絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


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かちかちやま




読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


むかし、あるところに、じいさまと ばあさまが すんでいました。

あるひ、じいさまは、やまのはたけへ まめまきに いきました。

じいさまが、

「ひとつぶのまめ せんつぶになあれ  ひとつぶのまめ せんつぶになあれ」

と まめを まいていると、きりかぶに すわっていた たぬきが、そのこえに あわせて、

「じいのまめ かたわれになあれ  じいのまめ かたわれになあれ」

と はやしたてました。

じいさまは おこって、たぬき めがけて くわを なげました。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


鍬は、見事たぬきに命中。

たぬきの足を縛って家に持ち帰り、ばあ様にたぬき汁にしてくれと頼んだじい様。

たぬきはじい様が居ない隙に、ばあ様をだまし、縄を解かせ、ばあ様を殺してしまいました。

ばあ様に化けたたぬきは、たぬき汁と言って、ばあ様の入った汁をじい様に食べさせたのです。


怒りと悲しみでいっぱいのじい様に、手を差し伸べたのはうさぎ。

仇をとってくれるとの事。


かや山で、萱を刈るうさぎの元に現れたたぬき。

たぬきの背負った萱に火をつけ、たぬきは大火傷。


今度は唐辛子山で、唐辛子を摘むうさぎ。

そこへ現れた、「このあいだはよくも・・・」と怒るたぬきに、それは違ううさぎだと答え、

傷口に効くぞと言って、唐辛子を塗ったから、さあ大変!


暫くして今度は松山へ行き、松の木を切っていたうさぎ。

そこへ現れた、「このあいだはよくも・・・」と怒るたぬきに、またそれは違ううさぎだと答え、

船を作って、魚取りに行こうと誘いました。

うさぎは自分の船は木で作り、たぬきの船は土で作ってやりました。

並んで川に漕いで行き、川の真ん中でうさぎが拍子を取って、景気良く船べりを叩くと、たぬきも調子を合わせて叩き始めました。

二人で調子を合わせて船べりを叩くうち、土で出来たたぬきの船は、崩れてたぬきもろ共沈んでしまいました。
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 * * * * *


何とも恐ろしい昔ばなし。


『ばば汁』を食べてしまったじい様の、悔しさと後悔の念は計り知れません。

そもそも生け捕ったたぬきを『たぬき汁』にしようとしたのですから、どっちもどっち?

まあ、このたぬきは畑を荒らす余程の悪たぬきだったのでしょうけれど。

だって、このたぬきは本当に憎らしい表情していますもの。



最近の絵本には、この「ばば汁」のくだりがあまりにも残酷だという事で、省略しているものが多いようです。

昔ばなしとは、本来そのまま伝えるべき文化遺産だと思うのですが、いかがでしょうか?

そして、やはりイソップ寓話同様、何やら訓示めいたものを秘めていそうで・・・



再話者の小澤さんは、この話を

1、動物同士(人間と動物)の命の奪い合い

2、人間が自然界を侵略している物語

3、究極の仇討ち物語


と捕らえていらっしゃるようです。



本来人間も、食うか食われるかの動物社会の一員。

飽食の時代、普段何とも思わず口にしている肉は、そもそも命あるもの。

そういった大切な命を頂いているという認識を、子供たちにも、そして大人の私達も持つべきですよね。

この絵本を読んで、そんな事まで考える子供がどれ程居るか分かりませんが・・・

しかし、単にばあ様を殺された残虐物語・仇討ち物語として捕らえるだけでは勿体無いかなって気がします。


 * * * * *


昨日の夕方、園にそうたを迎えに行った時のこと。

猪突猛進のたいちを追いかける私に、そうたが一言「おしょうがつに、いのししたべたからだよ~」

それを聞いていたNママ。

「え~、それも捕ったの~?」 (おいおい、それも?って!!)

「違う、違う、母が取り寄せたの」

「うちの実家の近くに、いのしし捕る人が居るから、捕ったのかと思った」

「そうね、島根から取り寄せた、天然ものだって言ってたもの、近くだね、確かに!!」



ちなみにNママに実家は、京都。

でも、御所の近くよね?

島根とはお隣です。

居るんだね~、天然いのしし。



私の実家は、確かにチョー田舎だけど、周りは田んぼで、まっ平ら。

関東平野のど真ん中。

山も林もありません。

たま~に、イタチが出る程度よ(ふふふっ)





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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Commented by ひろ at 2010-01-09 11:12 x
こんにちは☆
絵本空間Ⅱのひろです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

小澤俊夫&赤羽末吉のゴールデンコンビですね。
大好きです♪
小澤先生は大学で4年間お世話になりました。
弟の征爾さんがご病気との報道で、
最近よく思い出していました。
毎回、眼からうろこの講義で思い出深いです。
それにしても「かちかちやま」は激しいですよね~(汗)
でも、正しく継承されていくことを私も切に願っています。
Commented by キュートなうさぎ at 2010-01-09 16:25 x
松谷みよ子・瀬川康男さんの『かちかちやま』を読みました。
炎の迫力がすごかったですよ。
読み比べてみるのも面白いですよね。

さすが京都!いのししが出るんですね。
私の母校では、よく校庭を野うさぎが走り回っていました。
たいちくんの猪突猛進・・・私もかしら?
Commented by yomuyomuehon at 2010-01-10 07:12
うさぎちゃん、いつもありがとう!松谷さんのは、『ばば汁』出てこないよね?あまりに残酷で、書けなかったとの事らしいです。瀬川さんの絵は本当に素晴らしいので、是非読み比べてみたいです。私はまだ、読んでないの。ところで、野うさぎ!?流石に今は出ないでしょ?あなたが通っていた頃に比べ、あの辺りは大分開発されているもんね(ふふっ)
by yomuyomuehon | 2010-01-09 07:36 | 昔ばなし | Trackback | Comments(3)