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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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あたまをなくしたおとこ

この本は文句なしに☆☆☆☆☆

こんな面白いお話に出会ったのは久しぶり。

クレール・H・ピショップと言えば、以前紹介した「シナの五にんきょうだい」

クレール・H・ビショップ
瑞雲舎
発売日:1995-10-26



主人が、子どもの頃に読んで忘れられない話があるんだけど、タイトルが分からない・・・と言うので探した事がありました。

あれも面白かった。

でも・・・

この、「あたまをなくしたおとこ」はそれを越える!

なぜこんな面白いお話が、最近まで訳されなかったのか、とっても不思議です。

ピショップって、1899年~1993年まで生きた方なんですよ。

アメリカの絵本の黄金期に活躍したフランス人です。

今後も、まだ訳されていない彼のお話が、日本で出版される事を切に願います。

クレール・H・ビショップ
瑞雲舎
発売日:2011-05-03



読んであげるなら 6、7歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


あるあさ、おとこが おきたら、あたまが なかった。

まくらを どかして みたが、あたまは ない。

とびおきて、ベッドの したを のぞいてみた。

ひょっとして、ころがり おちているかも しれないからね。

でも、そこにも なかった。

ドアの かげ、タンスのなか、ねこの ねどこ、どこも かしこも さがしてみた。

なまごみのバケツまで あけてみた。

でも、あたまは どこにも なかった。



 * * * * *


(以下、あらすじです)
あたまをなくしたおとこ_e0160269_033314.jpg


男は思い出そうとしたが、頭が無いので難しい。

幸い手が、柔らかくて滑々した物を思い出した。

そうだ、ブタだ。

お祭りにブタを連れて行ったことを思い出し、もう一度そこへ行く事にした。

だけど、頭がないまま出掛けるわけにはいかない。

そこで、男は畑でカボチャを採り、目や鼻をくり貫いた。

・・・が、カボチャの頭は目立ちすぎる!

そこで今度は人参を引き抜き、ナイフで目鼻を付け、帽子を被った。

これも、目に付き過ぎる!

男は材木置き場で丸太を切り、目鼻を付け、紙やすりで磨き上げた。

丸太の頭は、とても男の頭らしく見えた。

男は祭りの広場に着いた。

昨日はブタを売る事しか頭に無かったが、今日は賑わいに夢中になって、片っ端から店を覗いた。

猛獣の檻までやって来ると、トラの小屋に向かって声を掛け、前足をポンと叩いた。

その途端トラが襲い掛かって来て、男はたまげて尻餅ついた。

警備医員がやって来て、怒鳴りつけられた。

「おまえには あたまがないのか?」

「そうなんだ。あたまを なくしちまったんだ」
と、男はしょんぼり答えた。

その時突然声がして、目の前に男の子が立っていた。

髪はぼさぼさ、ズボンはぼろぼろ、破れ靴からは指が覗いている。

でも、男の子は親切そうで、賢そうに見えた。


果たしてこの男の子、男の救世主となってくれるや否や!?

 * * * * *

前半は、「頭」を使った言葉遊び的要素が満載。

「頭」が付く慣用句を幾つご存知ですか?

この辺りは、幼児には理解出来ないでしょうが、カボチャや人参を頭に見立て人々と交流する姿は面白く、たいちも釘付け。

後半は謎解き+積上げ歌的要素も組み込まれ・・・

どんどんお話に引き込まれてしまいます。

ちょっと長めのお話ですが、たいち(もうじき4歳)も夢中になっていましたよ。

さて、この男の子がどんな方法で頭を探してくれるのか?

気になるところでしょ!?

勿論探し出してくれるのですが、ちょっと手荒な方法でね(^^;)

最後まで気の抜けないお話ですよ~

それにしても、マックロスキーの絵の上手い事!!!

以前紹介した「かもさんおとおり」も素敵でした。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-10-15 00:09 | おもしろ絵本