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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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1ねん1くみ1ばんサイコー!



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)



三月はじめの 月よう日。

しらかわ先生が おこったような かおで、ドッドッドッドと きょうしつに はいってきた。

「おはようございます。」

と、あいさつが おわっても、先生は まだ こわい かおの ままだった。

「くろさわくんが、てんこうしました。」




 * * * * *


(以下、あらすじです)


「えーっ!」

「うそーっ!」


教室は大騒ぎになった。


くろさわくんは訳あって、お母さんと妹と離れ、お父さんと二人で暮らしていた。

でもこの度、北海道で家族揃って暮らす事になったのだから、喜ばしい事!

・・・なんだけど、

皆にさよならも言わず、突然北海道に転校してしまったのだ。


「とつぜんで びっくりして さみしいけど、

くろさわくんは、かぞくみんなで いっしょに くらせるように なったのだから、よかったね。

おめでとうって、おわかれの てがみをかこうね。

(お爺ちゃん お婆ちゃん・・・皆一緒で)、すごーく にぎやかなのだそうです。

だけど、きっと くろさわくんだって、さみしがってるよね。

ほっかいどうでも がんばれって、はげましの おてがみを かこう!」


と先生は作文用紙を配った。


何にも書けなくて、原稿用紙に涙がぽつん。

慌てて擦って、作文用紙がビリッ。

ゆっくりで いいから。かけるように なってからで いいから。」

(僕の気持ち、先生はちゃんと分かってくれてるんだ・・・!)



めそめそし始めた、あべマリアちゃんを見て、

いつもくろさわくんと喧嘩ばかりしていた、こじまくんが言った。


「やっぱさー、にんげんはさー、かぞくみんなと くらすのが、いちばんの しあわせだろ。

おれらの さみしさなんてさ、どーってこと ないじゃん。

そんなの くろさわのせきにんじゃ ないじゃん。

あいつはさー、こんなふうに、みんなに めそめそ されるのが いやだったから、

とつぜん いなくなっちゃったんだよ。」



そして、それはそれは素敵な手紙を書いた。

ずっと言えなかった「ごめん」も書いた。


みずのさんは、くろさわくんのお陰で積極的になれた事を、

いしはら君は、ずっと憧れていた事を、

皆が言えなかった想いを手紙に託し、次々に読み上げた。


泣いていたマリアちゃんも気を取り直し、手紙を書いた。

僕にだけ見せてくれた。

素敵なラブレターだった。


僕は・・・結局書けなかった。


一週間もしない内、くろさわくんから返事が来た。

その内容は、皆が呆れる、あのハチャメチャなくろさわ君!?とは思えない、

いつの間にか成長していた、しっかりした頼りになるお兄ちゃん!(^^)


くろさわくんは、寂しがってる暇は無いんだって。

家族みんなで農業をやるんだって。

安全なお米や野菜や果物を作るんだって。

毎朝5時半に起きて、学校に行く前に、

ビニールハウスの見回り、鶏の餌やり、食事の後片付け、庭の掃き掃除、妹の面倒をみたり・・・

ちょー忙しいんだって。


そして皆に、突然いなくなった事をわびた。

1ねん1くみはサイコーでした。

1ねん1くみで、おれ うまれかわりました。

みんなのこと、ぜったい わすれません!

ほんとの 気もちがかけて、うれしい。

しらかわ先生、みんな、ありがとう!



そして僕(しんくん)は、ある事を決意した。


* * * * *


くろさわくんの突然の転校話。

1ねん1くみの一員になった気で、えーっ!と心の中で叫んでしまいました。

隣で聞いていたそうたも、私の顔を「えっ?」というような表情で覗き込みました。

「1ねん1くみ1ばんワル」に始まったお話の完結編。



いつしか「1ねん1くみ」の一員になっていたそうた、そして私、パパ、時折たいち。

読み終えたというより、くろさわくんが居なくなってしまった事の寂しさが込み上げて来ます。


3歳になったばかりのたいちまで引き込んでしまったお話。

それは、登場人物たちの行動や心理が、リアルな口語体で、ポンポンポンポン次から次へと飛び出してくるからだと思います。

まるで映像を見ているみたい。


私やパパは、まさに子どもの頃を思い出し(時代背景からすると、もう高学年だったかな・・・)

そうたは、小学校の話ではありながら、今を感じているんだと思います。


一緒に笑ったり、泣いたり・・・とっても忙しいお話です(^^;)

このお話は、絶対!絶対!!ぜーったい!!!読んでね~☆☆☆☆☆

ああ、暫くくろさわくんのいない寂しさをかみ締めるわ~(ぐすん)



いつか、くろさわくんのいる牧場に遊びに行くからねーっ!

砂金採りに鮭釣り、教えてね!

美味しいお米や野菜も、たっぷりご馳走してちょーだいね!!!


くろさわくん、元気でねーっ!!!






最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-01-23 07:39 | 幼年童話