「ぼくのお姉さん」

にほんブログ村
ひょえ~(><)
な、な、なんてこと!
消しちゃった(><)
絶対に読んで欲しい本だったのに・・・
小学高学年~
なので、再度投稿・・・と言っても、全く消えちゃったので、ああ書き直しだ(><)
相模原事件を受けて、最近読む本は先に紹介した
とか、今まで読んでこなかったものに向かっている。
今年の課題図書には、ハンデを持った人を題材にしたものが多い。
しかし、昔話に例えるなら、丘作品は、三びきのこぶたの、ちゃんと最後におおかみが死んでしまう昔話であり、
最近のは、最後に皆仲良く暮らしました、となる現代版に重なる。
丘修三さんは、養護学校の教員だった。
その中で障害を持つ子どもと、その家族の、様々な困難と直面し、そこから生まれたのが、この「ぼくのお姉さん」を初めとする、障害者、またはその家族を主人公とした短編集である。
なぜ、昔話と重なるのか?
「ぼくのお姉さん」では、どの話も決してハッピーエンドではない。
でも、それが現実なんだと思う。
そして、読み手はそこから考えなくてはならないんだと思うし、考えるのだと思う。
最近のものは、無理やり最後にきれいにまとめようとしている感がある。
そして読み手は意図された方向に持っていかれる。
そして課題図書となるならば、
初めから論立てされているようなものだ。
夏休みも余すところ1週間。
息子達は8月29日に新学期が始まる。
もし、まだ読書感想文の宿題が残っているという子がいたら、是非この本を薦めて欲しい。
この本のタイトルにもなっている「ぼくのお姉さん」は、さまざまな賞を取っているのだが、きっと最近はあまり読まれていないだろう。
相模原事件を受けて、今こそ読み返さなくてはならない良本である。
登場する6人の障害者は皆、運動機能障害のみならず、コミュニケーションが困難であるという障害も持っている。
丘さんは、障害者と非障害者とのコミュニケーションの問題を、強く訴えている。
コミュニケーション障害を持つ彼らから非障害者に上手く伝える事が出来ない場合どうしたら良いか?
それは、非障害者が耳を傾け、寄り添う以外にない。
話に出て来る障害者の家族や、寄り添う先生は、彼らとコミュニケーションを取ろうとしているのに対し、様々な事件や問題に発展してしまう関わりのあった人びとは、コミュニケーションを拒否している。
拒否された彼らの心の叫びを、丘さんは見事に描いている。
共生するとはどういう事か?
是非、この本を読んで考えてみませんか?

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
* * * * *
ランキングに参加していま~す
お帰りの際に、ポチッとよろしく~!!
↓ ↓ ↓

にほんブログ村