ハロウィンの意味って☆「ハロウィンの犬」
なので、
「えっ、今さらーっ!?」
な~んて言われてしまうかも(^^;)しれませんが、
村上しいこさんのお話は、どれもとっても面白くて、
昨夜この本を読んで、
またまた子どもたちと大笑いしましたので、
ご紹介します。
読んであげるなら 6歳くらい~
自分で読むなら 小学2・3年生~
「おばあちゃんなんか、いなくなっちゃえばいいんだ。」
おばあちゃんの具合が悪くなって、病院に行く事になったお母さん。
今夜はずっと病院かもしれないから、みほは家に居てねって。
お父さんは仕事で単身赴任中。
今夜は、楽しみにしていたハロウィンパーティだったのに・・・
「せっかく、こんなすてきな衣装まで作ったのに。」
「わたしって、なんてかわいそうなんだろ。そう思うでしょ、フリル。」
足元に寝転がる、プードルに話しかけた。
フリルは、小さなかわいい目を・・・あれっ?なにその目。
ぜんぜんかわいくないぞ。
そして次の瞬間、信じられない事が起きた。
「思わねぇよ。」
フリルがしゃべった。
「えっ!どうしよう。」
びびったところで、どうにもならない。
今家にいるのは、わたしひとり。
「あのう、もしかしてフリル、今、しゃべったよね。」
「ああ、もしかしなくても、しゃべったぜ。それよりさ・・・・。」
「それより・・・なに?」
「そのフリルって名前、なんとかなんない。」
「はっ?」
「おれ、基本的に男だし。もう、いいおっさんだし。」
犬と人間の年の取り方は違うのさ。
人間だと、42歳ってこと。
お父さんと同い年。本物のおっさんだ。
・・・と、面白い会話が続き、
フリルは、グリルと改名!
そして、
「ハロウィンには、思いがけない事がおきるもの。」
と、みほの手を引き、
台所の床下収納庫を開け、はしごを下りて行ったのです。
「早くしないと、遊ぶ時間がなくなるだろ。」
グリルが連れて行ってくれたのは・・・・
*****
これは「おはなし12か月」シリーズの10月のお話で、
毎月の季節にピッタリのお話を、12人の童話作家さんが書き下ろしています。
巻末には、10月の豆知識なるものが載っています。
ハロウィンには全く興味がなかった私。
ハロウィンの何たるかを知らなかったので、とっても勉強になりました(^^;)
クリスマス同様の楽しみ方をしている日本人。
最近の傾向を見ていると、仮装パレードが主って感じですが、
ハロウィンは、
ヨーロッパの古代ケルト人が先祖を祀る、
日本のお盆のような行事がもとになっているのだそうです。
ご存知でしたか?
ケルト人の新年は11月1日で、
その前日の10月31日に、
死んだ人の霊が家族の元に帰って来ると信じられていたのだそうです。
この日は、魔女やお化け、悪い霊も一緒にやって来ると考えられていたので、
古代の人は仮面を被り、
焚き火を炊いて身を守ったとの事。
日本人って、な~んて柔軟で、楽天的!?なんでしょうね(^^;)
ハロウィンだけじゃなく、日本では10月を「神無月」という事の由来なども載っています。
小学2・3年生あたりが読むには、ぴったりな長さと内容、そしてイラストの多さです。
10月がハロウィンなので、2月はバレンタイン!?と思いきや、
そこは、「豆まき」(富安陽子さん・作 未発売)でした。
作家は令丈ヒロ子さん、市川宣子さん、斉藤洋さん等など、錚々たる顔ぶれ。
11月号は、市川宣子さんと松成真理子さんというスペシャルな組み合わせです。
キャーっ、読んでみたい!!!って思いますよね?
さてこの夏は、村上しい子さんのお話を数冊読みました。
最近すっかりさぼり気味で、どれもアップしてなかったのですが・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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