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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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切ない夏の思い出☆なつのおうさま

今年の夏はそれ程暑くないなあ・・・なんて思っていたのですが、お盆の頃から暑い!かなり暑い!!

エアコン知らずの我が家も(けっして涼しいわけではありません)、残暑は厳しいです(^^;)

・・・が、お盆の頃から庭のコウロギが鳴き始め、鈴虫も加わりました。

自由研究で、「雲と気温と湿度と夕焼けの関係」についてデータを取っているはずの!?そうたと(かな~りいい加減ですが)毎日雲を観察しています。

こちらも、お盆の頃から様子が変わってきました。

ツクツクボウシも鳴き始め、もう秋ですね(^^)


さて、すっかり夏休みモードだった私に、うさぎちゃんから更新の催促が(^^;)

体調が悪いの?とご心配頂いたのですが、そんな事は全く無く、お盆中は実家へお手伝いに、週末から昨日まで、パパの実家へご奉公に。

夏休み中もお盆と土日を除き殆どたいちは幼稚園で、朝は送り、帰りはお迎えなのですが、一緒に行くhaneちゃんが園庭で遊び始めるとなっかなか帰れず(^^;)

家に帰ると、一日数回に渡ってプール遊び。

・・・が、庭一杯に広げたプールのどこからか空気が漏れているので、空気を入れ、そしてプールを拭きあげ、水を張り・・・毎日それを繰り返し。

そしてお昼寝しない日が増えたhaneちゃん。

家事をして、子どもと遊んで、一日が終わります。

暑さ疲れで早く起きれず(^^;)

ああ、長いお休みはイヤ、この夏子ども達に相当イライラしていた私です。

しかしいつの間にか、夏休みも残り僅です。

はたして、そうたの宿題は終わるのかしら!?



さてさて、夏にオススメ!と思っていた本を紹介します。

もう遅い!?(^^;)

四冊あるので、出来れば四日連続書きたいが・・・う~ん、頑張ります。




読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

たからもののような、あのひ、ぼくらはなつのおうさまにあった。


まぶしい。

そらが あおい。

にわの ひまわりは、ふんすいみたいに、

そらへ そらへと、つよく たかく のびていく。

そこいらじゅうに、きらきら ひかる なつの ちからが あふれている。


ばたばた はずんだ あしおとで、だれかが こっちへ やってくる。

「こんにちは。おかあさんの ともだちの ささきです。

これ『ひよこ』。きょうと あしただけだけど、なかよくしてね。

ちいさくても、ツトムくんと おなじ としなのよ」

ぼくは わらいそうになり、おんなのこは おこって いった。

「ちがう。ひなこ!」

「あ、ごめん。『ひよこ』はニックネームなの」

おかあさんたちは、こえを そろえて わらった。

ひなこは ちいさな くちを とがらせて、

おおきな めで ぼくを にらんだ。



 * * * * *

(以下、あらすじです)

何をして遊んだらいいんだ。

同い年だからって気が合うとは限らない。

ひなこが泣く度、怒られた。

どうせ今日と明日だけ。

仲良くしなくたっていいや。


裏山に登ったら、ひなこが付いて来た。

「とんぼのくにに いってみる?」

ひなこは目をきらきらさせて頷いた。


とんぼ池には、お母さんたちも一緒に行った。

あっちにもこっちにもギンヤンマ。

その時ふっと辺りが暗くなって、見上げると飛行機みたいなでっかいとんぼが浮かんでた。

(おうさまだ!オニヤンマだ!)

僕が心の中で叫んだ時、ひなこが同じ事を言った。

僕は網を掴んで飛んだ。

一瞬体が浮かんだ気がした。

すると、網の中に王様がいた。

「きれいだねえ。たからものみたいに りっぱだね」

「だって、おうさまだからね」

「そうだね、おうさまだもんね」

風が吹きつけ、僕は一瞬目をつぶった。

はっと気が付くと、王様は空にいた。

いくら網を振り回しても、もう届かない、空にいた。

なのに不思議と僕は、がっかりもしょんぼりもしなかった。

「おうさまが あそんでくれた」

ひなこのどきどきしている声が聞こえた。

僕らは笑って、とんぼでいっぱいの空の下を一緒に駆け出した。


翌日はひなこたちが帰る日。

ギンヤンマ捕まえて、駅に走った。

虫篭をひなこに差し出すと、ひなこは籠の中のギンヤンマをじっと見た。

それから抱えて外に飛び出し、ギンヤンマを放した。

手も振らないで、ひなこは駅の階段を上って行った。

けれど、姿が見えなくなった途端、ひなこの泣き声が駅中に響いた。

ひなこの泣き声は、まっずぐ空に帰って行くギンヤンマと重なって、僕に突き刺さった。

痛くて痛くて、僕は泣いた。

*****

夏休みは子どもを育てる!

自然の中での体験は、特に心も体も一回り大きくしてくれそうです。

この夏、たいちは成長したような気がしますが、そうたはどう!?

友達との遊びが不足。

暑くて公園には子どもが居ない。

そうたが用事の無い時に友達を誘いに行くも留守。

・・・と、なかなか遊びこめずにおります

そしてこの夏の心残りはキャンプ。

やっぱり子どもを育てるのは、ホテルの食事より飯盒炊飯。

来年の夏こそは!と、心に誓う夏の終わりです。

・・・が、来年は来年で早くも行きたい所が目白押し♪

この夏休みはかなりイライラしたけど、夏が終わるのは寂しいなあ。

そんな過ぎ行く夏に胸キュンのお話です。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-08-22 11:12 | 夏の本