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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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尺貫法

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土曜日のお昼、タンメンを食べたいという子どものリクエストに応え、作っていたところ、

「お腹が空いた~、まだ~?」と息子たち。

台所へやって来て、

「あっ!やる!やるーっ!!」と、言うので、バトンタッチ(^^)

と言っても、もう野菜を下茹でして、炒めて、味付けも終了していたので、

残りは麺を茹で、スープを作って・・・

ん~?でも・・・

子ども達がやるならば、そのまま付いてるスープのもとをのばせば良いかな(^^;)

と言うわけで、

「あとは、袋を見て作って!読めば分かるから!」

作業工程としては①~③まであったのだが、

①を読んで①をやろうとするので、

「ちょっと、まったーっ!最後まで読んでからやって」

この手順、数字の順に仕上げて行くと支障があるのだ(^^;)

①麺を茹でる
②添付のスープのもとをお湯でのばす
③炒めた野菜や肉をのせる

まあ、こんな感じ。

①だけ読んで麺を茹でちゃうと、②のお湯が沸くまでどうする?

既にのせる野菜は出来ているが、それを①②を終えてから気付くと!?

「レシピは最後まで読んでから、頭の中で手順を考えなくちゃ!」


そして、もう一つ問題が!

「ママーっ、250mlと1と1/4カップが合わなーい!」

私が使う1カップは1合なのだ。

よって180cc(ml)

「この1カップは1合で180mlだから、250mlにするにはどれくらい入れたら良いか、考えて入れて」


ふんふん、「合」というのはどこから来ているのか?

折りしも、七夕の日に逝去された永六輔さんが、かつて尺貫法復権運動をしていた事をラジオで聞いたのが3日前。

何ともタイムリーである。

「合」も、日本古来の計量法である尺貫法の、容積を表す単位。

升(しょう)(1.8リットル)の1/10の180mlが1合。

中国の漢の時代、長さの標準器であった黄鐘器を満たす水の二倍という事に由来するらしい。

ちょっと難しいね(^^;)


「物を測る単位として尺貫法とメートル法が並存していた明治時代以降。

計量法の改定により昭和34(1959)年からは尺貫法の使用が禁止され、メートル法の使用が義務付けられた。

これにより曲尺、鯨尺は公には使用できないこととなり、これに違反した場合には法律違反として処罰が課されることとなっていた。

昭和51(1976)年、知り合いの指物師から曲尺で仕事をして警察に呼び出された、という話を聞いた永さん。

この計量法の在り方に疑問に感じ政治家に相談するが改正は不可能と告げられる。

義憤を発した永さんは、自らのラジオ番組「誰かとどこかで」で尺貫法復権を提唱し、全国の職人衆に決起を呼びかけたほか、自ら尺貫法を使用し警察に自首するデモンストレーションや、曲尺鯨尺の密造密売、プロパガンダ芝居「計量法伝々」の全国公演などの形で尺貫法復権運動を大々的に展開した。

 その結果、法律自体の改定は行なわれなかったものの処罰は行なわれなくなってゆき、尺貫法の使用は黙認されるようになったという。」
(大永帝国書陵部より引用)


尺貫法で使われている単位は、その多くが中国由来の単位。


長さの単位「尺」は、親指から中指までの長さから来てるらしい。


なので、もともとの尺の長さは、18cm位だったそうなのだが、時代が進むとともに長くなっていき、明治時代に定められた尺貫法では、1尺が約30cm。


一方、ヤード・ポンド法のフィートは、フートという単位から来ていて、足のつま先からかかとまでの長さが元になっているらしい。


現在の1フート(フィート)は、約30cm。


これは・・・かなりの大男?


ちなみにうちの長男小6は27cm(^^;)


体由来の単位が、洋の東西でほぼ一致しているというのは面白い。


で、国際単位系がありながら、アメリカはメートルよりもフィート、マイルにヤードを使っている。


もう半世紀近く生きている私だって、メートルの方が分かる。


升とか反とか言われてもピン!とこない。


でも!でも!


日本文化が廃れる事への危惧を、永さんのこの尺貫法復権運動から、改めて考えた次第である。


いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)

いしい ももこ/福音館書店

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いっすんぼうしの「いっすん」が一寸という長さの単位であることを、果たしてどの位の子ども達が知っているのだろうか?

ちなみに「寸」も身体尺で、親指の幅らしいが、3cmとは何と太い(^^;)



白川静さんによると、

「寸」は、「又」と「一」を組み合わせた形。

「又」は指を伸ばした右手の形で、その下にそえた「一」は指一本と言う意味であろう。

手の指一本の幅の長さを「寸」という。この幅は短いので「わずか、少し」の意味になる。

とある。


指の幅というのは、「インチ」の由来と同じなのである。


もっともっとしっかり、日本人

永 六輔/日本放送出版協会

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の中の「職人達の将来」で、永さんはこう言っている。

日本の伝統工芸を支えるのは、軽量法で禁止され違反すると罰金も取られる曲尺と鯨尺が支えている。

計量法の改正も含め、職人さんたちが胸を張っていい仕事が出来る環境を作っていく、そんなお手伝いが出来ればいいなあと思っている。


また「かんなくずの教え」では、大好きなかんな屑から、「刃を研ぐ」事の大事さを伝えている。

刃は研ぐもの。

切るのはそれから。

心静かに研ぐ事がどれだけ大事か。

心静かにとがれた
鋭い切っ先の刃物がどれだけ美しく、やさしくあったかいものになるのか。


刃物を研ぐことによって、子ども達の人格も研ぎあげていきたい。

暮らしの中の刃物を見つめなおして欲しいと説いている。
 



平成10年、町村文部大臣が子ども達にナイフを持つなというメッセージを出した直後のメッセ―ジだった。


母親がこの刃物を持って台所に立つ音を、刃物は凶器と捉える子は聞いた事がないのではないか?

そんな気がする。

繋がっているんだよ。全てが。


本当に大事な事は何か?


それを気付かせてくれる一冊である。


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by yomuyomuehon | 2016-07-18 08:47 | 知る