絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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ふきまんぶく

田島 征三
偕成社
発売日:1973-01




読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


夏の ねぐるしい夜、ふきちゃんは ねむれないので えんがわにでた。

むかいの山を みているうちに、ふしぎなものを みつけた。

山のひとところに、きらきら ひかっているものがある。

あそこには、きっと、星が たくさん おちてきたにちがいない。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


星明りの下、山へ星を拾いに出掛けたふきちゃん。

山道を登ってやっと着いたところにあったのは、蕗の葉っぱだった。

ふきちゃんはがっかりした。

星のように光っていたのは、葉の上の夜露だったのだ。

しかし蕗と話をし、仲良く遊んでいるうちに、蕗の茎をすべり、土の中へ入って眠ってしまった。
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「さあ、ふきまんぶくは、春まで おやすみ。

春になったら、なかまたちと でておいで。それまで、土が おまえを だいていてくれるよ。」



ふきちゃんを探して、夜中村を探した父さん。

朝方やっと、蕗の葉の下で眠る、ふきちゃんを見つけた。


季節はめぐり、長い冬を過ぎて日差しが明るくなった頃、裸の山に一所、ぽっと暖かそうな場所があるのに気付いたふきちゃん。

そこは、夏にふきちゃんが眠ってしまった場所。

どうしてあそこだけ、いつも暖かそうなのかしら?


見るたびに不思議に思っていたふきちゃんは、とうとうある日、出掛けた。

そこでふきちゃんが見たものとは・・・


 * * * * *


昨日の1月21日は、七十二候の一つ『蕗のとう花咲く』でした。

息子は数日前、幼稚園から蓬の葉を持ち帰りました。

散歩の途中で摘んだそうです。

春は、もうすぐそこですね!

昨日までの三日間は、桜の咲く頃のような暖かさ。

たいちとの散歩も、とても気持ちの良いものでした。



さて、この本のタイトルになっている『ふきまんぶく』は、『蕗のとう』の事です。

この絵本の舞台となっている、田島征三さんが移り住んだ東京都日の出村(現在の日の出町)の言葉。

『まんぶく』とはまんじゅうの事。

『蕗のとう』はふっくらと丸くて、まんじゅうみたいだから・・・だそうです。


ふきちゃんは、その顔から皆に『ふきまんぶく』と呼ばれています。



ふき・・・

当時、田島征三さんには男の子が二人。

次に女の子が生まれてきたら、『ふき』という名にしようと決めていたそうです。

この話は、その娘になるはずの、女の子が主人公の世界。

男・男と続くと、お父さんは娘に色んな思いがあるようですね(ふふっ)


1972年のこどもの日、NHKでこの絵本の製作過程が放送されたそうですが、思いの他売れなかったようです。

高度成長期の日本と、田舎に移り住んだ田島さんとでは、大分温度差があったのではないでしょうか?

今の時代なら支持されるかも?


夏の夜に一人で山に星を拾いに出かけたり、ふきの葉っぱと会話をしたりと、一見幻想的なふわふわした物語。

しかし一方で、土の匂いのたっぷりとする、強い生命力が感じられるどっしりした印象も。

何しろ、田島さんの絵本ってその絵に、ものすごい迫力がありますからね。


それにしても、いい時代!

今では田舎であっても、山に一人で入っていって朝まで眠るなんて・・・有り得ないよね?




ところで、最近出始めた、ふきのとう・・・天ぷらにすると、ほんと美味しいですよね。

あの、ほんのり苦い春の味。

天ぷらならば、食べる息子たちです。

私は蕗味噌も好きなんだけど・・・

もうじき実家の庭にも出てくる頃・・・楽しみだわ~


春の食べ物って、解毒作用があるようです。

冬の間に溜まった毒を出してくれるとの事ですよ。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


 * * * * *

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Commented by melmo-44 at 2010-01-22 22:59
田島 征三さんの絵は、絵自体に迫力がありますよね。
ふきまんぶく、好きだな~!山菜食べるのも、好きだな~!
by yomuyomuehon | 2010-01-22 07:30 | 春の本 | Trackback | Comments(1)