小学生向け、はじめての自己啓発本☆「かあちゃん取扱説明書」
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読んであげるなら 7歳くらい~
自分で読むなら 小学中学年~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
「ぼくのかあちゃん」 四年二組 田村哲哉
ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。
とうちゃんよりずっとおっかないし、いばっています。
今日も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました。
学校にくると中、ガミガミのげーんいんを考えたけど、あんまりいろいろいってたから、なんでおこられたのか、まったく思い出せません。
これではかんちゃんのおこりゾンだし、ぼくのおこられゾンだと思います。
それから、かあちゃんはケチです。なんでも「もったいない」と、とっておくから、れいぞうこの中はしょうみ期限のきれているものがたくさんあります。
この間は・・・・
* * * * *
(以下、あらすじです)
「あっははは、こりゃあいい」
ぼくの作文を読んで、父ちゃんは大笑い。
今日、先週家族紹介っていうテーマで書いた作文が帰って来た。
あの日、ぼくは朝からかあちゃんにどやされてムカムカしてた。
それでかあちゃんんお悪口をアレコレ作文用紙に並べ立てた。
それが「田村くん、よく書けてたよ」なんて先生から褒められちゃって。
と、ここで終わっていれば良かったものの・・・
「書いた作文をおうちの人に読んでもらって、一言で良いので感想を書いてもらってください。」
だって!
まさか母ちゃんに見せるわけにも行かず、父ちゃんに感想書いてって頼んだんだけど・・・・
「さっきの作文なんだけど」
「分かってるさ。母ちゃんには言ったりしないから安心しろ。男同士の約束だ」
「なんたって、母ちゃんとの付き合いは哲哉より長いんだ」
「かあちゃんの扱いは慣れたもんさ」
「例えばだ、ビールをもう一本飲みたいなって溶き、どうすると思う?」
「わかんない」
「なんだ哲哉、少しは考えるとよ。哲哉ならどうする?」
「うーん、こっそり飲む・・・とか?」
「そんなことしてみろ、バレたらヒサンだぞ。いいか、そういう時はとにかくほめる」
「褒める?何で?」
「哲哉だって作文の書いてたじゃないか、うちのかあちゃんは、美味しいっていうと同じご飯が何日も続くって」
「それをうまく使うのがコツだろう」
「うまく使うって、どんなふうにさ」
「それは自分で考えるんだよ。それは自分で考えるんだよ。つまり、母ちゃんは褒められる事に弱いんだから、そこんとこを上手い具合にだなあ。父ちゃんなんて、本気で二本目をゲットしようってときには必死で褒めまくるからな」
「パソコンやビデオも、扱い方を間違えると、動かないだろ、ヘタすりゃ故障だ。それと同じってことだな。うん」
扱い方。そうか、扱い方だ!
扱い方さえ間違えなければ、母ちゃんなんてチョチョイのチョイだ。
*****
「ああ、パパのとりせつがほしい・・・」
と、嘆くそうた。
「今日は〇×■△◎×●・・・だから、出来ないとかさぁ、自分で説得すればいいじゃない?」
「あのさぁ ママ。パパに通用すると思う?無理にきまってるじゃん」
「じゃあ、どうしたら納得するか、考えれば?パパはそうたの態度を見て言うんだからさ。この本みたいに、そうたの行動変えれば良いんじゃないの?」
「・・・・・」
育児に熱心な、そして子煩悩なパパは、私なんかよりず~っと妥協を許さない!?
『自分で自分の限界を決めるな!』
『出来ない理由を言うな、どうしたら出来か考えろ』
そうたに頻繁に言う言葉。
間もなく10歳になるそうたは、この所ようやく踏ん張れる様になって来た感じ?
まだまだ疑問符は取れないのですが(^^;)
何せ、いつもこれが持続しないもので・・・
子どもに対して、
そして他人に、部下に、上司に対しても、この「取説」は通用します。
相手を変えるのではなく、自分を変える!
人を変えるのは簡単じゃないけれど、自分の事なら変えられる
だからといって、機械みたいに上手くいくとは限らないのが人対人なんだけど(^^;)
でも、それもまた面白い(^^)
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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