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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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ゴミ問題を考える☆これはゴミ!?「お皿のボタン」



読んであげるなら 5歳位~、自分で読むなら小学3年生位~

(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

ある家の―――というか、はっきりいえば、高橋さん家の、なんですがね

―――茶の間に、古い、ちょっと素敵なかざりだながありました。

たなのいちばん上には、こけし、花びん、写真たて、たくじょうカレンダーといった、

わりに背の高いものがおいてありました。

でも、たなのいちばんはじには、ひらたい、お花のような白いお皿が一まいのっていて、

いろんな色や形の、ばらばらのボタンが入れてありました。

高橋さんのうちでは、ボタンがとれると、ぬいつけるまでのあいだ、

ぽいとそのお皿にのせておくことにしていたのです。

けれどなかには、どの服からとれたものやらわからない、

ただひろったボタンもありましたし、もう着られなくなった服からとって、

そのまま入れっぱなしになっているものもありました。

ぜんぜんボタンではないものがまじっていることだってありました。

(この家の四人、つまり、おじさん、おばさん、おばあさん、

まえは小さかったけれど今ではもう高校生になった娘さんの四人ですが、

みなぜんたいにおっちょこちょいで、おおざっぱなたちだったので、

ボタンっぽいものをみつけると、てきとうに、ぽいと入れてしまうため、

そういうことがおこるのでした。)

というわけで、お皿のボタン、とひとくちにいっても、

一つ一つボタンは、いろんなところから、いろんな理由でやってきて、

そこに入っていたのです。


*****

ホワイト夫人、タビちゃん、豆姉妹、うぐいすばあさん、スミレ嬢、なぞの黒岩ジョー・・・

九つのボタンの、謎とロマンと冒険うずまくお話が並びます。


どのボタンにまつわる話も面白いのですが、私は「なぞの黒岩ジョー」の話が好き。

ボタンが擬人化していて、どのボタンも個性的。

台詞が多いので、つい感情移入して・・・し過ぎて・・・

というか、その方が断然面白くなるし、読んでいると絶対そうなっちゃう。

子どもたちにも大うけで、特にそうたは大爆笑。

たかどのほうこさんらしい、とっても愉快なお話です。

*****

さて、この四月から仕事が始まりました。

月曜日から金曜日まで、週に5日の月給制。

その金額たるや、聞くところによると、月に1000円・・・らしいのですが。

すでに1時間半働きました。

ゴミ置き場の管理を行う、廃棄物なんちゃら委員という仕事で、

市から任命されています。

まあ、有償ボランティアというわけなんですが・・・

それにしても、他人様の出したゴミを片付けるというのは、何とも嫌なものです。

一昨日は、ゴミ置き場から帰って来ると、鼻水とくしゃみが止まらなくなりました。

ゴミ置き場が一番散らかる時期は、この四月。

転居して来た人が、適当に、ほんとテキトーに、ゴミを出すからです。

月曜日は、燃やすゴミの日。

それなのに・・・ああ、それなのに!!!

大量のペットボトルが出ていました。

殆どがお酒のペットボトル。

お花見のゴミか!?

翌火曜日は、段ボールの日。

この日は酷すぎました(泣)

雑誌・雑紙の山。

燃やすゴミ袋×4。

その中にはビンまで入っていて、ビンの中には黴の生えたたらこまで入っていました。

ペットボトルも更に増えました。

「回収日が違います。出した方はすぐに持ち帰ってください」

と張り紙しましたが、まあ持ち帰ることは無いでしょうね。

漫画に音楽CDが袋二つ分。

CDは見たところ、販売用ではなさそう。

レンタルショップに勤務していて、不用となったものを貰ったのでしょう。

一人暮らしの男と読みました。

駅前のこのゴミ置き場には、掃除当番が回ってこないアパートの住民もゴミを置きます。

ゴミ置き場の掃除は、毎日班員が持ちまわりで担当しているですが、

以前アパートに回したところ、掃除道具が行方不明になるケースが何度かあったため、

結局アパートに回すことを諦めたのです。

でも、掃除を担当しないと無責任になるのは当然。

管理会社や大家さんを集めて話をしたようなのですが、無駄だったらしく・・・

雑誌は、昨日一昨日と大雨だっため、ぐちゃぐちゃになりました。

昨日水曜日は、プラスチックゴミの日。

透明袋に入ってないと、業者に持って行ってもらえないため、

燃やすゴミの袋や半透明の袋に入っていたゴミ4袋を、透明袋に入れ替えました。

大体こういう出し方をしている人のゴミは、

食べものが入っていた容器を洗わず出しているので、とっても臭いのです。

ああ、夏が思いやられる(><;)


始まってまだ4日目。

一々手紙を出したり、犯人探しのような事をやるのは時間の無駄。

ゴミを業者に引き取って貰える様に出し直しちゃった方が良いと思っていたですが、

あまりの酷さに、ほんと頭にくる。

こうして私が袋を入れ替えたり瓶を洗ったりしている事を、

出した人は分からないままなのですから。

また同じことをやるに決まっています。

さて、どうしたものか?


それにしても、私たちはなんて多くのゴミを出しているのでしょう。

この仕事を始めるにあたり、改めてゴミの出し方を確認しました。

自分は出すだけだった三月まで、知らないでいた事も多くありました。

これを機会に、ゴミ問題を考えていこうと思います。

嫌な仕事ではあるので、自分の糧になるような事を見つけ出したいと思います。

社会学の勉強といったところかな


そしてもう一つ。

この仕事は、地区の班長に付いてきたもの。

今年、一年早く班長が回ってきました。

やるはずだった家のおばさんが、年だから出来ないという事で、一年早いんだけどやってもらえないかしら?ということになったのですが・・・

班長は家で受けるもので、おばさんが個人で受けるものではない。

家にはおじさん・・・まあ、こちらも高齢ではありますが、

独身息子・・・(と言っても結構なおじさんである)も居るのです。

なぜ、息子にやらせない!?

出勤時間が随分フリーらしく、よく見かけます。

どうやら大学の講師か教授か助教授からしいのですが・・・

ここからも、今の日本における問題点が見えてきます。

結婚しない息子・娘、高齢の親。

勉強は出来ても社会性に乏しい大人になりきれない、年だけ取った大人。

この言い方、厳し過ぎる!?

結婚するしないは、個人の自由かもしれないけれど、

自分の事を考えても、

社会に出た時に身につけたであろう社会性と、

子どもを持って改めて考えた社会性とでは、

明らかに違います。

子どもを持つ持たないも、個人の自由かもしれないし、

持ちたくても持てない人が居る事も事実。

ただ、子どもがこの先生きていく社会や、親としての姿勢は、

子どもを持つ事によって考えさせられるのも、紛れも無い事実。


この二つの事は、子どもの育て方を考える一つの機会になりました。

そうたは夏の自由研究にゴミ問題を考えると言っておりますが・・・

暑い暑い夏、果たしてゴミの事を考えられるのか?

でも、子どもとも一緒に考えていきたいと思います。
ブックオフオンライン

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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by yomuyomuehon | 2013-04-04 17:55 | 童話 中学年向け