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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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うりこひめ

松谷 みよ子,つかさ おさむ
童心社
発売日:2007-04



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


むかし あるところに、

こどもの いない、じいと ばあが おった。

あるひ、ばあが かわへ せんたくに いくと、

かわかみから うりが、つんぶく かんぶく ながれてきた。

おらんちの たからなら

こっちさ こう

そう うたうと、うりは、つんぶく かんぶく

ばあの ところへ よってきた。

よろこんでねえ、 だいてかえったと。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


家へ帰って、その瓜を割ろうとすると、

独りでにペかっと割れて、中から出てきたのは可愛らしい女の子。

じいとばあは喜んで、うりこひめと名づけて大事に育てた。


やがて、うりこひめは機織りが上手な、美しい娘になった。

そして、東の長者から嫁に欲しいとの話が来た。


嫁入りの支度をしに、町へ買い物に行ったじいとばあ。

留守の間、誰が来ても戸を開けるでねえとの言いつけを、破ってしまったうりこひめ。

あまんじゃくに攫われて、桃の木に縛り付けられてしまった。


あまんじゃくは、うりこひめに化けて家に行き、じいとばあの帰りを待ちながら機を織った。


その機織りの音は、

いつもの とっきんぱたり きんぱたり とは違い、

どってんばたり どんばたり

と言う騒々しいもの。


その上声はしゃがれ、いつもと違って大食いのうりこひめを、不振に思ったじいとばあであったが、

そこへ東の長者の、嫁貰いの籠がやって来て・・・・


 * * * * *


「桃太郎」と「かちかちやま」を融合させたような、この民話。

あまりメジャーではないですよね?

ご存知ですか?


この瓜はマクワウリという、プリンスメロンの親とでも言うべき瓜に似ています。

古くから日本で食べられていたようなので、多分このマクワウリ・・・かな?

お盆のお供え物として重用されているようです。

桃といい、マクワウリといい、今の時期にピッタリなお話。


「うりこひめ」の民話は、日本各地で、その内容が大分違うようです。

この松谷さんの「うりこひめ」はハッピーエンド型ですが、東北地方に伝わる「うりこひめ」は残酷型。

あまんじゃくに皮を剥ぎ取られ、食べられちゃって・・・等と、かなり酷いようです。


攫われて、木に縛りつけられた「うりこひめ」型でも、

この木は、桃の木だったり柿の木だったりするようです。


ところで、「うりこひめ」はかなりのおっとりさん。

いつも能動的です。

「うりこひめ」というタイトルなのに、全く活躍しない主人公なのです。

ですが、そんな「うりこひめ」と、松谷さんの優しくゆったりとしたお話や、美しい司さんの絵がピッタリ!


他にもこんな「うりこひめ」があります。








まだ私も読んでいませんが、是非、読み比べてみてください。


 * * * * *


「マクワウリ」・・・お盆のお供え物だそうですが、実家では見た事がありません。


実家は分家ですが、300年以上続く家。

10年近く前に亡くなった祖父の指示の元、お盆の飾りつけをしていましたが、

それは毎年違っていて・・・

結局、どれが正しいのか分からないまま、今に至ります(^^)

今年、そうたは楽しそうに、胡瓜と茄子の精霊馬を作ってました。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-08-19 22:23 | 昔ばなし