記憶の置き方☆「綱渡りの男」
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読んであげるなら 小学中学年以上
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
昔、ふたつのタワーがならんで立っていました。
高さはどちらも400メートルほど。
ニューヨークの街でいちばん高い建物でした。
空高くそびえるこのふたつのタワーに惹かれた、ひとりの若者がいました。
大道芸人です。
一輪車に乗ったり、たくさんのボールやたいまつを、お手玉のようにあやつってみせます。
でも、彼がいちばん好きな曲芸は、2本の木の間に張ったロープの上を歩いたり、その上で踊ったりすることでした。
彼は、タワーよりも、ふたつのタワーのあいだに惹かれて、こう思いました。
ロープを張るには絶好の場所だ。そして、その上を歩く。
* * * * *
1974年8月7日、ニューヨークの世界貿易センターで、信じられないような綱渡りをしたフィリップ・プティ。
人々を驚きと喜びで沸かせた綱渡りの舞台
それは・・・
今は無き貿易センタービル。
「ツインタワーはなくなっても人々の中に記憶が残っています、彼の偉業とともに」
という締めくくりは、
負の記憶だけに囚われず、前向きに未来を見据えないか?
作者の強いメッセージを感じませんか?
過去は変えられないけれど、未来を変える事は出来る。
他人を変える事は難しいけれど、自分自身を変える事は難しい事ではない。
一人一人がそう思ったら、明るい未来が開ける気がしますよね。
見開きの、綱の上からプティが見下ろすマンハッタンのイラストは圧巻です!
それにしても、こんな事が出来ちゃうなんて、どんな心臓持っているんでしょう!?
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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