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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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わたしのぼうし



読んであげるなら 4、5 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

おにいさんは あおい リボンの ついた ぼうしを もっていました。

わたしは あかい はなの ついた ぼうしを もっていました。

わたしの ぼうしも、おにいさんの ぼうしも、

すこし ふるくて、すこし よごれていました。




 * * * * *


(以下、あらすじです)



トンボ採りに行く時も、動物園に行く時も、デパートに行く時も被っていたお気に入りの帽子。

ある日私は、おばあさんの所へ汽車に乗って行きました。

風に当たりたくなって、汽車の窓から顔を出した途端、

大切な帽子があっという間に飛んでいってしまいました。


次の日、お父さんが新しい帽子を買って来てくれました。

お兄さんのは、白くて青い線のある帽子。

私のは、白くて赤い線のある帽子。

お兄さんはすぐに被ったけれど、私は被りませんでした。


それは、わたしの ぼうしのようでは なかったんですもの。


買い物に行く時も、トンボ採りの行く時も、

私は帽子を被らないで、後ろにぶら下げました。

お母さんは何度も帽子を被せましたが、私は何度もずらしました。


だって、わたしの ぼうしのようでは なかったんですもの。


ところがある日・・・・


* * * * *


親になると、どうして子供の頃の、あの言葉に出来ない気持ちを忘れてしまうのだろう・・・

いつしか私もそうだったのに、

つい、子供の気持ちを考えずに頭ごなしに叱ってしまう。

そんな事の繰り返し。

反省、反省の毎日です。


うちの子が「わたし」のように、「これはわたしのぼうしじゃない」って被らなかったら、

絶対怒ってるわ~(^^;)


* * * * *


この絵本の作者佐野洋子さんが5日、乳がんのため亡くなられました。


家の本棚を見ていたら、この「わたしのぼうし」を見つけ、

そう言えば暫く読んでなかったなあ・・・って手に取りました。


読んでいく内に、胸の奥がぎゅーっと締め付けられて、

ああ、本当に良い作品って、こういうのを言うんだな!って、

涙が出てきました。


「わたしのきもち」が描かれてないのに、「わたしのきもち」が伝わってくるんです。

最近の絵本には、こういうの無いなあ・・・って。

ああ、また素晴らしい作家さんがいなくなってしまいました。


でも、作品は永遠に残ります。

皆さんも是非、手にとってみて下さい。


* * * * *


絵本の主人公に共感して、その世界に入り込む子ども。

一方、大人は絵本から学ぶ事がなんと多い事か!

時に癒されもしたりして・・・

絵本って、子どもの為だけにあるものではないって事、つくづく感じる今日この頃です。



佐野洋子さん、ご冥福をお祈りいたします。


以前紹介した、佐野さんの絵本はこちら
 ↓ ↓ ↓
だってだってのおばあさん

佐野 洋子
フレーベル館
発売日:2009-01



おじさんのかさ



おれはねこだぜ



ねえとうさん





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-11-07 05:25 | 愛のある絵本