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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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運動会☆目は語る「だれかさんの目」

「あっ、こけた!?」

倒れはしなかったものの、足が絡まって、スタートは6人中6番目。

うっそーっ!?

どうにか体勢を立て直したものの、3位でゴール。

相当凹んでしまったパパ、勿論私もなんですが・・・

いかにもそうたらしい・・・と言えなくもないが・・・

う~ん、本番に弱いんだなあ(> <)

これは、土曜日に行われた小学校の運動会での事。

そうたの話と、毎日走る姿から、相当期待していたパパとママ。

徒競走後、日除けに張ったテントの中で、パパは寝込んでしまいました。

50メートル走はスタートで失敗したら、そりゃあ無理だよね(^^;)

でもまあ、スタートが悪くても100m走るリレーなら挽回できるはず!

と、午前最後の種目、低学年のリレーに期待!

二番目に走るそうたは、4位5位争そいでバトンを譲り受け、2位まで浮上。

でも・・・コース取りが悪い(^^;)

直線で抜かしたものの、カーブがねぇ・・・

もっとインコースを走れないものか!?

ああ勿体無い・・・

いつも頑張って走っているのに・・・う~ん、パパも私も何だか納得できないのでありました。


そしてお昼・・・

そうたを児童席まで迎えに行くと、私に向かって前傾姿勢で物凄い疾走をしてくる。

それを本番でやれーっ!!!

もう、笑うしかない(^^;)


テントに着くと、期待されていたのを分かっているそうたは、パパの雰囲気を察して無言。

「徒競走のスタートはさあ、どうしちゃったの?」

「・・・だれかがおしたんだもん」

「押してないよ!」(パパもママも声を揃えて)

そうたは最後の組だったのです。

「緊張したんだろ?」

「そりゃあ、あたりまえでしょ!きんちょうするにきまってるじゃん!」

「でもまあ、持ち直して良かったね。それよりさあ、ダンス頑張ってたじゃない!?去年と違って、すごくノリノリ!!!」

食べ終わると、さっさと友達探して、遊びに行ってしまいました。


毎日走っているんだから(・・・まあ、毎日でもないけれど)自信を持てば良いのになあ・・・

一人でパッと走りに行ってしまう時は、パパと走ったりタイムを計ったりするのがキツイからみたいで・・・

毎日続けるなら、たまにはそういう息抜きも必要と、パパはそれにも目をつぶっておりました。

・・・が、ただ走れば良い訳じゃない。

ハードワークしないから、自信がつかないんだ、とパパ。

去年の持久走大会の時は、眼力が違ってたものねぇ。

ギラギラした目をしてないと、勝負出来ないよねぇ。

ハードワークしてたもんねぇ。


運動会を目標に走っているわけではなく、元々走り始めたのは昨年の持久走大会の一ヶ月前。

当初は、持久走大会で優勝する事が目標でした。

・・・が、長距離(小学生にとっては)を走る事は、肉体的にだけではなく精神的にも鍛えられる事が分かりました。

そして長距離を走ると、短距離も速くなりました。

・・・そうなったはず!だったんだけどなあ。

子どもに走れと言うだけじゃ説得力が無い。

自分も走るとその辛さも分かり、言うだけじゃダメだなと思ったもの、私が走り始めた理由の一つ。

この日、運動会の絵日記が宿題だったのですが、テーブルの上に置いてあったのをチラッと見ると、徒競走での悔しい思いが綴られておりました。

「ときょうそうは三いでした。きょ年も三いでした。なんで三いだったのか、すごくくやしいです。いっぱいれんしゅうして来年はぜったいに一いになりたいです。」

そしてその晩、決意を新たにしたそうた。

一年生の時には、凍て付く真冬の朝6時過ぎ、500mほど離れた公園で走っていたのが、二年生になってからは家の前。

それを公園に戻すと言うのです。

本当?起きれるの?と半信半疑なパパとママ。

今より20分早くスタートしないと、学校に間に合いません。

まあ、そう決意したなら頑張れ!

と思ったばかりなのに・・・ああ、それなのに・・・

日曜日のお昼頃、皆で公園に走りに行こうと言うことになったのですが、「行きたくない!」と言い出し・・・

挙句の果てには「公園で走るとは言ってない」と(^^;)

まあ、いつもこんなやり取りの繰り返しなんですが・・・

で、私たちは出掛けてしまいました。

後ろを振り返るも、全く付いて来る様子なし。

二時間後、家に戻ると、そうたは一人で家の周りを走ったとか何とか。

だからさあ、それやってもダメだって、昨日話し合ったんじゃなかったっけ!?

確かに成長した部分は、いっぱいあるのですが・・・

親は欲深いものです。

でも親だからこそ、期待するんだろっ!といつもパパに怒られる私です(^^;)

*****



読んであげるなら 4歳くらい~

(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

ある日、ママザルは コザルを あつめて いいました。

「しらない[だれかさん]と おはなし する ときはね、

[だれかさん]の 目を みて おはなし するのよ。」


*****

 * * * * *

(以下、あらすじです)

兄弟たちが遊んでいる間、一番小さいペペだけは、知らない[だれかさん]が来るのを待っていました。

暫くすると、知らない[だれかさん]がやってきました。

ママザルに言われたとおり、[だれかさん]の目をじーっと見て聞きました。

「きみ、だあれ?」

[だれかさん]もぺぺをじ―――っ。

「わたしは ゾウさ。いっしょに みずあび なんて どう?」

次の日もその次の日も、知らない[だれかさん]はやって来ました。

そしてぺぺは[だれかさん]と友達になって遊びました。

そしてまた次の日。

やって来たのはなんとヘビ。

ヘビの目は、じーっと見つめてはいけないものだったのですが・・・

ママザルはそれを教えていなかったので・・・

危うし!ぺぺ。

*****

人と話をする時には目を見て話そう!という教訓的お話かと思いきや、そうではない!?

ゾウ・トリ・キリンとお友達になったぺぺ。

その辺りは色合いも楽しげで、目を見て話すとやっぱり良いのよ。

「目は口ほどに物を言う」って言うじゃない?

人格ってさ、目に表れるもんなのよ。

・・・そうかっ!ぺぺはまだ世間を知らないから、人相(動物だから、人相とは言わないかもしれないけれど)で、善人か悪人か、判断出来なかったわけだ。

目を見て話しなさいというママザルの教えは正しい。

その内ぺぺも、目を見て人を(動物を)、判断出来るようになるはず。


目からは色んなものが見えます。

徒競走で走る前のそうたの目は、本当に緊張していましたし、

昨年、幼稚園の運動会予行でのたいちの目は、今にも泣き出しそうな、不安でいっぱいの目でした。

台所が奥にある我が家。

子どもが何か言っても、顔を出さずに返事する事も多く・・・

ああ、目を見て話さなくちゃいけないねと反省です。



マイケル グレイニエツ のオススメ絵本









最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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by yomuyomuehon | 2012-09-19 06:12 | ほのぼの絵本