イソップのおはなし

読んであげるなら 5歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
「よくばりな いぬ」より
おおきな にくを くわえた いぬが、はしを わたって いました。
はしの まんなかまで やってくると、かわを のぞきこみました。
「おや!」
おいしそうな にくを くわえた いぬが、みえるでは ありませんか。
* * * * *
(以下、あらすじです)
あいつを脅かして、あの肉も頂こう!と思った欲張りな犬。
「ううう~、わん!」
(ふふふっ)
お分かりですよね?
見たからに欲張りそうな犬は、降矢ななさんの絵。

中でも、息子が一番お気に入りのこの話(う~ん、絵が気に入っているのかな~?)
この絵本には、イソップのおはなしが、9話収められています。
読めばどれも、「ああ、知ってる~っ!」て、有名なお話。
スロヴァキア人で画家のご主人と7歳のお嬢さんと共に、スロヴァキアにお住まいの降矢さん。
『めっきらもっきらどおんどん』
『きょだいな きょだいな』
『おっきょちゃんとかっぱ』 等の絵より、この本の絵は重厚感があります。
確かにヨーロッパっぽい印象で、あちらでの影響が大きいのでしょうか?
板橋区立美術館では、降矢さんが師事する、画家で恩師のドゥシャン・カーライの展覧会が開催中。
『幻惑の東欧絵本 ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち』
降矢さんと、ご主人のペテル・ウフナールさんの作品も、並んでいるようですよ。
* * * * *
今日は月に一度の『この本だいすきの会』でした。
私が紹介したのは、上記の『イソップのおはなし』
イソップ物語は、動物寓話を中心とする寓話集。
すべての寓話に教訓が含まれています。
そうたはかなり気に入って、購入してから毎晩のように「よんで~!」と持ってきます。
一つ一つのお話の後、つい「だからね、・・・・」と説教じみた事を言ってしまいがち・・・
でも、これはご法度ですって。
子供は自然と考えるから、と小松崎先生は仰っていましたよ。
* * * * *
そして今日も、参加者からたくさん良い絵本が紹介されました。
「やまんばのにしき」 こちらはまた次回紹介します。
「なしとりきょうだい」
「だんごどっこいしょ」 こちらは、紹介したつもりでいたのですが、まだでした。また次回紹介します。
どれも昔話です。
皆さんは、昔話を読んであげてますか?
昔話・・・どれを選んだらいいか分からないって声をよく聞きます。
同じ話でも、いろんな本が出てますもんね。
1 誰(再話者)が書いているか?は、大きなポイントです。
2 そして3回の繰り返しが、間違えのない形でされていること。
(例えば、『ももたろう』なら、犬・さる・雉が、その順にちゃんと出てくること・・・等々
昔ばなしには、そのパターンが多いそうです。)
3 口承文学であるので、昔語りの口調が良いですね。
(例えば、「とんと むかし あったそうな」)
リズムも良いし、優しいですね。読んでいると気持ちがいい!
それでも分からないって人は、ポプラ社の「むかしむかし絵本」シリーズなら、問題ないでしょう。
小松崎進先生は、このシリーズに携わっていらしたそうです。
このシリーズの作家さんは、層々たる顔ぶれ。
先生は、
「昔の作家は日本語が上手かった」
「日本語ほど、美しく様々な擬態語を持つ言語は無い」と仰っていました。
雨の降る様子、雪の降る様子を表す言葉は、一つや二つじゃないですもんね。
先日も宮澤賢治の『やまなし』を読んで、本当にそう思いましたね。
小松崎先生がいつも仰る言葉
『読み語る』事は、言葉を伝える事。
絵本を通して、表現力豊かな子供を育てたいものです。
その為にも、美しい日本語の本を選びたいですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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