絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
プロフィールを見る
通知を受け取る
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

ちいさいおしろ

e0160269_14053100.jpg


サムイル・マルシャーク
学習研究社
発売日:1968-01



読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

「やあ、ひょっとこの じいさん。あんた、どうして こんなところに いるんだね。」

「おや、あほうの じいさん。おまえさんこそ、どうして こんなところに いるのかね。」

「どうしてだって?わしは、な、こどもたちに こわーい はなしを してやろうと おもってさ。」

「すると おまえさんは、こどもたちを かわいそうだと おもいなさらんのかね。

こどもたちは ちいさいのですぞ。びっくりして なきだしてしまいますぞ。」


e0160269_1495640.jpg


 * * * * *


(以下、あらすじです)


意地悪なじいさんと優しいおじいさんの会話から始まる、マルシャークの戯曲。

仲直り?した二人が始めたお話はこ~んな感じです。


ひろい のはらに 一けんの

ちいさい おしろが ありました。

ひくくもなければ たかくもない。

とっても すてきな おしろです。

ぬまから かえるが やってきて

のぞくと もんが しまってる。


「これこれ、おしろよ、もん あけろ!

ちいさい おしろよ、もん あけろ!

おしろに いるのは だれですか、だれですか。

ここに いるのは だれですか、だれですか。」




何の返事も無いお城の中に入ったカエル。

そこへ、ネズミにオンドリ、ハリネズミが次々やって来て、皆で暮らすことになりました。
e0160269_14101265.jpg


そしてある日突然やってきた、腹の減ったオオカミ。

勿論、皆門を開けるはずは無く・・・・


オオカミは、森へキツネを探しに出掛けました。

キツネの知恵を借りようとしたのです。

腹ペコのキツネは、オンドリを食べたいけれど、お腹が空いて力が出ない。

キツネが馬鹿力のクマさんが居たらなあって思っていると、運のいい事にクマさんがやって来ました。

そして3匹は小さいおしろに向かいました。


お城の門の前にオオカミ、そしてその後ろにクマのくまきちが並び、えっさえっさと押しますと・・・

(キツネは狡賢いので、脇で掛け声ばかりです。)
e0160269_14102917.jpg

「みろ、きつねくん、いたが めりめり いってるぜ!」

「そいつは ちがう。いたじゃない。ほねが みしみし おれたんだ・・・

とんまの くまめ、おれを つぶしてしまいやがった!・・・・」


森のねぐらに、ひょろひょろ帰って行ったオオカミ。

そして、今度は門の下から片足突っ込んだくまきちは・・・


さて、ちいさいおしろの門は破られてしまうのでしょうか?

小さな動物たちの運命や如何に!


 * * * * *


最後は、またまた意地悪じいさんと優しいおじいさんの会話で締めくくられます。

90ページ程の長いお話なんですが、7・5調のテンポの良い展開で、スラスラ読めてしまいます。

この所、そうたが続けて毎晩もって来るこの絵本?  (いや、幼年童話ですね)

読むのがこれ一冊でも、結構疲れるのに、二冊目に持ってきたりするので・・・ほんと、疲れます。

特に今週から臨月に入るので、息が上がってしまいそうです(泣)


2月の初めにNママと行った、逓信博物館での「滝平二郎 遺作展」で、この原画を見ました。

ん、ん?サムエル・マルシャーク作?

そうです!あの「森はいきている」の、サムエル・マルシャークです。

サムイル マルシャーク
岩波書店
発売日:2000-11



二人が係わった作品なんて~!という事で、早速借りてきました。


この「ちいさいおしろ」は、同名のロシア民話を元に、

「きつねとおんどり」(別名「ねことおんどり」)の民話の場面を取り入れて、再創造されたもの。



語り手の二人のおじいさんは、戯曲上演の歴史の中で、新たに作者によって付け加えられたものだそうです。

そして戯曲というだけあって、ペープサードで楽しみましょう!と、そのやり方も巻末に載っています。


1968年初版のこのお話。

古い本にありがちな、7・5調の語り口が、なんだか良いでしょ?

今、こういうお話にあたると、逆に新鮮ですよねっ!

是非、歌うように読んでみてくださいね~♪

ちなみにこの本、今は買えませ~ん。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


 * * * * *

本棚はこちら
 ↓  ↓  ↓ 
ブクログ/絵本のおかあさん


 * * * * *


ランキングに参加していま~す

お帰りの際に、ポチッとよろしく~!!

あなたの一票が明日への励みに繋がりま~す(^^)

 ↓  ↓  ↓ 
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

 ↓  ↓  ↓
人気ブログランキングへ
トラックバックURL : https://ehonkasan.exblog.jp/tb/12273512
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by キュートなうさぎ at 2010-03-08 16:55 x
リズムのいい文章ですね~。
こういう絵本は、読んでいても楽しくなりますよね。
絵もさすがの迫力です。
昔の絵本の素晴らしさを再確認してしまいます。

でも・・・90ページはさすがにキツイですね~(笑)
Commented by 708 at 2010-03-08 21:50 x
こんにちは!この本、見つけたんですね。さすが。90ページかあ、きついなあ。でも、なんだかおもしろそう!それを読んであげるなんてすごいわ。yomuさんのそのパワー、そのまま、かわいい二人の男の子が受け継いでますよね。いつも、そう思うんです。生命力がみなぎってるというか…。さあて、つぎに生まれてくる女の子は…?わくわくですね。
Commented by yomuyomuehon at 2010-03-10 09:56
708さん、うさぎちゃん、ありがとう!!90ページって言うとかなり長い気がするけど・・・リズムが良いので、体力さえあればOKよ。「おしいれのぼうけん」読むのと同じくらいだよ~ ところで708さん、その生命力漲ってる息子をまたまた預かって頂き、ほんとありがとうございます(感謝!感謝!)きっと帰った後は疲れた事でしょう。でも、またよろしくねっ!帰ってから夕飯は食べなかったものの、お風呂に入る前、パパと一暴れして・・・全く「かいじゅうたちのいるところ」のマックスみたいよ~布団に入ったら朝まで熟睡・・・そして今朝、上機嫌で下りてきました。何してきたの?って聞いたら、「なかした・・・」と言ってましたが・・・またまたお宅のお嬢様を泣かしてきたようで、毎度毎度本当にすみません。
by yomuyomuehon | 2010-03-08 14:13 | 幼年童話 | Trackback | Comments(3)