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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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幼子の成長をねがいこめて☆「ももの子たろう」

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ももの子たろう (むかしむかし絵本 14)

大川 悦生/ポプラ社

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読んであげるなら 5歳くらい~


日本人なら誰でも知っている「ももたろう」

う~ん、タイトルは知っているけれど、この話を聞いたことがない、なんて人がいるかもしれませんね。

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

まつい ただし/福音館書店

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ちなみに「ももの子たろう」「ももたろう」は、同じ「桃太郎」の事。

再話者の大川悦生さんがあえて「ももたろう」ではなく「ももの子たろう」としたのは、全国の民話を集めて廻った中で、このお話を岩手・青森の話をもとに再話し、岩手などで呼ばれている呼び名を使ったからです。

数多い類話の中でも、東北地方のものは、話としてのおもみや、ひだのふかさをもち、むかしコらしいことばのひびきを感じさせてくれると仰っています。

むかしコ・・・昔話のこと)


「ももの子たろう」の書き出しは・・・

「じろも さぶろも おはるも こい。

いろりさ きて、火っこ あたれ。

おらが わらし(こども)で あった とき、

まいばん、おらの じいさまやら ばあさまやらに

きかされた ももの子むかしを かたるから・・・・」 


そして、お終いは・・・

「だからして、じろも さぶろも おはるも、すききらい いわねで、

まんまだの さかなだの どっさり たべて、

ももの子たろうのように おっきくならねば ならねでぁ」


このお話の一番大事なところを、大川悦生はこう綴っています。

「一番大事なところ・・・ずばりいって、桃から桃の子がうまれでる‘生命誕生‘だと思う。

その生まれ出た生命が、

『一ぱい たべれば 一ぱいだけ 二はいたべれば 二はいだけ」』

むっくりずんと育っていくところだと思う。

そこを聞いて、子どもらは、はっきり意識しないまでも、桃の子のように大きく強くなるなる事を心に感じ、また語り聞かせるじいさまやばあさまは、幼い孫達の成長を願い願いしたのではなかったか。」



青森五戸のむかしコを集めた能田多代子さんの『手っきり姉さま』という本に、五戸の方言のまま採集された桃太郎の終わりには、先にあげたお終いの文のような、幼い子たちへのいいきかせがついているそうだ。

「へだへだ(それだから)、汝(んが)ども、乳ばかりの飲んでいなェで、まま(ごはん)じっぱ(たくさん食(か)て、桃太郎のよね、大きくならねばならねでァ」

なんともあったかい響きです(^^)



桃から桃太郎が生まれたシーン

「じいさまと ばあさまは びっくりするやら うれしがるやら。

おおさわぎで ゆを わかして うぶゆに つかわせ、きものも こさえて うぶぎに くるんだ。

そして、かわるがわる だきあげては、

『ももこの なかから うまれたで、ももの子たろうと いう なにしよ。』

『そだ そだ、それがいいでぁ』

と いって、なまえを ももの子たろうと つけた。

それから、ふたりして おかゆを たいてやったり、さかなを かってやったり、じぶんたちの たべるぶんまで、たべさせたり、だいじに だいじに ももの子たろうを そだてたそうな。」



このくだりを読んでいたら、sohtaが生まれた時の事を思い出しました。

子どもがなかなか出来なくて、不妊治療をして、体外受精を提案されて・・・そこまでしなくても二人でいいか・・・って事になって・・・・

でも体温上げる為に漢方治療をしようか、そうしたら二月後には妊娠してて・・・

おじいさんとおばあさんの歓び、痛いほど分かるなあ。


ところで、桃太郎は、戦争中は軍国教育のうってつけの話とされ、戦後は逆に侵略主義の象徴であるかのように教科書から追放された過去がある。

しかしそれは日本の農民達が暮らしの中ではぐくみ、幼い孫達へ語りついできたむかしコとは、何の関わりも無い事であったとはっきり言っておかなければならないと、大川悦生は、この本のあとがきで綴っています。


昔話は古くさい、教訓的、子どもが絵を好まない・・・など等、色々良くないイメージの言葉を並べては、よく読んでもいないのに敬遠される方もいらっしゃいます。

古くさい・・・そりゃそうです。昔の暮らしぶりを紹介しているんですから。

教訓的・・・そんな事ばかりではありません。と言うか、この教訓は明治維新以降の大戦期、そういう理由をつけて、教科書に載せてきた、昔話の間違った捉え方をして来ただけの話。

「ももの子たろう」のお爺さんお婆さんが孫達に言う、「桃太郎みたいに・・・」というのは、教訓的でしょうか?

わたしは深い愛を感じますけどね(^^)

絵については、うちの子達もそうですが、自分で選ぶをマンガっぽいものを選ぶ傾向があります。

でも、昔話にそれでは昔の雰囲気は伝わらない。

子どもは絵でお話を作ります。

だからこそ、大人は見る目を確かにしなければならない、そう思います。

先日、近くの大きなTSUTAYA書店に行ったら、やっぱり思った通り!昔話は見つからず。

売れないんでしょうね(^^;)

こういう時代だからこそ、公共の図書館って大事なんだなあってつくづく思いました。

ただ図書館の昔話も、借りられないためか?新しくはならない。

1970年代に出版されたままのボロボロも多かったりして・・・

昔話は文化です。

子どもに読み語りをしているわたし達こそ、この文化を継承していかなくては!


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by yomuyomuehon | 2016-02-25 09:41 | 昔ばなし