かえりみち
読んであげるなら 2、3歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
のはらの まんなかで、おんなのこが ないて います。
「あーん。おうちが わかんないよう。」
まいごに なって しまったのですね。
* * * * *
(以下、あらすじです)
そこへやって来た子ぎつね。
「ね。なみだを ふきな。いっしょに さがして あげるよ。」
この みちかな。
あの みちかな。
「あ。あった。あたしの うちよ。」
「よかったね。」
その帰り道、なんと迷子になってしまった子ぎつね。
泣いていると、向こうから小ぐまがやって来て・・・
* * * * *
もう、お分かりですよね?
そうそう!子ぐまくんも迷子になってしまうんですよ~。
それから登場するのは、あまんきみこさんのお話にお決まりの、子うさぎちゃん。
出てくる動物は子ぎつね・子ぐま・子うさぎです。
では最後に登場した子うさぎちゃん・・・どうなったでしょうね?
それは読んでのお楽しみ~
最後のページに、皆が住む村の地図が載っています。
どれが誰の家か、どの道を通ったのか、分かるかな?
それぞれのページに描かれた背景を探っていくと、分かりますよ。
お話は2・3歳からでもOKですが、この家探しは難しいかな~(^^;)
* * * * *
土曜日にあった、コミュニケーションについての講演会とパネルディスカッション。
あるパネラーの話の中で、主題とは大分離れていますが、
私の心に引っかかった、『下校の事』
いつも、ほのぼのした気分で眺めていた事でしたが、言われてハッとしました。
今時の子供達って、道草なんて到底出来ないのですね!?
付き添われての下校は、安全面からすると有り難い事ですが、寂しい気もします。
塾や習い事もあって、時間に追われている事も道草出来ない原因でしょう。
私の小学生の頃を考えると・・・
片道3キロ強の道程を、朝は集団登校で小一時間。
帰りは友達と遊びながら、時には一人空想世界に浸りながら、3時間掛けて帰ることもありました。
でも、一見無駄なようなその時間が、今考えるととても大切な時間に思えます。
今の物騒な世の中では、子供をそんな状況に置けないのでしょうが・・・
本当に悲しいことです。
でも、私も何度怖い思いをした事か!
春先には変なおやじも居たし、車に連れ込まれそうになった事もあったし・・・
危ないのは、今の時代に限っての事じゃないと思うけど。
生の体験無しに過ごす、今の子供達。
本の中での疑似体験や想像や学びが、それにとって代わるのか・・・と思うと、
複雑です。
会話をし、喧嘩をし、五感をフルに使って、何事も身に沁みて欲しいなあ。
特に絵本を卒業して、絵の無い本へ移行した時、
文字を追っても、生の体験無しには想像なんて出来ないですよね?
昨今、絵から抜けられない大人が多いのは、そのせい?
大人になると、
「あらっ、もう金曜日?一週間って早いわあ・・・」
ってな具合に、月日の経つのは早く、嫌な嫌な誕生日をもう幾つ迎えた事かしら?
でも子供の頃は、夏休みだって、
「なんて長いんだ~っ!」
って思って、タラタラ過ごしていましたね!
・・・と、大人と子供の時間の感じ方には、大分差があるようです。
子供の頃、散々寄り道して帰った下校の事も忘れ、早く!早く!とせかす母
(・・・ってのは、私の事なんだけど)
一見、無駄なように思える子供の時間の過ごし方。
起きてから、始動するまでに20~30分掛かるそうた君。
でも、ソファでボーっとしているその時間は、彼にとっては2~3分に感じる事なのかも~!?
10倍かあ・・・うん、それ位、時間の感じ方違うよねぇ・・・
って、納得している場合ではない!
この所毎日、おにぎり銜えてバス停へ走る日が続いております。
大森先生が仰るように、一口30回の咀嚼なんて・・・全く出来てない(^^;)
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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