おばけリンゴ
読んであげるなら 4、5 歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
むかし、あるところに、ワルターという びんぼうな おとこのひとが
いました。ワルターは、リンゴのきを いっぽん もっていました。
きのはは つやつや みどりいろ、むしも ちっとも ついてないし、
みきだって すくすく じょうぶでした。
けれども このきには、まだ ひとつも みが なったことがありません。
はなさえ さいたことが ないのです。
* * * * *
(以下、あらすじです)
春になる度、見事に花盛りの、他所のリンゴの木を見て、悲しくなりました。
秋には、鈴なりの他所のリンゴの木を、羨ましく眺めました。
そこである夜、ベッドの中で、こう祈りました。
「ひとつで いいから、うちのきのも リンゴが なりますように。
そんな りっぱな みでなくても いいのです。
ひとつで いいから ほしいのです」
その願いは叶えられ、ある春の夜、白い花が一つ咲きました。
夏になると、花は小さな実になりました。
ワルターにとって、それは素晴らしい毎日でした。
やがて秋が来て、リンゴは日増しに大きくなりました。
でもワルターは、あと1日、あと1日と、そのままにしておきました。
誰かに取られやしないかと、心配の毎日。
ワルターはある日とうとう、この大きく育ったリンゴを採って、市場へ運ぶ事にしました。
どんなに高く売れるかと、それを楽しみに、かなり重いのを我慢して、頑張りました。
ところが、あまりに大きなリンゴだったので、誰もリンゴを買ってくれないどころか、野次られるだけ。
何で自分で食べないんだ!?という問いかけに、
ワルターさんは「リンゴがきらいので・・・」 (えーーーーーっ?)
とうとう売れずに持ち帰ったリンゴ。
それからは、本当に情けない毎日。
ところが、おかしな事になったのです。
この頃、一匹の恐ろしいリュウが、この国を脅かしていました。
王様は、秘密警察にこう命じました。
「・・・・なんとかして あのリュウを やっつけるんだ。
しばるか、ころすか、でなければ なんでも いいから、おくりもので
うまく だまして おっぱらってしまえ。・・・・・」
ふふふっ、もうお分かりですね!
* * * * *
「むかし、あるところに・・・」と始まるので、
昔話かと思いきや、そうではなく・・・
恐ろしいリュウが・・・
秘密警察が・・・
そして人相の悪い王様の登場!
派手な服を着て、指には幾つもの指輪を嵌めています。
この辺りから、話の展開がおかしくなってない?
どうやら、ただのリンゴの話ではなさそうです。
1931年、ポーランドで生まれた、作者ヤノーシュの置かれた状況を映し出しているようです。
リンゴは何を?
王様は誰を?
恐ろしいリュウは何を?
意味しているか・・・
大人は悩んでしまう所ですが、
そんな事は、子どもにわかりません。
リンゴが段々大きくなっていく様子、人相の悪い王様と秘密警察の登場で、
物語に引き込まれて行く事、間違いなし!
それにしてもねっ、素敵な絵なんですよ。
色使いがね。
ドイツ児童文学会で、最も成功した作家と呼ばれているそうですよ。
* * * * *
不覚にも、風邪を引きました。
日曜日の夕方、SCに出掛けて帰る車内で、何だか体が痛い!
これは、風邪だと思い、梅醤番茶を飲んで寝たのですが、
その晩、発熱。
体中の筋肉が(ん?脂肪か・・・まあ、それはいいとして)痛くて痛くて、
寝てもいられず・・・
そして急激な悪寒。
こんなの何年ぶりーっ!?
翌日月曜日は、そうたがお弁当だったので、どうにか起きて炊飯。
でも、おかずが・・・作れない~っ
立ってられない~っ
冷蔵庫に常備品があって、ほ~っ
バス停までも行けず、パパに送りをお願いして、床に就いたのでした。
その日は39度近くまで熱が上がり、くらくら~~
子どもの発熱と違い、大人は本当にしんどいものです。
ベビーちゃんを抱き上げられず、寝たまま授乳の一日。
お陰で、骨盤が痛くて、痛くて・・・
うちは、パパが家に居てくれるので、こんな時本当に助かります。
皆さん、どうしているのでしょう?
小さな子どもが居ると、風邪なんて、引いてられないですよね(^^;)
月曜の夜、久しぶりにパパが作ってくれた夕食は、シチューでした。
ルーの嫌いな私の為に、初めてホワイトソースから作ってくれました。
そうたは普段、お代わりしないのに、シチューライスを2杯平らげました。
複雑・・・・
でも、ありがとう
助かりました。
* * * * *
ところでこんな時、やんちゃなたいちが何をして過ごしているか・・・
パパも仕事にならないので、DVD漬けになりました。
ピーターパンを見まくり、
「やっとみつけたぞ、ピーターパン」
と、繰り返しています。ああ~(泣)
しかし、昨日からどんなに叩いてもTVのスイッチが入らなくなり、
壊れました。
壊れたら、暫く買わないでおこう!と思っていたのですが、
とうとうその日がやってきました。
大人にとってはツライもの?
まあ、私は見ることが殆ど無いので、いつまでパパが我慢出来るかしら?(^^)
そうたはこの時期、パズルやブロックや積み木に夢中だったのに、たいちはやりたがりません。
外遊びばかりさせていたからでしょうか?
その内、興味を持つのかなあ・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
* * * * *
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