これぞ日本のクリスマス☆「クリスマスの三つのおくりもの」
読んであげるなら 3、4 歳~
2歳7ヶ月になる娘が大好きな絵本で、
「これよんで」と箱から一冊ずつ取り出して来て、三冊読むのが寝る前の日課です。
4~5年前に購入し、長男次男と読み継ぎ、箱はボロボロになってしまいましたが、
クリスマス前のこの時期、必ず読んであげたくなる絵本。
たくさんあるクリスマス絵本の中で、
これ程日本のクリスマスにピッタリなものはないのでは?と思えるお話。
自分が子どもだったの頃の、
クリスマスを迎えるワクワクした気持ち、
家族で楽しんだクリスマスを思い起こさせる内容も、私がこの本を大好きな理由です。
家の書棚を見ると、林明子さんの絵本がたくさんありました。
そして娘がまだお座りを始めた頃から読んで聞かせた
「おつきさまこんばんは」「くつくつあるけ」「きゅっきゅっきゅっ」「おててがでたよ」。
例会に持って行こうと取り出した本の中から、
娘は大好きだった「おつきさまこんばんは」を久々に見つけ出し、
出掛ける前に三度読まされました。
林明子さんの絵本が娘への読み語りのスタートだった事が、
娘が「クリスマスの三つのおくりもの」を特に気に入っている理由の一つかもしれません。
かすみちゃん、もっくん、れいちゃんの三人姉兄妹。
三つのお話は三人それぞれが主人公となっています。
* * * * *
(以下、あらすじです)
お母さんが作ってくれたクリスマスケーキ。
いちごが売り切れで、子ども達の分の3つしか乗せられませんでした。
いちごが生っていた所を知っているからと、
お母さんとお父さんのいちごを探しに森に出掛けるかすみちゃんのお話、「ふたつのいちご」。
おじいちゃんおばあちゃんの家で迎えるクリスマスパーティ。
皆が出掛けようとしているのに、ズボンも履かず、玩具で遊んでいるもっくん。
いくら呼んでも立ち上がろうとしないもっくんを置いて、家族は出掛けてしまいました。
するとズボンはもっくんを突っつき急かすのですが、それでも無反応のもっくん。
とうとうズボンももっくんを置いて出掛けてしまいました。
そしてズボンを追いかけるもっくんのお話、「ズボンのクリスマス」
サンタさんの贈り物を待ちきれず、ベッドを抜け出し、
サンタさんを探しに出掛けたれいちゃん。
パジャマ姿で歩いている所、大きな袋を担いだサンタさんに遭遇。
しかしサンタさんはれいちゃんに気付かず歩き続け、
穴の開いた袋から次々にプレゼントを落として行きます。
それを拾いながらサンタさんの後を付いていくれいちゃん。
漸くサンタさんは気が付いて、袋の穴を塞ぎ、玩具を袋に詰めるのですが、
れいちゃんも袋に入れてしまいました。
やがてれいちゃんの家に着いたサンタさんは、れいちゃんが居ないので探し始め、
袋の中のれいちゃんに気付く「サンタクロースとれいちゃん」。
どの話も、兄妹の順序や年齢による心理状態に納得。
我が家は三人兄弟妹なので、一番上の性別が違うのですが、長男次男は、今まさにもっくん状態。
こんなズボンがあったら良いのにと思ってしまいます。
れいちゃんは一番下の娘の同じくらいの年齢だと思います。
そして、他者を思いやれる年齢の、長女のかすみちゃん。
林明子さんは姪御さん達にポーズを取ってもらって、子どもの姿を描いているそうです。
絵から、その子を抱き上げた時の重さとかぬくもりとか、
ちょっと身じろぎする感覚とかが想像できるような子どもを描きたいと思ってとの事。
林さんが描き出す、ちょっとした子どもの仕草や表情に、胸が締め付けられる事があります。
それは頭で考えて描いてらっしゃるからではなくて、
その瞬間瞬間を正確に写し取っていらっしゃるからなのでしょう。
「サンタクロースとれいちゃん」のサンタさんは、これこそサンタさん!と思えるサンタクロースの姿。
三姉弟妹のお母さんお父さん、そしておじいちゃんおばあちゃんも、本当に優しそう。
他の絵本を見ても、林さんの描く人物は優しそうな人ばかり登場します。
林さんの絵本でほっとするのは、そこにも理由がありそうです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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