子どもが良い?大人が良い?・・・「ちいさくなったパパ」

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読んであげるなら 6歳くらいかな?
でも、子どもの心を忘れてしまった大人のあなたにこそオススメ!
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
ある晩、私は息子のトーマスといっしょにプラモデルを作っていた。
子ども部屋の床に腰をおろし、車を組み立てているうちに、外はだんだん暗くなった。
「どうして、おとなは遊べないの?」
突然、トーマスが私きいた。
「なにいっているんだ?いま、いっしょに遊んでるじゃないか」
「ちがうよ。いまはただ、いっしょに車を組み立てているだけだよ」
トーマスはそういうと、タイヤをひとつ、はめた。
私はハンドルをつけた。
そろそろ、トーマスが寝る時間だ。
私はできたばかりの車を、ほかの14台のプラモデルのあいだにそっとおいた。
トーマスは、じきに寝てしまった。
私はひとり窓辺に立ち、考えた。
どうして、おとなは遊べないのか?
遊べなくなったのは、いつごろだったろう?
そのとき、夜空に星が流れた。
願い事をするなら、いまだ。
流れ星に願い事をすれば、なんでもかなうというじゃないか。
「私を子どものときのようにしてください。一日だけでいいですから」
私は流れ星にむかって、急いでつぶやいた。
* * * * *
(以下、あらすじです)
次の日曜日、まだ6時前だと言うのに、私は小魚みたいに元気よく目が覚めた。
足がうずうずして、もうじっとしてなんかいられない。
ベッドの上で飛び跳ねてみよう!
目を閉じて飛び跳ねるところを想像し、パッと目を開けると、
わっ、こわい!
となりに巨人が寝ている!
女だ。私の二倍はある。
思うわず叫びそうになって、気がついた。
巨人の女は、私の妻だ。
これは夢か?
顔を洗いに洗面所に行って、鏡をのぞいた。
じっと目を凝らした。
たいへんだ!
まるで7歳になるかならないかの、子どもみたいだ。
子ども?
そうか、私は子どもになったんだ。
こういう時は誰にも見られないうちに出掛けるのが一番。
だけど、合う服がない。
子ども部屋に忍び込み、トーマスの服を借りよう。
台所でコーヒーを・・・あちっ、苦い!
煙草を一服・・・吸ったとたんに咳き込んだ。
咳き込みながら外へ飛び出し、丘を駆け下りる。
丘の下の遊び場の古タイヤのブランコに乗る。
ブランコってこんなに楽しかったっけ?
その時男の子が丘を駆け下りてくるのが見えた。
息子のトーマスだ。
よし、鳥のように飛んでやる!
と思ったら、砂利の上に落っこちた。
両膝を擦りむいて、目からは涙が噴水みたいに溢れ出た。
トーマスは傍に来て、傷をふうふう吹いてくれた。
「飛んでいるところ、かっこよかったよ」
どこかで会った事がある気がするなあ・・・とトーマス。
にかっと微笑む私。
「いっしょに遊ばない?」
「もちろん」
レスリング、滑り台、変な顔ごっこ、小屋作り・・・
暫く遊んだあと、トーマスが帰ると言い出した。
私は、「まだ帰らなくてもいいじゃないか。スーパーの駐車場でまってろ」と言って家に向かって駆け出した。
妻に、「トーマスと出掛けて来る。帰りは遅くなる」と手紙を書き置いて、
財布と車のキーを持ち出し、赤い車を運転して、トーマスが待つスーパーへ向かった。
子どもに戻ったパパと、リアルな子どものトーマスの楽しい一日はまだまだ続く。
*****
このお願いはやっぱり一日だけ有効だったみたいで、大人に戻った私・・・最後はちょっと子どもに読むのは恥ずかしい(^^;)
haneちゃんには「?」だったろうけど・・・
大人には大人の愉しみがあるのだ(^^)
さて、日曜日は父の日でしたが、子どもと一緒に、子どものように遊べましたか?
「遊べなくなったのは、いつごろだったろう?」
6年生のsohtaは過渡期かな?
無邪気に後先考えず、ドロドロぐちゃぐちゃになれるのが子ども。
時計の時間を考えず、身体の時計で動けるのが子ども。
そうそう、ブランコに乗って、もっと遠く、もっと高くって漕げるのも子どもにしか出来ない事。
変な顔ごっこも、延々と出来ちゃって、何がそんなに可笑しいのか?と思う笑い方をするのも子どもだけ。
大人はお酒の力でも借りないと難しい。
もし、星に願いを叶えてもらえて小さくなれたら、子どもと何をしようかな?
日焼けも気にせず自転車をビュンビュン飛ばして、魚釣りかな?
今ならザリつりかな?
子どもの頃、釣ったザリを潰してそのザリでザリを釣って・・・なんて事やってたなあ。
それを子どもと延々やるかも(^^;)
大人から見たら残酷!って思える事を平気でやっちゃうのも子どもらしい。
昨日は幼稚園から飼育ケースにいっぱい、50匹くらいのちっちゃい蛙を捕まえてきたhaneちゃん。
帰りがけ、既に死んでしまっていた二匹を園庭にポイっ。
「えーっ、埋めてあげないのーっ?」という友達のお母さんの目の前で、成仏した蛙を踏み潰したhaneちゃん(><)
いくらなんでも・・・踏まなくたってさ。。。。
とは思うけど、私も子どもの頃色々やってきたしねぇ(^^;)
家に帰って、残りの蛙全てを庭に放し、放し飼いにするそうで・・・
あれだけいたら、庭の害虫を食べてくれるかな(^^;)
大人は大人で楽しいけれど、子ども時代には今しか出来ない素敵な事も、悪い事も、いっぱいいっぱいやって欲しい。
延々と続くと思っていた子ども時代だったなのに、
今や人生も折り返し地点を過ぎ、人生は短い・・・そんな気がしてくる。
戻るならいつ?何歳の時かなぁ?

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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