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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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子どもは集団の中で育つ☆ロボット・カミイ

あっという間に九月も終わり。

残暑の厳しさを忘れてしまう様な涼しさに、なかなか体が付いていかない・・・

な~んて事はなく、毎日忙しくパワフルに!?活動中です(^^)

夏場、エアコン無し生活ですからね!

その上、走り始めた事でちょっと無理が効く様にもなったかな?

先週は運動会の予行があり、係りでもあるのでこちらにも参加。

元気な子ども達に、パワーチャージしてもらいました。

9月に入って、11月18日(日)の、幼稚園お母さん有志によるフェスタ準備も本格始動。

スケジュール帳はいっぱいです。

なかなか自分の事に手が廻らず、ブログ更新は益々遅れております。

と言っても、皆がやってくれているので、私は何もしていないかも!?

打ち上げの日程を決めたり、フェスタ後のクラス対抗球技大会の話なんかしていたり・・・

まあ、楽しく過ごしております。

ただ、前日準備当日の人手がまだまだ不足。

あちこちに声を掛け、お願いするのが私のお仕事。

たいちを園に迎えに行っても、そこでフェスタの打ち合わせが始まるので、つい子どもは二の次に(^^;)

話し込んでいると、たいちの方から見つけて出てきて、いつの間にか傍にいる。

先日も、気が付いたら傍にいて、「あら、早い!」なんて感心していたら、先生から私に報告されるのがイヤで、さっさと逃げだしてきたもよう。

家で夕食を食べていた7時過ぎ、先生から電話がありました。

おやつで出たお煎餅を食べずに、ポケットに隠し持っていたのだとか。

それが二回目だと言うことで・・・

本人に聞くと、「このおせんべいは、ママがもっていきなさいって、いえからもってきたもので、おやつにでたのじゃない。おやつのおせんべいはもうたべた」

「このお煎餅は幼稚園でしか食べれない特別なものだから、他では売ってないんだよ」と先生。

そして泣きながら「おせんべいはきらい」と言ったたいち。

幼稚園ではたとえおやつであっても、食べ残しは出来ません。

夕方5時過ぎに迎えに行くと、正座して苦手なおやつと格闘している子ども達の姿を見ることもあります。

で、園で出るお煎餅は、とっても堅いのだそうで、「いつもおやつに何を食べてますか?」と先生。

いつも!?と言っても、おやつは週末だけだよねぇ・・・

週末のおやつは・・・ゆるい?(^^;)

最近は忙しくて、手づくりじゃないし・・・

でも、家にあるお菓子は大抵おせんべい。

それをたいちは食べているから、おせんべいが嫌い!?なんて事はないよなあ・・・

「それは堅いですか?」

「う~ん、園のに比べたら・・・それ程堅くは無いかもしれませんけど・・・」

「今までは食べていたから、嫌いって事はないとは思うんですけど、ただ堅いものを食べるのが嫌なのか?一番に食べ終えたいのか?家でおやつに何を食べているのかなと思って」と先生。

電話を切って、たいちの歯を確認。

もしかしたら、歯の生え変わり!?

「たいちお煎餅嫌いだっけ?もしかして歯がぐらぐらしてる?」

「うん!」

「どれどれ?う~ん、ぐらぐらしてないよ~」

「でも、ここがいたい。このまえ やまでころんだから・・・」

「えっ?それを早く言ってよ~。そう言えば、先週の半ばだっけ?山でこけたって言ってたよね?でもさあ、歯をぶつけたとか、歯が痛いとか言わなかったじゃない!?」

と言うわけで、急遽歯医者さんに電話。

一時間位待てば、治療の合間に見てくれると言うので、急いで歯医者さんに。

レントゲンを撮ってもらった所、特に異常はなく、ぶつけた後だから違和感があるのでしょう。

一週間くらいは堅いものを食べないようにした方が良いですね、との事。

翌朝園に送って行き、事の次第を説明するも、納得した様子ではない先生。

そして、最近何だか匂うなあと思っていたたいちの引き出から、スルメの入ったズボンを発見!

う~ん?本当に歯が痛かったのか?

その後、おやつにお煎餅やスルメが出るも、まだ痛いから、反対側の歯で噛んで食べたと言うたいち。

さすがに避けては通れないと観念したようです。

十分遊びこんだ夏休みの延長保育、お友達の家にもお泊りに行き、園からそのまま遊びに行き・・・となかなかこの頃成長した様子のたいちでしたが、こんな所にハードルがあったなんて(^^;)

「もう たいちにはおやつは無いからね!」と言われ、「なんでっ!なんでっ!」と泣き叫んだそうで、人前で泣く事も愚図る事も無かったらしく、先生はかなり驚いたようなのですが、家ではいつもの事。

自分の気持ちを押し殺して影で泣くではなく、人前でぎゃーぎゃー言える様になって良かったかも!?

そんなたいちが最近気に入っているのは「ロボットカミイ」

古田足日さんは「子どもを見る目を問い直す」の中で、「自己中心で他人のことは考えられない子どものカミイが、他人の事を考えるようになる・・・幼児期における子どもの成長」を書いたものと仰っています。



舞台は幼稚園。

わがままでいたずらで、怒られると大泣きするカミイ。

ロボットなだけに、誰よりも力が強い。

そんなカミイも、園での集団生活をする内、皆に愛される存在になります。

後半は、えっ!?と子どもでも言葉を失う悲しい展開になるのですが、あったかいラストシーンに、涙する子もいるのではないでしょうか?

段ボールの空き箱で作ったカミイはリアルじゃないのですが、わがままなカミイに対する子ども達の態度や言葉は実にリアル!

大人にしてみれば不思議な世界なのですが・・・

きっとたいちももも組の一員になっていると思います。

まだカミイレベルなのか!?

それともハラハラしながらカミイを見守る主人公の「たけしとようこ」の立ち居地か!?

カミイと同レベルかちょっとばかり上のお友達レベルか!?

う~ん、どうでしょう(^^;)

Haneちゃんに対する態度を見ていると、少しはカミイより上かな(^^;)

そう言えば、年長の時だったか、そうたがカミイを作って園に持って行った事がありました。

たいちは古田足日さんのお話で、「ダンプえんちょうやっつけた」もお気に入り。

古田さんのお話を好むようになるなんて、集団の中で成長しているんだなあ・・・とつくづく思う今日この頃です。



*****



読んであげるなら 4、5 歳~

(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

おかあさんはたけしにいいました。

「このはこ、すててきてね」

大きな、ダンボールのはこでした。たてにして立ててみると、たけしのせのはんぶんぐらいもありました。

ごみばこところへいくと、となりのようこが、ほそながいはこを二つと、ま四かくなはこを一つ、すてにきていました。

そのはこを見て、たけしはおもいつきました。

「そうだ、ようこちゃん、ふたりはこをあわせたら、ロボットができるよ」

「ほんとだ、そうしよう。せかい一りっぱなロボットをつくろうよ」

「こうてつせいのピッカ、ピッカのやつを、だ」


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ちょっと長くて絵も少ない幼年童話なので、一度に読むのはキツイかも!

二晩三晩に分けてでも、是非読んであげて下さいね(^^)


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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by yomuyomuehon | 2012-09-30 23:19 | 幼年童話