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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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シナの五にんきょうだい

クレール・H・ビショップ
瑞雲舎
発売日:1995-10-26



読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


むかし、シナに 、五にんの きょうだいが すんでいました。

五にんは、とても よくにていて、だれが だれやら くべつが つきませんでした。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


お母さんと海辺に暮らす五人兄弟。

一番目の兄さんは、海の水を飲み干す事が出来ました。

二番目の兄さんは、首が鉄で出来ていました。

三番目の兄さんは、足をどんどんの伸ばす事が出来ました。

四番目の兄さんは、体が焼けないで、

五番目の末息子は、いつまでも息をしないでいる事が出来ました。


毎朝一番目の兄さんは、海へ魚を獲りに行きます。

ある日の事、小さな男の子に、一緒に魚獲りに連れて行ってくれと頼まれた一番目の兄さん。

「戻って来いと合図したら、すぐ戻ってこなくちゃいけないよ」

「ああ、くるよ、くるよ」


と、約束した男の子でしたが、幾ら呼んでも戻ってこなくて、

海の水を口いっぱいに含んだ兄さんは、次第に苦しくなって、

その内、口の中で海がモリモリ盛り上がり・・・・

海は突然、どう!と、兄さんの口から流れ出し、また深い海に戻ってしまったのです。

--------そして、男の子は見えなくなりました。



一人で村に帰って来た兄さんに、男の子殺しの容疑がかかり、首を切られる事になりました。

いよいよ首を切られるという朝の事、兄さんはお役人に言いました。

「わたくしは ははに わかれを つげてきたいと おもいます。

どうぞ、いえに かえらせてくださいまし」


この願いは受け入れられ、一番目の兄さんに代わってやってきた二番目の兄さん。


そうです!

この二番目の兄さんの首は鉄製なので、切れないんです。


村の人たちは怒って、海に放り込んで殺そうって事になり・・・



 * * * * *


先日紹介した王さまと九人のきょうだいにとっても似てるでしょ!

「王さまと・・・」で言うなら、

一番目の兄さんは・・・「みずくぐり」

二番目の兄さんは・・・「切ってくれ」

三番目の・・・・「ながすね」
シナの五にんきょうだい_e0160269_3591444.jpg

四番目の・・・・「さむがりや」

五番目の・・・・これはちょっと違うかな・・・




ドイツに生まれ、ハンブルグで中国との貿易を学び、20代は中国で暮らしたクルト・ヴィーゼ。

第二次世界大戦時、捕虜生活を強いられた彼。

後にアメリカに渡り、絵本の黄金期を支えた絵本作家の一人になりました。



この絵本は、中国人を馬鹿にしているとかいう理由で一時絶版に。

福音館書店から出ていたこの絵本は今、瑞雲社から出版されているようです。



王さまと九人のきょうだいをそうたに読んでいた時に、なんか似ている話があった・・・と言い出した主人。

子供の頃に読んでもらったか、読んだのか・・・それがこの「シナの五にんきょうだい」だったようです。

そうたは王さまと九人のきょうだいが大好きなのですが、こちらも面白いようです(^^)


家で読むには良いのですが、見開き字だけのページがあって、

幼稚園での読み聞かせには厳しいかな・・・


そのページを越えれば、

一番目の兄さんが次第に苦しくなって、顔がパンパンになっていく様子、

そして次々と危機を乗り越えていく、兄弟たちの様子に釘付けでしょうけどねっ!


 * * * * * 


「絵本のおかあさん」(幼稚園の読みボラのお母さんの俗称)な~んてタイトルつけながら、

昨年の秋以降、シフトを外してもらっていた私。

Tママの、「産む前に一度読んどいたら?」という好意で代わってもらいました。

久~しぶりに先の木曜日にそうたのクラスで読んできました。


読んだのは「王さまと九人のきょうだい」



その中でも、何人かが声を出して笑っていたのは、

最後に「みずくぐり」が、王さまにぷはーっと大川の水を吹きかけるシーン。

そうたもこの場面が大好き♪


それが「シナの五にんきょうだい」では最初に出てきます。

まあ、シチュエーションは違いますが・・・


海の水、大川の水・・・

これを飲み干すシーンが、子供達の心を一番引き付けるって事を、分かっていたんですね。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-03-06 04:10 | おもしろ絵本