立させるので、ブタたちが楽しそうだったり、可愛らしく着飾ってしたりしていては、絵でそれを確認できません。
最後は皆で仲良く遊びました、では、自分を脅かす存在が居なくならず、子どもは安心する事が出来ません。
「三びきのこぶた」は自立の物語です。昔話はそれが大切!と考えた先人達が作った人生訓です。
この昔話集にはイラストがほとんどありません。
イラストでその辺りを大変よく描いているのは、
の中の「三びきのこぶた」
世の中に出て行く三びき。作り笑いで子ども達を送り出す母ぶた。
二匹の子ブタは小躍りで、いそいそと出掛けていきます。
それはきっと上の二匹でしょう。
振り返りながら母ブタに手を振る一匹は、三番目のブタでしょう。
この先のドラマを物語っているようです。
色あいも素敵です。
是非、手にとってみてください。
注意したいのは、見開きの絵だけのページがあって、その前に物語りは進んでしまっているので、そこのページをどうみせるかですが、そのページをさっと捲らず、ゆっくり絵を見せて、言葉と絵の刷り合わせをさせてあげたいものです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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