世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え

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読んであげる、または自分で読むなら 9歳くらい~
『なにが、わたしをわたしにしているの?』
その、
実に難しい質問に答えているのは、
古代の人類の専門家、心理学の教授、そして子どもの本の著者の三人。
まず、クリス・ストリンガー教授(古人類学者)は、料理に擬えてこう言っている。
「材料は、からだを作り上げて上手く動かしている、小さな細胞と色々な化学物質。
そのレシピが、お母さんのお腹の中で誕生させた卵のなかに入っていた、遺伝子コード。
このレシピ(遺伝子コード)は一人一人で少しずつ違っている。
僅かに違う材料と、僅かに違うレシピによって、たくさんの違う人たちがいる。
それが君が君である理由だ。
だから世界中のどこを探しても、君のような人は他にいない!」
次にゲアリー・マーカス教授(認知科学者・作家)
「君を最も君らしくしているものは、おそらく脳です。
では、何が君の脳を君の脳にしているのか?
君の脳は、君がまだお母さんの子宮の中にいた時に出来始めました。
君の脳の基本的な形の殆どは、遺伝子によって、両親から受け継いだ物です。
でも、それからあとは自分次第。
君が何か新しい事を学ぼうとする度に、君の脳は変わるのです。
毎日何かを学ぶ事で、今ある脳をもっとよくする事が出来ます。
二つとして同じの脳はありません。」
マイケル・ローゼン(作家・詩人)
「私の心には、まわりの全ての人たちが、たくさん、たくさんのものをくれたので、
わたしはこれまで考え、話し、書いてきました。
でもそれでも全部ではありません。
私の心が、たくさんの人から貰ったたくさんのものを、よーく調理しました。
それでも、私の心を作ったのは私ではありません。
手伝っただけ。
私たちは自分を作っている間に、他の人によって作られます。
他の人が私達を作っている間に、私たちは自分を作ります。」
?????
何を言ってるのか、難しくってようわからん(><)
マイケル・ローゼン・・・
あれ~っ、だれだっけ?
どっかで聞いたことがある!と思っていたら、
私のお気に入りの一冊、この本の作者だった。
*****
イギリスの小学生の素朴な質問に、
その道の専門家、
はたまたコメディアンが、真摯に答えたこの一冊。
タイトルが素敵でしょ!
タイトルで飛びついちゃったもの。
いや~、実に深いもの、勉強になるもの、面白いものと、
子どもの質問も然ることながら、
答えがいーっ!
こんな風に答えられる大人になりたいねぇ!
『虹はなにでできている?』
→ 『恋』
ひゃー!!!
『ふたつの雲が恋に落ちると、虹ができる』
な~んて素敵な答え。
本当かな?
まさか!?
いや、待てよ・・・・
そうかもしれない!
(^^)
そんな気がしませか?
まあ、これはロバート・ウェッブというコメディアンの答えでして、
番外編に載っております。
科学的な答えは、ちゃーんと本編に載っていますが、
そこには、
解明されたのはほんの300年ほど前の事で、
それまでは、地上と天国を繋ぐ橋とか、太陽の神様のベルトとか、
空に姿をあらわした神様だとか考えられていた、ともあります。
ただ誰がいつ見ても必ず思うことは・・・
虹が美しいって事。
雲と雲の恋・・・何言ってるの!なーんて思いながらも、
うふふって、笑える子ども?大人?も、良いなあ。
『真実や美を探究することは、
われわれが一生涯子どもであり続けることを許されている
活動領域である』 byアルベルト・アインシュタイン
個人的には、
『ミミズを食べても大丈夫?』
って質問と、
その答え、冒険家、そしてコメディアンのもの、
どれもがお気に入り☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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科学のような、哲学のような、それぞれの答えが面白いですね。
「虹」の答えは素敵♪
“恋に落ちる”なんていう言葉自体を、遠い昔に置いてきてしまったような私。
こんなふうに答えられるような感性を持ちたいなぁ~と思いました。
ほう、確かに!
そうだね、「ウーフ」は哲学だよね。
この本は人によっては哲学的かもね。
「どんなふうに恋に落ちるの?」な~んて質問もあるよ~(^^)
結婚したあとでも結婚する前と同じくらい簡単に、結婚した相手と恋に落ちる事があるんだとさ!?
えっ!?違う人とが良い?
・・・それは書いてないなあ。